「わたしに会うまでの1600キロ」を観る2021/08/01

外国の美しい風景を見るための旅ということで、今回はアメリカです。
「星の旅人たち」の若い女性版だと思ったら、ちょっと違いました。

主人公が歩くのは、パシフィック・クレスト・トレイル(Pacific Crest Trail、略称PCT)というアメリカ合衆国の長距離自然歩道。
メキシコ国境からカリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州を経てカナダ国境までの総延長距離4265㎞。(アレ、映画では1600㎏ですね。はしょったのかしら?)
アメリカの三大自然歩道のひとつで、難易度は中級から上級とのこと。
「星の旅人たち」の巡礼の道がお子様の道に思えます。だって宿泊施設は整っているし、ワインと美味しい食事はあるし、沢山の人たちが歩いているから、女性一人でも安心ですもの。
このPCTは違います。原題が「Wild」ですから。
(ネタバレあり)


シェリル・ストレイドは離婚を機に、PCTを一人で歩くことにします。
それまでの彼女の人生は愛する母親が亡くなってからどん底でした。

ウエイトレスをやりながら、やっと娘と同じ大学に入って好きな勉強を始めたという時に母に腫瘍が見つかります。
それまでの母はDV夫と離婚し、独りで娘と息子を育てていました。いつも歌っているような明るい母でした。
弟もシェリルも母の死を乗り越えられず、自暴自棄の生活をするようになっていました。
シェリルは優しい夫がいるにもかかわらず、誰とでも寝て、その果てにヘロインにまで手を出すようになっていました。
夫に助けられ、このままではいけないと思い離婚し、母が誇りに思ってくれていた自分を取り戻すために、たまたま目についたPCTのガイドブックを手に取り、歩くことにしたのです。

彼女の装備を見て驚きました。だってすべてが新品。ハイキングもしたことがないのね。必要だと思う物を何でも買って持って来たという感じです。
箱から出し、ザックに入れると何キロになるの!
担げなくて、床に転がってやっと担いだ姿には、唖然としました。
その上、大事な靴はピッタリしたものを履いているんですよぉ。
元ワンゲル部の私には信じられませんでした。
それじゃあマメもでき、爪も剥がれるわよねぇ。
でもアメリカの良いところは、靴が合わないことを業者に言うと別のサイズの靴をタダで送ってくれるのよ。
もっと笑ったのは、足のマメを治療している時に脱いだ靴を谷に落としてしまうところです。ちょうど山を歩いていたので、靴は取りに行けません。
ゴムのサンダルをガムテープで補強して履くなんて…、信じられませんわ。
他にはテントの張り方を知らなかったり、ガスバーナーのガスが違っていて使えなかったり、水や食料がなくなって困ったりしています。
女一人ですから、ヒッチハイクをしたり、道の途中で人と会ったりしても、用心しなければなりませんよね。どんな人たちかわかりませんからねぇ。
映画では危ない目に遭いそうになっても上手く逃れられたようですが、本当はどうなんでしょうね。

道は険しく、砂漠、山道、岩場、雪道、草原など変化に富んでいます。
いや~ぁ、アメリカは雄大ですねぇ。
こんなところを何もかも初めてで歩いてしまうというのは、すごいことです。
主人公と同じ25歳か26歳の頃の私には絶対にできませんわ。というかやろうと思いませんけど、笑。

興味を持った人は予告編を観てみてください。映画の雰囲気がわかると思います。
映画ではサイモン&ガーファンクルの「コンドルは飛んでいく」が印象的に使われています。
母との思い出の歌で、道の途中で出会った男の子が歌う歌は「Red River Valley」というアメリカのフォークソングです。

西條奈加 『婿どの相逢席』2021/08/03



小さな楊枝屋の四男坊・鈴之助は、大店の仕出屋『逢見屋』の長女・千瀬に見初められ、『逢見屋』へ婿入りすることになります。
男ながら玉の輿などと揶揄されていますが。
この時代、長男以外の男子は長男が死んだ時のスペアぐらいにしか思われていなくて、可哀想ですね。

さて、鈴之助はというと、千瀬とは相思相愛で楽しい毎日と言いたいところですが、嫁に入ったのと同じですからそうは問屋が卸しません。
祝言の次の日、申し渡されたのが、婿がすべきなのは跡取りを作ることだけで後は何もするな、ですから。
『逢見屋』は代々、女が家を継ぎ、女将として店を差配してきたそうです。
ようするに初代逢見屋は遣り手で、油や雑穀、飛脚の問屋を次々と成功させ、その儲けで仕出屋を始めたのですが、二代と三代が継いだ二十年の間に問屋がすべて潰れ、唯一妻の女将がまわしていた仕出屋だけが残ったというのです。
そんなの聞いていないよぉ~、と思う鈴之助ですが、千瀬は鈴之助に、「私は鈴さんの才を高くかっている」と言います。
鈴之助の才とは、「人の気持ちを和らげて、その懐にするりと入っていく」ことだそうです。

