冬森灯 『縁結びカツサンド』2020/12/06

第一回おいしい文学賞の最終候補作品だそうです。
受賞作は白石睦月さんの『母さんは料理がへたすぎる』です。2018年3月に受賞が発表され、発売が今年の1月。
この本は10月に発売ですから、書き直したりするのに時間がかかるものなんですね。文壇デビューも大変ですね。
そういえば第二回おいしい文学賞はないみたいですね。応募者が少なくて止めたのかしら?(あくまでも私の想像です)


東京の駒込うらら商店街にあるパン屋「ベーカリー・コテン」はいたって普通の、どこにでもあるような昔のパン屋さんです。
そこで働いているのは、二代目の主人と奥さん、そして三代目の息子・音羽和久。
おじいちゃんが亡くなり、和久がフレンチのシェフを辞めて、パン屋を継ぐために戻ってきたようですが、和久は自分の作るパンに自信がありません。
その迷いが焼くパンに出て、常連のお客さんにいつも 怒られています。

お話は4話。
結婚に迷う女性と終活が上手くいかない男子学生、クラスで浮いてる小学生の女の子の三人の常連さんに関わるお話。
そして商店街の夏祭りで屋台をやることになった和久と幼馴染みの肉バカ、肉屋の賢介たちが健闘するお話。
それぞれに美味しいパンがついてきます。
ドーナツ、カレーパン、コロネ、カツサンド。
なんか書いていて普通のパンではないなぁと思いました。
普通にパンというと、食パンとかフランスパンとかを思い浮かべるような・・・。
今は菓子パンとか調理パンが主になってきているので、いいのでしょうけど。
題名になっているカツサンドのお話がちょっと他の三話と違うかなと思ったりしましたが、美味しいものが出てきたので許します(上目線?)。
でも一言言うと、和久のパンじゃないでしょ。カツも自分で揚げてないでしょ。
残ったソーセージはどうしたんだ。

強烈な個性の登場人物が出てきて、面白かったです。
これがデビューだそうですが、次はどんな作品になるのでしょうね。
これをシリーズ物にしてもいいかも。
でも次回作はよっぽど話題にならないと読まないかも(ごめん)。


リビングはフローリングなので、犬たちは自由に歩かせていませんが、絨毯が汚くなったので、そこで遊ばせることにしました。
兄は絨毯に背中をこすりつけてせっせと臭いつけをしています。
しかし弟は兄のような犬らしいことはせず、一途に遊んでくれと言います。
ポテトのおもちゃを渡すと、すかさず遊んでのポーズ。


最初は「持ってこい」だったのに、しばらく経つと「取ってみろ」になります。


こうなると面倒なので、ママは無視をして、兄と遊びます。
兄はおもちゃよりもママと遊ぶ方が好きです。ひょっとしてママがおもちゃか?

多頭飼いしても我が家みたいに一緒に遊ばない場合があるので、気をつけてくださいね。飼う時に互いの相性をみるのも大事みたいです。
弟は兄のことが好きなんですけど、兄は嫌みたいです。
それでも兄は先に食べてもいいと言っても、弟を待ってから食べます。弟は兄なんか待たずに食べ始めますけど。

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