「チア・アップ!」を観る2021/05/25

元気の出る、楽しい映画を観たいと思って観てみました。
そろそろお年かなと思う女性向けの映画です。
男性でもダイアン・キートンのファンなら、嬉しい映画です。
(ネタバレあり)


子どものいないマーサはガレージセールを行い、46年間住んだアパートを引き払い、シニアタウンに引越することにします。

一人でひっそりと余生を送ろうと思っていたのに、お節介な隣人のシェリルがやってきて、色々とお誘いを受けます。
ポーカー、ランチ、ビンゴ、ボウリング…。
ホント、しつこい人です。
マーサが何日も外出しないでいると、家に忍び込んできます。

でもマーサはシェリルに救われます。
マーサの母親が病気でできなかったチアリーディングを、シェリルはここでやってみたらいいんじゃないとけしかけ、マーサはその気になります。

オーディションをすると、チアリーディング未経験の様々な女性たちがやってきました。
メンバー8人の「サン・スプリングス」のできあがりです。
練習をすると、肩が上がらない、めまいがする、膝が痛い…老人あるある。
それでも身体を動かすことは楽しく、2週間後のシニア発表会ヘ向けてメンバーたちは生き生きと練習をしています。

そのうち委員のビッキーの意地悪で練習場が借りれなくなります。
それならとシェリルは孫のベンの学校で行われる壮行会に飛び入り参加する取り決めを学校としてしまいます。
おばあちゃんがたの登場に周りは冷やかしの声を上げますが、最後は大喝采。
その時撮った動画がネットにアップされ、拡散され、再生回数がうなぎのぼりに。
しかしそれがシニアタウンの委員会に知られてしまい、活動禁止になってしまいます。

シニアタウンの発表会に出られなくなり、意気消沈するメンバーたち。
マーサとシェリルは動画をネットに上げた人物(クロエ)を探し出し、家まで押しかけます。
たまたま親が不在中で、パーティをやっていたので、親にばらすぞと脅しながら、クロエに振付コーチをしてもらいたいと頼みます。
しぶしぶ引き受けたクロエですが、おばあちゃんがたの頑張りに感化され、本気で教えるようになります。
マーサたちはチアリーディングのコンテストがあるのを見つけ、参加することにします。

コンテストへ向け練習に頑張っていたマーサでしたが、心配していたことが起こり、マーサはシェリルに今まで隠していたことを話します。
シェリルはそんなマーサに寄り添うのでした。

コンテスト当日。
おばあちゃんたちはどんなチアリーディングを見せてくれるのでしょうか。

年を取っても、やりたいことはやった方がいいですね。
もちろん周りは色々と言います。
日本でなら言われそうなことが、アメリカでも言われるのですね。
夫がチアリーディングをやるなんて品位がないだらしのない女だ、家を空けるな、オレが死ぬまで待てとか言うなんて、そんな相手はゴメンです。
(うちは大丈夫かしら?)
息子も親のお金を取り上げ、管理して、親がやりたいことをやらせないなんて、何様なのと言いたくなりました。
意外とアメリカ人も体面を気にするのですね。

この映画を撮った時、ダイアン・キートンは74歳だったそうです。
服装が素敵で、真似したいのですが、痩せなくては…笑。
そうそう、ダイアンのファンの男性方、彼女のおみ足がおがめますよ。
エンドロールは必ず観てくださいね。

アメリカには実際にシニアのチアリーディングチームがあるそうです。


今週のおやつ。よねむらオリジナルクッキー。


甘さ控え目で、固いクッキーです。
抹茶とか七味、柚子、ジンジャー、黒糖きなこ、醤油ぶぶあられなど日本的な味のクッキーです。
私は醤油ぶぶあられが気に入りました。
エシレのような濃厚なバター味が好みの人にはちょっと物足りないかも。