「BOSCH/ボッシュ」シーズン1を観る2021/09/05

マイクル・コナリーのミステリー小説が原作のドラマです。
原作は好きなので、どんな感じか心配でしたが、全く杞憂に終わりました。
コナリーが制作総指揮をしているということなので、原作とそれほどかけ離れていなかったです。
どんなもんかとエピソード1を見始めたのですが、面白くて最後まで観てしまい、朝から夕方までずっとボッシュ三昧でした、笑。

ボッシュの名前のヒエロニムスはオランダの画家からつけられました。
ボッシュは湾岸戦争とアフガニスタン紛争に特殊部隊員として従軍していました。
現在はロサンゼルス市警ハリウッド署の殺人課の刑事をしています。
離婚をしており、娘が一人います。


ボッシュは容疑者を殺害した件で裁判にかけられていました。

同じ頃、森の中で人間の骨が見つかります。犬が骨を持ってきたというのです。
森を調査してみると、他の骨とコイン、バックパックが見つかります。
骨は白人の12歳から13歳ぐらいの男の子のもので、日常的に虐待されていた跡がありました。

別の日、パトロールをしていた警官が盗難車と思われるバンを止め、中を見てみると、男の遺体がありました。男は屍姦されており、車の中には麻布とスタンガンがありました。
運転していたレイナード・ウェイツは自分はゲイではない、誰かが遺体を乗せたんだ、麻布もスタンガンも自分のものではないと言い張ります。
しかし車の中から7人のDNAが見つかります。
ウェイツは子どもの死体を森の中に埋めたのは自分で、すべての人を埋めた場所を教えるという条件で司法取引を求めます。
ウェイツを尋問したボッシュは彼はウソを言っていると確信しますが、次期市長選挙に出馬予定のオシェイ地方検事は、ウェイツのことを選挙戦で利用しようとし、現場検証をすると言い出します。

ボッシュはウェイツの事件の時に知り合った新米警官のブレイシャーと仲良くなります。同じ職場で上司と部下が関係を持つのは禁止されていますが…。

白骨死体はアーサー・ドラクロワという12歳の少年のものであることがわかります。
彼の姉に会いに行くと、彼は1994年にいなくなり、父親が失踪届を出したと言っていますが、届は出ていませんでした。
母親は夫の暴力がひどく、息子の失踪以前に家を出ていて、それ以降連絡を取っていないので、息子の失踪のことは全く知りませんでした。
当時夫は子どもには手を出していなかったと言います。

ウェイツの現場検証ではボッシュが指揮をすることになります。
オシェイはその様子をビデオで撮らせます。
ウェイツが躓き鼻血を出したので、オシェイはウェイツの拘束を緩めるように命令します。再び拘束しようとしたところ、ウェイツは警官のピストルを奪い、警官に発砲し、逃走します。
それからウェイツはボッシュに電話をしてきて、犯行を報せるようになります。

ボッシュの別れた妻は元FBI捜査官で、今は再婚して、ラスベガスで娘のマディと暮らしています。
ボッシュは彼らに会いにいき、妻に頼んでウェイツのことをプロファイルしてもらいます。

アーサーの父親のところに言って話を聞いていると、彼は自分がアーサーを殺したと言い出します。しかし殺して森の中に運ぶには一人では無理があります。
当時アーサーの友だちだったストークスに話を聞きに行きますが、警察だと知るとストークスは逃げだします。
彼を追い詰めたブレイシャーの拳銃が暴発し、ブレイシャーは負傷します。
警察を首になりたくない彼女はストークスが銃を撃ったと証言しますが、その場面を見ていたボッシュはストークスが撃っていないことを内部監査に証言します。
硝煙反応もなかったためストークスは釈放されます。
ボッシュの裏切りを知ったブレイシャーは激怒します。
ブレイシャーはあくまでも犯人たちは悪で自分は善。善は悪になにをしてもいいと思っているようです。
ボッシュは犯人を五人殺していますが、彼の中にはゆずれない一線があり、それがブレイシャーにはわからないようです。
ブレイシャーは上司に、辞めたくないのならボッシュに関係を迫られたと訴えろと言われます。

ウェイツは殺害を続けていきます。
ボッシュは彼を捕らえ、アーサー殺害の犯人を突きとめられるのでしょうか…。


同じような境遇で育ったボッシュとウェイツが、一方は悪と立ち向かう警官になり、一方はシリアルキラーになるなんて、皮肉な結果ですね。
ボッシュは母に愛された記憶があり、被害者の気持ちがわかりますし、いつか母の敵を取りたいと思って警官になったのでしょうね。
日本では警官になろうとすると、身内に犯罪者がいないか色々調べられると言われています。日本ならボッシュは警察官にはなれなかったでしょうね。アメリカは日本より警官の採用条件が甘いんでしょうか。

ウェイツはボッシュのことを尊敬しているとか言っていますが、ボッシュをおちょくっているみたいです。自分の方がボッシュよりも一枚上手だと思っているようです。
彼は引き取られた家庭では幸せだったと言っていますが、私には信じられません。ママが今で言う毒親な感じです。本当はそういうママから解放されたかったんじゃないかしら。だから屍姦でしか自分の欲求を満たせなかったんじゃない。
まともに女性と付き合ったこともなさそうです。

警察内の権力闘争や政治との関係がドロドロしています。
本部長になりたいからと、ビデオで脅し、選挙に協力しちゃうなんて、ちょっと信じられません。
シーズン2以降もこんな感じなのかしら?
本ではアービィングとボッシュは仲が悪かったような気がするのですが。私の記憶違いかしら…。

ボッシュの家が素敵です。見晴らしがよく、インテリアもスタイリッシュです。
どうも映画のお金で建てたらしいです。うらやましいです。
実際にこの家があるそうです。誰が住んでいるのかしら。
警官の給料ってそんなによくないはずなのに、相棒のジェリーは服装にお金をかけています。どこからそんなお金が出てくるのか不思議です。

1シーズン、10話を通して複数の事件を追っていきます。
本よりドラマのボッシュの方がハンサムで頼れる感じです。
本は途中まで読んでいますが、続きをそのうちに読んでしまいますわ。
ドラマは一日2話ぐらい見たとしてもシーズン7まであるので、見終るまで結構時間がかかりそうです。

お勧めのドラマです。

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