畠中恵 『あしたの華姫』2020/10/16

まことの華姫』の続きです。


お華は木偶の姫様人形です。
江戸は両国の見世物小屋で話芸で木戸銭を稼いでいる芸人の月草の、言うなれば相棒みたいなものです。
お華の目は”真の井戸”の底からくみ出した、真実の水の玉であるため、まことの目を持つ”まことの華姫”と呼ばれており、お華には「特別な力がある」とか「真実を語る」とか噂になっていました。
両国を仕切る地回りの頭・山腰の親分の娘・お夏がお華のことを気に入り、ちょくちょく小屋に現れるため、月草たちはお夏のことを妹のように思い、彼女に何かあると直ぐさま助けに行くので、山腰の親分から頼りにされています(たぶん)。

ある日、お夏と山腰の親分が麻疹に罹ってしまいます。
お夏はまだしも、親分はお年ですから、周りは心配です。
もし親分に何かあったら、誰が跡を継ぐんだ?
跡目問題勃発!
間の悪いことに、親分が縁を切ったはずの息子や偽物の息子が現れ、親分の毒殺未遂事件があり、お夏の死んだ姉の許嫁が行方不明になり、お夏の婚約者希望者たちが親分の許しもなく争い、岡っ引きが親分に喧嘩を売り、華姫は自分の味方だといいふらしたり・・・。

いつもいつも親分から無理難題を押しつけられるのが月草で、木偶人形のお華とお夏を連れて駆けずり回っています。可哀想ですねぇ、お華は重いものww.
しかし、今回、新たに頼もしい味方が現れました。
それはお華のファンであるお華追い達(現代のオタクか?)とお華好きのおかみ達です。
彼らは頼りない月草のために色々な情報を仕入れてきてくれます。

お夏の相手に月草はどう?
意外と合うかも。お華ももれなくついてくるし、いいと思うけどねぇ。

スイスイ読めちゃうお話です。
一巻から読むと、お華とお夏の関係がよくわかっていいかも。


またパンを買ってみました。


角食と発芽小麦全粒粉のスコーン、ピーナッツペーストです。
輸送費が高いけど、電車に乗り買いに行くのはまだ嫌だし。
しばらくは二週間おきぐらいに頼みましょうかね。

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