中山七里 『騒がしい楽園』2020/04/19

今朝、5時過ぎに目が覚めたので、朝の散歩に行ってきました。


カメラ嫌いの犬たちは、こちらを見ていたのにカメラを向けるとそっぽを向きます。
朝の日差しはいいですね。
大きな通りに2、3人通勤らしき人が歩いていましたが、それ以外の通りには誰もいません。
帰ってから犬たちは餌を食べ、寝る体勢になります。人間たちも朝食を取り、疲れたのでママは二度寝をと思って寝室に行こうとしたら、兄が気配に気づき起きてきました。
仕方ないので、ベッドにタオルを敷き寝せました。ベッドの半分占拠されました。


横になってグッスリ寝ています。
ママは二度寝ができず、本を読んでいましたとさ(笑)。



中山七里デビュー10周年連続刊行企画、第一弾。
1月から月ごとに1冊ずつ刊行されているそうです。
私としてはシリーズ物の4月の『合唱 峰洋介の帰還』と6月『ヒポクラテスの試練』、10月『銀齢探偵謝静おばあちゃんと要介護探偵2』、11月『復讐の協奏曲』は読みたいです。新刊はいつも図書館にリクエストして読んでいるのですが、5月以降どうなるのか微妙ですね。

埼玉県の片田舎にあった幼稚園から都内の幼稚園に赴任してきた神尾舞子。
自分の力を過信してたのか、どうもこの幼稚園は今までとは違い、うまくいきません。
幼児の声がうるさいから外で遊ばせるなとやってくる町内会長、我が子を隙あれば園に入れたいという待機児童の親、母親同士のトラブル、事なかれ主義の園長など色々と問題があります。
トラブルに振り回されている時に、園内で飼育している動物が殺されていきます。
警察に被害届を出してもお座なりにしか捜査してくれません。
魚類から始まり爬虫類→鳥類→哺乳類とだんだんと犯行が悪質になっていきます。
そして、恐れていたことが起こります。
舞子は同期の池波と生活安全課の古尾井に協力して犯人を突き止めていきます。

舞子先生は頑張っているのはわかるのですが、幼稚園教諭としてどうなんだろう。全く魅力のない人です。彼女より池波先生の方がいいですね。
今の幼稚園の抱える問題を扱っているので、そっちの方の話かと思ったら、違う方にいっちゃって、楽しみなドンデン返しも大したことなく終わってしまい、残念でした。
ミステリとして読むとハズレですが、幼児教育を扱っている人たちのお仕事の大変さがわかる本でした。