ロバート・ベイリー 『ラスト・トライアル』2021/02/15

東日本大震災から10年が経とうという時に地震が起こるなんて、何か嫌な感じです。結構長く揺れ、あの時も揺れが長かったのを思い出しました。
家の兄犬が寝ていたのに、ハウスから飛び出てきました。


彼の寝ているところに本棚があるので、本が落ちてくると危ないので、寝場所を変えた方がよさそうです。
テントや食料など蓄えておいたので、3日はどうにかなるかもしれませんが、マンションが崩れてしまうと、どうなるのか心配です。
何かの時にどう行動したらいいのか、シミュレーションしておくといいかもしれませんね。
日本は災害に弱い国だということ肝に銘じておきましょう。


元大学教授トム・マクマートリー・シリーズの新作です。

相棒のリックが家族の不幸で一時故郷に戻ることになったため、トムはしばらく一人で弁護士業務を行うことになりました。
そんなある日、事務所に行くと、ひとりの女の子が彼を待っていて、母親のために弁護してほしいと言います。
彼女はローリー・アン・ニュートンと言い、父親は三年前にヘンショーでの交通事故で亡くなった運転手のデューイ・ニュートンで、母親は売春の罪で服役したウィルマ・ニュートンだというのです。あの因縁の裁判の関係者です。(『ザ・プロフェッサー』参照)
ウィルマは、ヘンショーの裁判で逮捕され、出所したばかりのジャック・ウィリストーン殺害の容疑者として逮捕されたのです。
彼を殺害した銃の所有者がウィルマで、銃には彼女の指紋がついていました。
トムと法廷で争う相手は彼の教え子であり友人でもある人たちでした。
トムはローリーのために弁護を引き受けることにします。

物的証拠はすべてウィルマが犯人であると示しています。
勝ち目のない裁判にどうトムは挑むのか。

一作目『ザ・プロフェッサー』、二作目『黒と白の狭間』、そして三作目がこの本『ラスト・トライアル』です。
このシリーズは四部作ということなので、四作目の『The Final Reckoning』の翻訳が待たれます。
とにかくトムの身体が心配です。
後書きに著者の妻と父が肺がんで、父は亡くなり、妻は寛解したと書いてあります。このことが癌を患うトムを描くことに深みを与えているように思います。
最後にトムがどういう生き様を見せてくれるのでしょうね。


夫がランチにサンドイッチを持って行くので、たまにパン屋のパンも買っています。


渋谷(だと思う)のお店のパンを送ってもらいました。
2週間ぐらいかかると書いてあったのに、すぐに届きました。(予定が狂ったわ)
今週末にもパンが届くので、しばらくパンばかり食べていそうです。