澤田瞳子 『ふたり女房』&『師走の扶持』―京都鷹ヶ峰御薬園日録2020/05/24

今日は兄を庭で遊ばせました。
兄犬は庭でマーキングをするので、あまり庭では遊ばせません。
弟は兄と一緒でなければマーキングはしないので、庭で遊ばせることが多いのです。
兄におむつをつけ庭に出すと、早速壁に向かってマーキングをしに行きます。
そのまま自由にさせておくと草を食べ始めます。
食べないように側に寄ると、走って逃げます。
弟の好きなボールを投げても側には行きますが、絶対に咥えません。
弟の匂いがついているからかな?
弟が使っていない骨を投げると、咥えて持ってきました。


やっと一枚、走っている様子が写せました。




京都の洛北にある幕府直轄の鷹ヶ峰御薬園で暮らしている元岡真葛は、母亡き後、三歳の時に父の元岡玄已が長崎に遊学に向かうため鷹ヶ峰に預けられ、御薬園預かりの藤林家の懸人となっています。
幼い頃から後薬園で育ったので、二十一歳の今では調薬と薬草栽培の卓越した腕の持ち主となりました。
医師としての技量も高いのですが、医師よりも薬草の世話をしている方が性にあっているので薬の作り手になろうと思っています。

真葛は父母との縁は薄いのですが、預けられた先がよく、義兄や義姉、御薬草園の人たちに大事にされ、この頃の女性としては恵まれた生活をしています。
そのせいなのか弱者に対して優しいのはいいのですが、ちょっとおせっかい。
義兄が止めても無視して行動したりするのはいただけないですね。喧嘩の仲裁なんかしたら、怪我しちゃいますよ。
若さ故の青臭さなのかもしれませんが、江戸時代の21歳というと女性は結婚しててもおかしくない年ですもの。
少しやり過ぎ感はありますが、患者に寄り添っていこうという姿勢はいいです。
『師走の扶持』では真葛は23歳になっていますが、本草学者小野蘭山の弟子の延島杳山との間がどうなるのか、続きがありそうです。

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