鈴之助は腐らず、逢見屋で自分のできることを一生懸命やっていき、逢見屋の忌まわしい呪いを解いていきます。

なるほどと思った言葉があります。

「あたりまえこそが、もっとも恐ろしい敵となり得る。
 外れたとたん、白い眼を向けられ、容赦なく石をぶつけられる。丸く描かれた円     から、尖った切っ先が突き出したり、円からとび出せば、はぐれ者の烙印を押される。
 世間の識から逸脱し、それでも後ろ指をさされまいとするなら、己を厳しく律し、後々の不安の芽は、すべて摘み取らなくてはならない」

男が継ぐのがあたりまえの時代に女が継ぐということがどれだけ大変なことか。
そのために取捨選択してきたものがあり、それが後に災いをもたらすこともあるのです。

新聞の連載小説を一冊にしたようです。
西條さんらしいほっこりとした後味の残るお話です。


今週のおやつ。
マドモアゼルCのクッキーです。二度目の購入。


紙包みがピンクで可愛いのですが、缶は白一色なので、何にでも使えます。
でも薄いピンクにすると、もっといいかもしれませんね。

僕たちは元気です♫2021/08/04

犬たちは元気ですが、昨年からずっと自粛生活をしてきたママはお疲れ気味です。
なんか色々と空しくなるこの頃。何もしたくありません。
こんな気分の時は犬たちと遊ぶに限ります。

最初に兄と遊びます。彼はママの汗のついたハンカチが大好きです。
ハンカチを結んで投げると持って来ます。そして結び目を噛み始めます。


そのうちにひっくり返ってのたうち回ります。


この頃はわざとひっくり返ったお腹を撫でてやります。そうするともっとのたうち回ります。


今までは階段でふせをすることがなかったのですが、こういう風にステップでくつろぐようになりました。

弟はおもちゃの持って来いを命を懸けてやっています。
疲れすぎて口でくわえられなくても、おもちゃを追いかけます。


「ママちゃん、僕は用意が調いました。投げてください」


「まだまだ、僕は持って来れます」


「大丈夫です」


「大丈夫ですって」
と言いながら、足が横になっていますよ、笑。


「僕は強い子です」


「でも、ちょっと疲れたなぁ…」


「お前は何でそんなに疲れるまで走るんだよ。バカか?」


「ママ、おやつちょうだい」とねだる兄。
ボーロの袋を取り出すと、すかざず兄はソファの上に上りました。


兄はソファの上で待ちます。
弟には30㎝以上おやつを離して置きます。
ママはケチなので、おやつは1日一粒か二粒のボーロしかくれません。
その点パパはおやつで犬の機嫌を取っているので、ママに内緒でチュールをくれます。


「ママ、僕疲れたので、部屋に戻っていいですか?」
と言っていますので、部屋に戻しました。

昨日はママと兄がベッドでくつろいでいると、弟は部屋から抜け出して、兄のベッドで寝ていました。
兄弟共に部屋からの脱走が流行っているようです、笑。

青木祐子 『レンタルフレンド』2021/08/05

いつも面白いお仕事本を書いてくれている青木さんが、今回書いたお仕事は、「レンタルフレンド」。
一般的に「友だち代行」とか「友人レンタル」とか言うのかしら?
本の中では「派遣フレンド」とか「仮友」って書いてあるけど。
大分前のニュース番組で結婚披露宴で出席者が足りない時に、友人・来賓代行を派遣するサービスがあると報道していたので知っていましたが、結婚披露宴だけではなかったのですね。
一見簡単そうな仕事ですが、奥が深くて、私にはできませんわ。


七実は26歳、株式会社『クッキー&クリーム』という女性専用の人材派遣会社に登録しています。仕事はフレンド要員。社員ではなくフリーランスです。自分のサイトがあり、そこでも仕事を請け負っています。
以前は七つ丸商事本社の営業部の事務員でした。最初は会社の先輩に頼まれて結婚披露宴に出席したのですが、その披露宴の後、人材派遣会社の社長・南城与里子からスカウトされたのです。
始めは集団で仕事をこなしていましたが、一年経ってからは依頼人と一対一のデートができるようになり、七実と年間契約を結びたいという女性が現れてから商事会社を辞めて独立しました。

ランクは松竹梅とあり、『梅』は写真撮影や少し会ったりLINEするだけのショートコース。『竹』は二人で楽しく遊びに行きましょうで、時間は四時間、経費別で三万円。『松』は依頼者以外の人と会ったり、さくらとして何かに出席します。

四つの依頼のお話です。
第一話:大学4年生の香住からのデザートブッフェへの同行依頼。
第二話:ヘアメイクアーティストMISAから、女優志願という設定で、一緒に観劇に行くという依頼。
第三話:常連の翻訳家・野枝から検査入院するので、猫の面倒をみて欲しいという依頼。
第四話:26歳の綾音から婚約者のパーティに友人として参加してもらいたいという依頼。
それぞれの依頼人に七実は事前面接をして人物を確かめ、どういうフレンドを求めているのかをリサーチし、当日は求められる人格になりきり、依頼人のピンチの時には臨機応変に介入していきます。

