ローラ・チャイルズ 『ラベンダーティーには不利な証拠』2020/11/12



近くの神社に行くと、綺麗な紅葉が・・・。銀杏はまだ黄色くなっていませんでした。


「インディゴ・ティー・ショップ」のオーナー、セオドシアは同店のティー・ブレンダー、ドレイトンと一緒に、クリークモア・プランテーションで行われたイギリス式のシューティング(狩猟)・パーティに参加していた。
セオドシアは狩猟鳥を撃ったことがありますが、ドレイトンは散弾銃を持つのは初めて。
これくらいで止めておこうと思った時に、右の方から一発の銃声が、散弾銃ではなく拳銃の発砲音が聞えました。
セオドシアとドレイトンに割り当てられた場所ですから、他にパーティのメンバーがいるはずがないのにです。
セオドシアがどこから聞こえたのか調べに行くと、男性が草むらに倒れていました。
それはドレイトンの親友でシューティング・パーティの主宰者のレジナルド・ドイルでした。息はあったのですが、しばらくすると亡くなってしまいました。

警察からの聞き取りも終わり、セオドシアとドレイトンが家に帰ろうとすると、亡くなったドイルの妻のメレディスから一泊して欲しいと頼まれます。
不本意ながら二人はプランテーションハウスに泊まることになり寝ていると、火災が起こります。
セオドシアは火災は偶然ではなく、証拠を隠滅するためではないかと思います。

月曜日の朝、セオドシアがお店で働いていると、メレディスがやって来て、セオドシアの叔母のリビーから彼女が問題を解明し、手がかりを見つ出す天才で、不可思議な殺人事件を解決する天才だと聞いているので、力を貸して欲しいと頼まれます。セオドシアはドレイトンの力を借り、事件に関係する人たちから話を聞いていくことにします。

さて、お楽しみのお茶会は、「風と共に去りぬのお茶会」と「ラベンターのお茶会」です。
「風と共に去りぬのお茶会」の方を紹介しましょう。
ティー・ショップに南部らしさあふれる優雅な雰囲気の装飾をし、セオドシアは白地に緑、ヘイリーはピーチ色のドレス、ミス・ディンプルはピーチツリー・ストリートの古株女性に変身し、ドレイトンは本物のチャールストン紳士のようにネクタイと燕尾服を着ています。
入り口にレッド・バトラーの等身大パネルが置いてあります。どこから手にいれたのか聞きたいですわ。
お料理はスイートポテトのスコーンに糖蜜とジャム添え、リンゴとペカンのサラダ。メインは飴色に炒めたタマネギを添えたトウェルブ・オークス・バーベキュー・サンドイッチ。デザートはジョージア風ピーチコブラーとスカーレット・オハラのケーキ。
飲み物はオリジナルのピーチをブレンドした紅茶とピーチ風味のアイスティー。

トウェルブ・オークス・バーベキューってどんなのでしょうね。
アメリカには色々なバーベキュー・ソースがありそうですね。
日本では生姜焼きが一番?

セオドシアのやり方がだんだんとアグレッシブになってきていますし、手がかりを手に入れても、警察には知らせず、自分から危険に飛び込んでいくようになっています。
素人っぽいところがよかったのに・・・。
ティー・ショップではなく探偵事務所をやった方がいいのではないのと言いたくなりました。
次はアメリカで来年の3月に出版されるようなので、英語で読んでみると少しは印象がかわるかしら?

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