ジョアン・フルーク 『ラズベリーデニッシュはざわめく』2021/02/01

この本、原書を買ったのですが、何ページか読んでそのままになっていました。
アガサの方が面白そうだったので…。
アガサの新しい翻訳本『アガサ・レーズンの探偵事務所』が出ました。
アガサがエマの探偵としての優秀さに嫉妬をしていることを、私は本の紹介で書かなかったのですが、出版社の本の紹介ではそこがしっかりと書かれています。
読者を引きつけるために何を書けばいいのか、出版社はよく知っていますね。


<クッキー・ジャー>を経営しているハンナは、ロス・バートンとめでたく結婚しました。ところが夫のロスが出ていってしまったのです。理由も告げず、どこに行くかも言わずに、急に。
失意のハンナに周りの人たちはとっても優しいです。特にハンナの元ボーイフレンドのノーマンは。ロスなんかどうでもいいから、ノーマンと…と思いますわ。

ある日、妹のミシェルがタンスの引き出しに入っていたロスの車のキーを見つけます。ハンナはロスがミシェルに車を使ってもらいたいということだと思い、車が必要なミシェルにロスの車を使わせることにします。しかし、ロスのアシスタントのPKが車を修理に出したと聞き、ハンナとミシェルは車が直るまで、PKにロスの車を使ってもらうことにします。

ある夜、PKから電話がきますが、何か変です。
PKはロスの車を運転していて、ビデオ通話をしてきたのですが、お酒かドラッグのせいで朦朧としているようなのです。
ハンナは急いで保安官助手のマイクに動画を送り、現場に急いで行くように頼みます。もちろん自分もミシェルと一緒に現場に向かいます。
それなのにPKはこの事故で亡くなってしまいます。
後で彼の様子がおかしかったのは、職場にロス宛てに何者かが送ってきた薬物入りのチョコレートを食べたためであることがわかります。

ハンナを元気にするには殺人事件以外、何もいらない、笑。
調査していくうちにロスがハンナに多額のお金を残していたことがわかります。
このお金とPKの殺人と何か関わりがあるのか?
疑心暗鬼のハンナです。

最後にロスが何故ハンナの元を去ったのかがわかります。
なんか期待していたのに肩すかしでした。おもしろくないわぁ。
次は読まないかも。

クッキーのお店を経営しているという設定なので、美味しそうなお菓子のレシピがついています。
例えば「オートミール・レモン・クッキー」を作ってみようかと思ったら…。
gramではなくてcupで計量します。(計量器がなくてもいいのでcupの方がいいかも)
え、ベーキングソーダ(重曹)を使うの。まさか掃除用の重曹は使えないわよね。
中力粉?そんなのあるの?
バニラエキストラクト、え、何これ?バニラエッセンスじゃないの?
などとアメリカと日本の違いがあって、すぐには作れません。
バニラエキストラクトは通販で買えるようです。
薄力粉、中力粉、強力粉はグルテン含有量の違いなのだそうです。
中力粉は日本で言ううどん粉だそうです。うどん粉ってスーパーで売っているかしら?(これも無ければ通販で買えます)
一番問題なのは、量が多そうなことです。一体クッキー何枚できるの?
約5ダース分ってことは・・・60枚もいらないわぁ!

お菓子作り初心者の疑問です。
レシピに60枚分の分量が書いてある時に10枚のクッキーを作りたい時は、単純にすべての量を六分の一にすればいいのでしょうか?
お菓子は分量通りにしないととんでもない目にあうと言いますよね。
クッキーなんかは失敗がないかもしれませんが、ケーキなんかの時はどうなんでしょう?
せっかくレシピがついているのに、失敗が怖くて試せませんわ、笑。
どなたかお菓子作りのベテランさん、教えてくださいませ。(゚゚)(。。)ペコッ