七実のいいところは、友だち代行とはいいながらも、依頼人のことを考えてちょっとおせっかいをしていくところです。
レンタルフレンドを必要とする人にはそれぞれ深い事情があって、友だちに頼めないことってありますからね。
読むと友だちのいない可哀想な人が頼むのねという思い込みが崩されますよ。
私はレンタルフレンドは頼まないかもしれないけど、保証人は頼んでもいいかもと思いました。

簡単に読めるお仕事本です。
レンタルフレンドって何とか、私友だち少ないので頼んでみたいとか、そう思う人も思わない人も興味が持てたら読んでみて下さい。
女性向きかな。男性だったら第四話で、こんな男ばかりではないと怒るかも、笑。


ママと持って来いをしていたら、ポテトが扇風機に乗ってしまいました。


弟は怖くてポテトを取れず、見ているばかりです。
何も怖いことがないのにね、笑。臆病なヨーキーです。

道尾秀介 『風神の手』2021/08/06

「神」シリーズの二作目。
最初はミステリーではなくてロマンスかと思うような内容ですが、我慢して読んでいると、だんだんと昔と今が繋がっていきます。


「心中花」
遺影専門の写真館「鏡影館」を訪れる母と娘。
「鏡影館」に飾ってある、亡くなった人の写真を見ていると、母の知り合いらしい「サキムラ」という人の写真が見つかります。急に母の様子が変になり、遺影向きの穏やかな表情をつくれないと言い出したので、遺影は撮らずに帰って来ました。

二十七年前、奈津実は河原で写真を撮っている男と出会います。
彼は数日前に友だちと行った火振り漁の漁師でした。彼は崎村と言い、東京の専門学校で映像の勉強をしていましたが、家の事情で学校をやめて戻ってきたそうです。万華鏡で撮った写真を見せてくれるということで、それから漁のない雨の日と満月の日に二人は会うことになります。
この時奈津実は崎村に嘘の苗字を告げます。

三ヶ月前、奈津実の父の経営する中江間建設が護岸整備工事で事故を起こしました。父は事故を隠蔽しようとしましたが、週刊誌が情報を掴み、露呈したのです。
父は会社をたたみ、県外に仕事を見つけたので、奈津実たちは秋に町を出ることになっていました。

順調に交際を続けていた崎村と奈津実ですが、火振り漁の最終日に、二人の運命が
変わります…。

「口笛鳥」
茂下駄昴こと「まめ」は真鍋カメラ店の店長を騙し、コンパクトカメラを盗みました。しかしそのカメラはカメラ屋の息子と名乗る大きな男に取られてしまいます。
その男は転校生の佐々原學で、自分と同じ小学五年生でした。
真鍋と佐々原、苗字が違う…。不思議に思うまめ。
早速彼と話をし、カメラは二人で使うことにし、佐々原を「でっかち」と呼ぶことにします。

ある日、でっかちが変なことを聞いてきます。まめの父親が何かの理由で悪いやつらに捕まったら、どうすると。
心配になったまめはでっかちの家に行くと、でっかちはびっくりパーティに行ったと言われます。でっかちの叔母の智恵と話しているうちに、まめは隠されたでっかちの生い立ちを知り、でっかちの言った父親が誰なのかに思い当たります。
まめはでっかちに加勢するために急いである場所に向かうのでした。

「無情風」
島崎源哉は祖父の遺影を見に鏡影館に行きました。そこで七年前に会ったことのある女性に再会します。彼女は母親と一緒に源哉の父に会いにきていたのです。父とどういう関係の知り合いかと尋ねると、ちょっとした知り合いとはぐらかされました。
彼女は歩実と言い、看護師をしているそうです。二人で話していると、「ノカタ」というおばあさんがやってきます。

野方逸子の夫が死に、野方建設は風前の灯火でした。このままでは…と思っている時に家に「イザワ」と名乗る男が現れます。
彼は逸子に、中江間建設が請け負っている護岸工事の仕事を野方建設が請け負うことができるかもしれない、上手くいったらお礼をいだだけたらと言い出します…。

「エピローグ 待宵月」
第一回ウミホタル観察会にまめとでっかち、でっかちの妻子、源哉、智恵たちが集います。

このお話も、嘘から始まり、その嘘から様々な人たちの運命が変っていきます。
『龍神の雨』ほど悲惨ではなく、どちらかと言えばハッピーな終わり方です。
次々と繋がっていく人と人の関係に、自分の人生もどこかで誰かと繋がっていて、影響を与えているのかなと思えました。
混乱しないように、人間関係を整理しながら読むといいでしょう。

残念ながら、この本も私の好みではありませんでした(ゴメン)。

美味しい映画2021/08/07

美味しいお料理とお菓子を扱った映画を紹介します。どちらもヨーロッパの国の人種の多様性がよくわかる映画です。
(少しネタバレあり)


代々料理人の家系で、英国統治時代には軍の料理人をしていたパパの一家は、ムンバイでインド料理店を経営していました。
ところが選挙で暴動が起こり、レストランが燃やされ、すべて灰になってしまいます。
運試しということで、一家はヨーロッパに渡ることにします。
次男のハッサンは亡くなった母親から料理を習い、スパイスの使い方には天才的なものがあります。最初はイギリスのヒースロー空港の近くで料理の勉強を続けますが、彼曰く、イギリスの野菜には魂がない、大陸は違うのではないかということで、一家は大陸に渡り様々な国の野菜を食べまわります。
フランスに辿り着いたところで車が故障してしまい、通りがかったマルグリットに助けられます。

