「これが私の人生設計」を観る2021/01/05

題名からするとシリアスっぽい感じですが、コメディですので、間違えて観ないようにしましょう。(ネタバレあり)


セレーナ・ブルーノは過疎化が進んでいるイタリアの田舎で育ちました。
ローマ大学建築学部の卒業制作が海外で賞を取り、それから世界各国の大学で修士号を取り、モスクワ、ドバイ、北京、ワシントンなどで建築家として仕事をしてきました。
ここ数年はロンドンで仕事をしていますが、それも飽きてきたみたい。
だってイギリス男は無作法、天気が変わりすぎ。一日の間に雨⇒晴⇒雪ってありえない!
外国暮らしを満喫してきたはずなのに、何だかこの頃、イタリアが恋しくなってきました。
それでイタリアに帰ろうと思い、みんなに言うと・・・みんなは黙ってしまいます。
何故?

早速イタリアで仕事を探しますが、イタリアの建築業界って完全な男社会で、ろくな仕事がありません。
1年で貯金がつき、セレーナはウエイトレスのアルバイトをすることにします。
レストランのオーナーのフランチェスコは超イケメン(ポスター見て!身体もすごいのよ、ww)。ウエイトレスたちはみな彼を狙っています。もちろん、セレーナも。
しかし彼はゲイだったのです。
バイトで丁寧に料理の説明をするセレーナを見て、フランチェスコは彼女のことが気に入り、一緒に住むことになります。

ある日、バイクが壊れ、困っていると、2人組の男性が直してくれると言ってきます。預けると、乗ってかれちゃいました。ようするに盗まれちゃったんです。
唖然としていると、目の前に大きな公営住宅がありました。どんな建物か見て回っていると、「共同スペースリフォーム案募集」という張り紙があり、興味を持つセレーナ。
変なおばあさんに怒鳴られ、何故か彼女の水を運ぶことになってしまいます。
部屋に着くと、ご馳走をしてくれたので、まあ、いいか。
それからはチョコチョコ訪れて、おばあさんやそこにいた若者たちにインタビューして、設計案を練っていくセレーナでした。

公営住宅のコンペの面接でセレーナは男性建築家「セレーナ・ブルーノ」のアシスタントと間違われましたが、彼女の案が採用されます。セレーナはフランチェスコに「セレーナ・ブルーノ」になってもらい、有名建築家リパモンティの事務所で働くことになります。
フランチェスコは上手くセレーナの代わりができるでしょうか?

イタリアの建築業界って酷いんですね。(ひょっとして建築業界だけじゃないということもあるかしら?)妊娠したら解雇なんて、契約書に書いていいの?
日本も似たようなものだったけど、今は変わっているわよね。(と思いたい)
大成建設株式会社のCMが好きですが、女性の建築家?(現場監督?)がでてくるのがありますよね。ってことは女性も数少ないかもしれないけど、働いているということよね。
(今知りましたが、新海誠監督が作っているんですね。納得。)

めげずに頑張るセレーナ、イケメンだけどちょっと可笑しいフランチェスコ、セレーナの大声を出すおばさん、可愛らしい息子ちゃんなど濃いキャラの人が多いです。
女とゲイは差別の対象というところは嫌ですが、映画は笑うところが多く、楽しくみることができました。
働く女性にお勧めの映画です。男社会にめげずに働こうね!
(小さいお子さんとは一緒に見ない方がいいと思います、笑)

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