「グレイテストショーマン」を見る2020/07/27

この頃よくウエストエンドの若いウエールズ人たちがリモートで歌っているのを見ています。
また新しい歌がアップしたので、紹介します。
「The Greatest Showman」の中の「This is Me」です。
From Now On」も良かったのですが、今回も良い出来だと思います。

ステファン君がこの中の何人かと一緒に歌っているバージョンもあります。
Maredさんの声が好きなのですが、「Let It Be」は私的には今一でした。
きれい過ぎて、もっと泥臭いのが好きです。
今の所の私のお気に入りは、ちょっとキモい(?)トム君と歌っている、「For 
Good
」です。

映画館にはまだ行く気になれないので、安いDVDを買って映画を見ようと思っています。
「This is Me」や「From Now On」がどういう場面で歌われているのか見て見たかったので、このDVDを買ってみました。


実際に19世紀に活躍した興行師・P.T.バーナムを(1810ー1891)モデルにした映画です。
色々と事実とは違うところがありますが、ドキュメンタリーではないので、映画が盛り上がればいいのです。
(ネタバレあり)

貧しい暮らしをしていたバーナムは良家の令嬢との初恋を成就させ結婚。
しかし、仕事が長続きせず、なかなか暮らしは楽にはなりません。
貿易会社に務めても船が沈没してしまい、会社は倒産、彼を含め全員が解雇されてしまいます。
バーナムは沈没した船の登録証を持ち出し、それを担保にし銀行から融資を受け、「バーナム博物館」をオープンさせます。
人がなかなか来ないので、考えたのが世界中から様々な人(小人症の男、大男、髭の女、全身刺青の男など)を集めサーカスを作りショーをすることでした。
ショーは大受けでしたが、新聞では酷評され、町の恥だと抗議する人たちが出てきました。
お金は入ったのですが成金と言われ、いつまで経っても上流社会からはつまはじき。
そんな頃、上流階級の人たちからもてはやされていた劇作家のフィリップ・カーライルと知り合いになり、ショーの演出家としてリクルートします。
彼のコネでヴィクトリア女王とも謁見できました。
その時欧州随一のオペラ歌手と言われていたジェニー・リンドと出会い、彼女とアメリカ公演の契約をします。
公演は成功しますが、ジェニーはバーナムに好意以上を要求し、バーナムが断ったため、その後の公演は中止になってしまい、バーナムは巨額な借金を背負うことになります。
NYに戻った時、「バーナム博物館」は放火で全焼し、愛する有色人種のブランコ乗りを助けに行ったフィリップは大けがをしてしまいます。
妻はジェニーとのことでバーナムに愛想をつかし、娘たちを連れ実家に帰ってしまいます。
全てを失ったバーナムがやけ酒を飲んでいると、そこにサーカスの団員たちが現れます。
彼らはサーカスが自分たちの居場所だったと言い、サーカスを再建するようにバーナムを説得します。
そしてバーナムは・・・。

「This is Me」はジェニー・リンドが初めてNYで公演した後のパーティにサーカスの団員たちが出席拒否され、彼らが怒って無断でパーティに押しかけた時に歌われます。
家族からも疎まれ、いない物として扱われていたのが、ショーに出るようになり、やっと自分たちの居場所が出来たと思っていたのに、バーナムに拒否され、思わずパーティに押しかけるのです。(バーナムは結局は差別主義者だったの?)
誇りを持って、これが私と言い切る、素敵な場面です。
「From Now On」はバーナムがやけ酒をあおっていた時にサーカスのみんなに励まされ、もう一度やろうと思い直す時に歌われます。
この2曲もいいのですが、「A Million Dreams」や「Never Enough」も場面に合っていて、忘れられない歌です。
そうそう、フィリップとブランコ乗りのアンの場面が幻想的でした。

実際、サーカスの出演者たちはバーナムに利用されていた訳ではなく、後に大金持ちになっている人が結構いるようです。
バーナムは人間性に問題がありそうですが、ただのごうつくばりではなかったようです。

フィリップ役のザック君、懐かしいです。
どこかで見たことがあると思ったら「ハイスクールミュージカル」の主人公のトロイ君でしたね。
大きくなった(体も)のね。

映画としては短かったので、描ききれないものがあったとは思いますが、見て損はしないと思います。

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