パパは早々にホテルの近くにある売り家に目をつけます。
パパの後をつけていたハッサンは30フィート離れたところにレストランがあるから、ここでレストランをやるのは無理だ、フランス人はうちの料理は食べない、兄と相談しようとパパに言いますが、パパは言うことを聞かず、その家を買ってしまいます。

パパが買った家の前に、ミシュランの1つ星を持つフレンチレストランがありました。オーナーはマダム・マロリーと言い、マルグリットはこのレストランで副料理長として働いていました。
マダム・マロリーはパパのレストランはどうせすぐに潰れるだろうと思っていましたが、わざわざ偵察にいき、辛辣な嫌みを言いつつもメニューをちゃっかり持っていきます。

開店当日、市場に行き、必要な食材を買おうとすると、食材はすべてマダム・マロリーに買い占められており、仕方なく隣町まで買いに行く始末。
どうにか開店しても、お客はやって来ません。
パパはガッカリしつつも、インドの衣装を着た娘を入り口に立たせ、呼び込みをさせます。
マダム・マロリーのレストランは扉が開くたびに、大音量のインド音楽が聞こえ、雰囲気も何もかもが台無しです。
マダムは町長に苦情書を提出し、町長はパパに音楽のボリュームを下げないとレストランは閉鎖だと告げます。
それ以来、マダム・マロリー対パパの争いが勃発。

マダムのレストランに鳩好きの大臣が来ると知ったら、鳩を買い占め、マダムはマダムでパパたちのいたらないところを探し、町長にチクり…。
マダムとパパの争いはだんだんとエスカレートしていきます。
そしてとうとう大変なことが起こります。

マダムとパパがいいコンビです。途中から二人の関係が変り、いい雰囲気になります。もちろんハッサンとマルグリットもね。

とにかくこの後、色々とありますが、美味しいものは国境を越えても美味しいということで、笑。


のっけからの俯瞰撮影されたロンドンブリッジの風景が美しいです。ロンドンに行きたくなりますわ。

イザベラとサラはベーカリーの開店準備で忙しくしていました。しかしサラが事故で亡くなってしまい、パティシエがいなければ店は開けません。どうしようかと悩むイザベラ。

バレリーナをしているサラの娘のクラリッサはボーイフレンドと上手くいかなくなり、居場所をなくし、祖母のミミのところに転がり込みます。
母親のベーカリーが気になり、イザベラに一緒にやろうといいますが、イザベラはパティシエがいないことにはどうしようもないと諦めていました。
クラリッサはミミに資金を援助してもらえないか頼みます。
始めは反対していたミミですが、サラの望みを叶えるために、ベーカリーを一緒にやることにします。

シェフを探しますが、ぴったりくる人は来ません。そこに製菓学校の仲間でサラの元ボーイフレンド、ミシュランの2つ星の店で働いているマシューが面接にやって来ます。彼の作った二種類のケーキを食べ、ミミとイザベラは彼を雇うことにします。
マシューはイザベラも厨房に入るように言いますが、イザベラは自信がないので断ります。しかしマシューは君もサラのようにできると励まします。

店の名前はサラにちなんで、「LOVE SARAH」。
しかし開店してもお客は誰もやって来ません。

そうこうするうちにミミは、ロンドンは世界で一番の多文化の街、国際人の住む都市であることに気づき、店で故郷を思い出させるお菓子を作って売り、店をそういう人たちの「第二の故郷」にすることを思いつきます。
マシューとクラリッサはお客さんたちにリサーチを行い、店の前に「故郷のお菓子をつくります。ご相談ください」という張り紙をし、インスタにお菓子の写真を載せます。

少しずつお客さんが来るようになったある日、日本人女性から抹茶ミルクレープを頼まれます。マシューと一緒にミルクレープを作るイザベラ。
いつしか二人は心を通わせるようになりますが、イザベラはマシューの他の店との契約書を見てしまいます…。

ベーカリーの向かいに住んでいる老紳士で奇人のフェリックスさんがいい味出してます。彼は発明家ですが、ミミにお花を贈ったり、オペラに誘ったりして、意外とロマンチックです。

お話自体はまっとうで、ハッピーエンドに向けてまっしぐらです。
唯一の謎は抹茶ミルクレープが日本の味かと疑問に思いますけどね、笑。
やっぱり餡子を使った和菓子でしょう。
監督かどなたかが日本に行って、ドトールかどこかの喫茶店でミルクレープを食べて美味しいと思い、これぞ日本の味って思ったのかしら?

美味しそうな各国のお菓子が食べたくなる映画です。
日本のケーキ屋さんの方がもっと素敵と思うかもしれませんけど…。

そろそろインド料理屋とかケーキ屋に行って食べてみたいですが、まだ無理ですねぇ。しばらくは映画を観て我慢しますわ(泣)。

トリミングに行く2021/08/08

月に一回のトリミングに行きました。
犬たちを預けた帰りに雨に降られ、ママとパパはずぶ濡れになりました。
始める時間が遅かったので、6時過ぎに犬を引き取りに行きましたが、雨は止んでいました。

ごはんを食べさせてからの撮影会です。


耳は丸くカット、鼻のところの毛が今までと違い、ここも毛を丸く切ってあります。目の上の毛が眉毛みたいでちょっと気になります。


手の毛をもっとフワフワに切って欲しかったわ。


弟の顔も今までとは違います。兄と同じようなカットです。
鼻の上のカットのことを変えてと言ったのですが、変っていないみたい。

新人のトリマーさんで犬を扱うのがまだ怖そうなので、うちの犬たちが言うことを聞かないのかもしれませんね。
目のまわりをカットしようとすると、犬たちは顔をそむけるのですよ。


トリミングの後は疲れているので、元気がありません。


相変わらず二匹だと近付きません。
「ママ、早く撮影会を止めてください」と訴えています。


絶対に近寄らない弟。兄が怖いのね。

もらった写真の弟は耳が立っていなくて、前と同じようにどこの犬状態でした。
受付の人にそういうと、家では立っているのですかと聞かれましたが、家で撮ると耳はちゃんと立っています。
どうも弟は家族がいないとダメみたいで、内弁慶の外味噌とは彼のこと、笑。

兄は兄で困ったちゃんで、トリミングに来ていた他の犬に吼えたみたいです。
吼える時と吼えない時があって、どういう犬に吼えるのかがわかりません。
弟は家では吼えますが、家から出ると絶対に吼えません。
幼い時に兄弟たちと育った弟と、ペットショップに売られた兄との違いですね。
兄は外ではいばりん坊みたいです。

「ブリティッシュ・ベイクオフ シーズン1 、エピソード2 第2話」を観る2021/08/09

最初に謝っておかなければなりません。
このシリーズには「ベイカー」が出てくるということで、焼くのはケーキだけではないのです。ケーキだけをみると、あまりたいしたものとは思えなかったのですが、二週目からは違ったものを焼かなければなりません。
とても私にはできませんわ。
参加者の方々、すごいです。馬鹿にしてごめんなさい。
私みたいな初心者ではない方は、こんなこと私にもできるわと思えるのかもしれませんが…。


前に紹介した司会のコメディアンの方がこの二人です。
スー・パーキンス(右)とメル・ギェドロイツ(左)です。
スーさんは『スー・パーキンスとさぐる現代日本の多様な文化(Japan with Sue
Perkins)』という日本を紹介する番組に出演していたみたいです。

2週目は歴代スコットランド王が戴冠式を行ったスクーン宮殿の庭にテントを張って行われました。
作ったのはビスケットとティータイム用の焼き菓子です。
最初の「オリジナルレシピ」でビスケットを2時間で作ります。
参加者は糖蜜入りのジンジャービスケットや薔薇の形のショートブレッド、ステンドグラス入りのシュートブレッド、チーズ&ローズマリーのビスケット、ミリオネア・ショートブレッド、オートミールレーズンクッキー、ピーナツキャラメルショートブレッドなどを作っていました。
どんな味が味見がしたいですね。

今回のビスケットの歴史はというと…。
ロンドンから約60キロ西、テムズ川とケネット川に挟まれたReading(レディング)という町が紹介されていました。
レディングはビスケット工場の町で、今から100年程前までハントレー&バーマーズ社の世界最大規模の製菓工場があったそうですが、今はありません。
ハントレー&バーマーズ社は別の土地でビスケットを作っているそうです。

「Digestive Biscuit(ダイジェスティブビスケット)は最初に作られた時に制酸剤として機能する重曹が入っていたため、「Digestive(消化性)」とつけられたそうです。
有名なマクビティブランドは1830年にロバート・マクビティがエディンバラでパンの製造販売として開業し、ダイジェスティブビスケットは従業員のグラントがレシピを開発したそうです。

スコットランドと言えば、ショートブレッドが有名ですが、中世のパンが元で、水とイーストにバターを足して二度焼きしてできたものです。
スコットランドでは酪農が盛んだったことが関係しているそうです。
17世紀になって砂糖を練り込みました。
何故「ブレッド(パン)」とつけられたかというと、「ブレッド」なら課税されないからだそうです。
ショートブレッドの缶に描かれている男性はボニー・プリンス・チャーリー(本名は長くて、Charles Edward Louis John Casimir Silvester Maria Stuart)だそうです。美貌で人気のある王子様だったそうです。


冒険家のラノフ・ファインズが4000ドル以上払って買った、ファニー・クラドックが南極探検をしたスコット隊長たちのために焼いたビスケットも登場します。
今も食べれるかどうかわかりませんが、腐らず残っています。固く焼いているからかしら?

次の「テクニカルチャレンジ」ではポールのレシピでスコーンを作ります。分量だけ書かれており、手順とか焼き時間は参加者が決めます。
人によっては腹割れ線(狼の口と言われている)ができていないものもあり、時間制限の中でやると焦ってしまい失敗することがあり、可哀想になります。

最後はプチ・フール、三種類。メレンゲとシュー、マカロンを作ります。
この3つを私はまだ作ったことがありません。シューは膨らむかどうか難しいと言われていますが、さすがみなさん、無事に膨らんでいました。
審査員のお二人は結構厳しくて、ポールなんかここが悪いとズバッと言っています。

今回も脱落者は2名で、残ったのは6名になります。
審査員の話を聞いていると、誰が落ちそうかわかりますね。
観ていると食べたくなります。
私は今のところ最終戦まで行けそうなのはあの三人だと予想していますが、どうなるかしら…。
特に飛び抜けて上手い人はいないみたいです。

三週目はケント州でパン作りです。

「ブリティッシュ・ベイクオフ シーズン1 エピソード3&4」を観る2021/08/10

続けて「ブリティッシュ・ベイクオフ」を紹介します。
「ソーイング・ビー」と似ているなと思ったら、こちらの方が先なのですね。
「ソーイング・ビー」は今年で7シリーズで、こちらは昨年まで11シリーズも続いているようです。
どちらも人気があるんですね。


<エピソード3>
さて、三週目のテーマは「パン」です。
ケント州のサンドイッチ近郊のセア風車のところにテントを張り行われました。

最初はオリジナルレシピのパン作り。
残った6人はそれぞれクミンとフェンネル入りのオリープパンやクルミとアプリコットのパン、アンチョビとオレガノ、スイートパプリカの白パン、唐辛子パン、フォカッチャ、メープルシロップとピーカンナッツ入りのパンを作ります。

パンは石器時代にイギリスに伝わったそうです。
パン発祥の地は中東で、穀物が栽培され、6000年前にヨーロッパに伝わったそうです。穀物を碾くための水車の技術はローマから伝わったそうです。
サンドイッチ伯爵の話も紹介されていましたが、有名な話なので、ここには書きません。

テクニカルチャレンジはレシピを使い、英国の伝統的なパンであるコブローフを作ります。コブローフは簡単に作れる丸いイーストパンです。
材料は同じでも、手順やこね方、発酵のさせ方、焼く時間などが違うと上手くいったり、いかなかったり。
ここで参加者の上手いか下手かがよくわかります。

最後のチャレンジでは「パンのバスケット」を作ります。
甘いパンとセイボリー(塩味の食べ物)を12個ずつ。各3種類まで。
時間以内にできるかどうか心配しましたが、全員見事に作り上げました。

今回は6人のうち1人脱落しました。
残った5人を紹介しましょう。
ミランダはウエスト・サセックス在住の二児の母。家族や友人に喜んでもらいたくてベイキングをしています。娘にも教えるようになりました。
エドは一番若い24才、銀行の法務部で働いています。ヨークシャーで生まれ育ち、母にミンスパイを習い、パン作りは祖母に習いました。ベーカーになることが夢だそうです。
ルースはチェシャーで夫と三人の息子がいます。大学に行かなかったことがコンプレックスで自分に自信がありませんが、ベイキングを始めてから自信が持てたそうです。
ディビッドは実業家で、いつもチャレンジして失敗しがちです。
ジャスはバーミンガムで与信管理の仕事をしているインド系女性。両親はインドのパンジャブ出身で、1歳半の時に家族で渡英し、インド流の教育方針で育ちました。大学生の息子がいます。
私はミランダとエド、ルースが最後まで残ると思っています。
ジャスはいつも脱落しそうなのですが、もっとダメな人がいるので生き残っているという感じですが、自信があるみたい。その自信はどこから来るのか…。

<エピソード4>
4週目のテーマは「プディング」です。
ダービーシャーのプディングの聖地・ベイクウェルで行われました。
日本では「プリン」のことだと思われていますが、ちょっと違います。
「牛乳や卵などを用い、蒸す・煮るなどしてゆるやかに固めた菓子または料理の総称。菓子にはカスタードプディング(日本のプリンね)・ライスプディング・プラムプディングなどがある。料理にはヨークシャープディングなどがある」
        (「和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典」より)

オリジナルレシピではミランダはスティッキー・トフィー・プディング、ルースは米国風プディング、エドは特性ソースのリンゴ&プラム・プディング、ディビッドはカラメルナッツの洋梨プディング、ジャスはトフィー・プディングを作りました。
パンの時はエド君がなかなかよかったのですが、プディングは苦手のようです。
頑張れ、エド!応援していますよ。(エド君は私の一番のお気に入りです)

プディングの歴史が面白かったので、紹介しますね。
プディングの語源はフランス語の「boudin(フランスの腸詰めの一種)」から来ていて、初期の主材料は肉でした。1430年に元祖の英国プディングができ、肝臓と心臓に卵を混ぜてスパイスで味付けし、羊の腸に詰め、茹でました。

1617年に甘い材料が使われるようになります。この頃には庶民も砂糖や果実が買えるようになったからです。羊の腸の代わりに再利用できるプディングクロスが登場し、肉を使わず、小麦粉とスエット、砂糖、干しぶどうを入れて混ぜ、クロスに入れ、口を縛って茹でました。

ビクトリア時代には磁器のボウルとベーキングパウダーが発明され、蒸しプディングが登場しました。

1714年にドイツ人でありながら母がスチュアート家の血筋であったことからグレートブリテン王国の王となったジョージ1世がクリスマスに食べたプラム・プディングが気に入り、英国人の証とし、世界進出をしていく上でプラム・プディングは大英帝国の象徴になりました。

産業革命後、缶詰や菓子が肉や果物に取って代わり、栄養不良という問題がでてきました。人びとが仕事を求めて都会に集まり、生活水準の低い貧困地区に人があふれます。1880年に義務教育が始まりましたが、最初の学校が創設されたのは貧しい地区だったので、子ども達は朝食を食べずに登校し、放課後は家に帰ろうとはしなかったそうです。マーガレット・マクミランという女性が救済の必要性を感じ、無償の給食を導入しました。この時にプディングを出すと、元気な子ども達が教室へやって来たそうです。

1926年には大英帝国領の材料だけで使った究極のクリスマス・プディングが式典で作られ、王に献上されると共に各地の女性にレシピが配られ、各家庭でクリスマス・プディングが作られるようになります。

1931年にはアルバート・ホールで10トンのエンパイア・プディングが作られました。

テクニカルチャレンジでは40分でレモンスフレを作ります。
審査員のメアリー・ベリーが厳選したレシピを提供しました。

スフレはフランス語の「souffle(膨らませた)」が語源。
ベストな状態は完成してからの2分です。
小麦粉をバターで炒めルーを作ります。火を止めて砂糖を入れ、さまし、最後に泡立てながら牛乳と卵を入れて混ぜ合わせます。
卵白の混ぜ具合がカギになるそうです。

この時、デイビッドがとんでもない間違いを犯します。
なんと黄身を入れるのを忘れたのです。デイビッド、ピンチ!

最後のチャレンジは3種類のプディングです。
クランブルとブレッドプディング、スエットプディングを作ります。

クランブルは第二次大戦中が発祥で、基本は果実にバター、砂糖、小麦粉を振りかけるだけです。
伝統のブレッドプディングはパンにレーズンを散らし、卵と牛乳の液を上からかけます。
伝統的なスエットは牛や羊の腎臓部の脂肪ですが、今は主に植物性のスエットが使われているそうです。

5人の中で特に今回あぶなさそうなのがエド君です。
最後の逆転といくか・・・。
結果はとんでもない失敗をした人でした。
仕方ないですね。絶対にやってはいけないことでしたから。

次回はコーンウォールでペイストリー対決です。

「ブリティッシュ・ベイクオフ シーズン1 エピソード 5&6」2021/08/11

ベイクオフが面白いので、長々と書いてしまいました。
もう少しお付き合い下さい。


<エピソード5>
5回目はコーンウォールの漁港マウゼルからです。綺麗な町ですね。
コンテストの行われるテントから海が見えます。
今回のテーマは「ペイストリー」です。
前回一人が脱落したので、今回は4人の戦いです。

オリジナルレシピではベイカーは惣菜入りのセイボリーパイを焼きます。
上面と底の生地がきちんと焼けていなければなりません。特に底の生地が重要。
ペイストリーはギリシャが起源で、現在の生地はパフ、フレーキー、シュー、フィロ、ショートクラフトなどがあるそうです。一般的なペイストリーはショートクラフトで小麦粉が油分の二倍で、少量のラードを使うそうです。
ここまで来ると私には生地の違いを説明できないので、お調べ下さい。

ベイカーたちはそれぞれお母さんのレシピの鶏肉とハム、リーキとタラゴンのパイ、チキンとマッシュルームのパイ、サーモンとタラ、小エビのパイ、牛挽肉のパイを作っています。
どれも美味しそうです。

ここでパイの歴史を書いておきます。
パイは元々労働者階級の食べ物でした。起源は中世の教会で、病人や貧困層のために余った肉を利用しました。上流階級の食卓で使われなかった肉を教区内の貧困層に配り、専門店がパイに包み調理したのです。
上流階級の使用人が食べた鹿の贓物を焼いたパイは「アンブル・パイ(umble  
pie)」と言われ、「umble(鹿などの動物の食用贓物)」と「humble」が似ていることから現在の「ハンブル・パイ(humble pie)」に転じたそうです。「eat humble pie」は「屈辱を味わう」という意味です。

パイの中身に何が入っているのか気になりますよね。
中世の王族の宴会のパイにはカエル、鳥、ヘビの肉が入っていたことがあるそうです。ベビの肉は美味しいのかしら?
産業革命時代の貧しい労働者階級のパイに、野良猫の肉が入っていたという噂もあるそうです。まずそう。
パイと言えば有名なスウィニー・トッドがいましたね。
人肉パイなんて、食べたくないわ。でも色々な食材を食べている人間の肉は美味しいという話も有りますからね…。

北部の産業革命を支えたのがパスティです。
コーンウォールは150年前までは綿の生産地でしたが、その後スズの鉱山作業者の町になりました。鉱山作業者は坑内に入る時、弁当としてパスティを布に包み、冷めないようにパンツの中に入れて持って行きました。食べる時には汚れた外皮は捨てます。

テクニカルチャレンジではコーニッシュ・パスティを1時間半かけて作ります。
(コーンウォールの形容詞は「Cornish(コーニッシュ))
パスティに「コーニッシュ」がつくと厳しい条件があるそうです。
半月状の形でショートクラフト。通常より油分を少なくし、強度が出るように余分に捏ねる。具は牛肉、玉ねぎ、じゃがいも、ルタバガ(カブ)。伝統的にハラミをが使われたそうです。
今回は順位がつけられました。決勝に向けて、だんだんと厳しい戦いになっていきます。

2日目の最後のチャレンジはベイカーのレシピでセイボリーパイと甘いタルトを三種類ずつ作ります。
今まで完璧な仕上がりを見せていたある人が今回無理をしたため脱落の危機に陥りますが、結果は順当なものでした。残りは三人です。

<エピソード6>
12世紀からロンドン司教の住居だったフラム・パレスの庭にテントを張り、コンテストが行われました。歴代の司教さんたちは庭仕事が好きだったらしく庭が有名で、19世紀に庭園が地元住民に開放され、アフタヌーンティー・パーティの会場となったそうです。
そうです。今回のテーマは「アフタヌーンティー」です。

今回の戦いは今までとは違い、オリジナルチャレンジで一人脱落して、ファイナルは二人の戦いになります。
課題は二時間半をかけ、マイレシピで絶品ミニケーキを24個作るというものです。
それぞれが作ったのは、「ミントとショウガとブラックベリーのケーキ」と「レモンカップケーキ」、「シナモンとバナナのケーキ」です。
「ミントとショウガとブラックベリーのケーキ」はショウガの香りはしないので、ショウガはいらない、ケーキが大きすぎる、小さく繊細にした方がいいという評価でした。
ここでポールの職人魂が炸裂します。彼はカップケーキとしては最高だけど、ティーパーティにはカップケーキがふさわしくないと言い出したのです。
メアリーさんの意見は違いました。メアリーさんはこの人の実力を高く評価しているようです。二人の意見が分れ、どうなるのでしょう。
「シナモンとバナナケーキ」は形は悪いけど、アイディアはよい、ケーキもメレンゲも味も最高、イタリアンメレンゲは上級者で高級感という条件を満たしているという意見でした。

メレンゲって三種類あるって知っていましたか。私は知りませんでした。
一番オーソドックスなのが私たちの知っているメレンゲでフレンチメレンゲって言うんですって。
イタリアンメレンゲはシロップの熱で卵白の一部を熱凝固させて泡立てたものだそうです。難しそう。
もう一つはあまり使われていないスイスメレンゲ。卵白に砂糖を加え、湯煎で暖めながら50℃まで上げ、湯煎から外して熱が冷めるまで泡立てたものだそうです。
食べて違いを味わってみたいですね。

さて、ここで脱落する一人を決めます。
メアリーさんとポールさんの意見の一致はあるのか。
なんと脱落者を決めるまで五時間もかかったそうで、今回だけでは決められないので一回目から振り返り、一人を決めたそうです。

<ファイナル>
テーマは「夏の午後の究極のガーデン・ティーパーティ」。
ミニタルトとスコーン、シュークリーム、サンドイッチ(パン作りから)をそれぞれ24個ずつ五時間かけて作ります。
パーティには今までの参加者と各ベイカーの友人や家族がやって来ます。

Aさんが作ったものは「パッションフルーツとレモンカードを挟んだスコーン」と「チョコとショウガのタルト」、「ラズベリーをきかせたシュークリーム」。
Bさんが作ったのは、「甘いトッピングでコーティングしたスコーン」と「パプリカとチーズのキッシュ」、「バニラクリームとレモンカードの挟まったシュークリーム」。

Aさんはパンとシューは絶賛されていましたが、タルトの生地が厚い、スコーンはフィリングが少なすぎると言われていました。
Bさんはどれも味はいいけれど、スコーンが大きすぎ、フィリングが足りない。アフタヌーンティーにセイボリーは2つもいらない、サンドイッチがあるのだから甘いお菓子にしなければならないと言われていました。もちろん、そう言ったのはポールです。ポールさん、結構頭が硬いですねぇ。

誰が優勝したのかは番組を観て確かめて下さい。
一番最後に今までの参加者のその後がわかります。

ここでシーズン1は終わりなのですが、続きがありました。
番外編としてファイナルまで残った三人がウエディングケーキ作りにチャレンジするのです。
名づけて「The Great British Wedding Cake」。
マジパンとアイシングを使って三段のウエディングケーキを作るようです。

「ブリティッシュ・ベイクオフ」のレシピを載せているサイトを見つけたので、作ってみたいと思う方はここをご覧下さい。
審査員の可愛いおばあさんのメアリー・ベリーさんって誰と思った人はここをご覧ください。シーズン1の時は75歳だったのですね。
番組がBBCからチャンネル4に移った時に、ポールは残り彼女はいなくなり他の審査員に代わったようです。ポールは高い出演料に負け(たぶん)、メアリーはBBCに残ることにしたそうです。

この番組を観てから、この頃お菓子作りをあまりしなくなったのですが、また作ってみようかしらと思い始めました。
参加者が作るお菓子の他に美しいイギリスの風景と歴史が垣間見られる番組です。
AmazonやHuluで観られるようです。