読んだ本とまんが2021/09/13



早見和真 『店長がバカすぎて』
書店のお話です。題名では店長をおちょくっているようですが、読んでいくと違うことがわかります。バカでも愛すべきおバカです、笑。

谷原京子、28歳、吉祥寺にある書店、<武蔵野書店>吉祥寺本店の契約社員です。時給998円という薄給に耐えています。
店長の山本猛、推定年齢40歳が「非」敏腕で名前ばかり勇ましく、人を苛立たせること世界一という奴です。苛立ちも朝礼でピークになります。
自己啓発本にどハマりしていて、朝礼で紹介するなよ!書店なのに本を貸してやるって、ふざけんなぁ~!
「辞めてやる!」と何度思ったことか…。でも本に対する愛が強すぎて(?)辞められない京子です。

書店員のお仕事、とんでもない神様(お客様)たち、覆面作家は誰かとか、濃いキャラばかりでしたが、結構読んでいて面白かったです。
読んでいくと、店長が本当に天然のおバカなのかどうか、わからなくなります。
京子さんはそんな店長にちょっと愛着が湧いたようですけど、私は絶対に無理だな。
ドタバタコメディタッチ+ちょっとミステリー。
仕事に煮詰まっている女性が読むといいかも。

平岩弓枝 『花ホテル』
南仏エズでリゾートホテルを経営する朝比奈杏子にマネージャーとして雇われた佐々木。
彼はホテル業は初めてながら、ホテル経営の専門書や知人のホテルマンに訊いたデータなどを参考にし、やがて杏子の頼れる片腕となっていきます。

何かの本にこの本のことが書いてあったので、読んでみました。海外旅行ができない今、風光明媚な南仏に行ったつもりになれるのですが、ホテルの宿泊客たちがあまり好きにはなれなかったです。
1983年の作品なので、少し古い感じで、ラストがなんだかなぁ…。

金子成人 『かぎ縄おりん』『初手柄 かぎ縄おりん』
日本橋堀留の「駕籠清」の娘のおりんは目明かしに憧れています。いつも町に騒動が持ち上がると真っ先に駆けつけ、捕縛の道具のかぎ縄を持ち歩き、せっせと練習に励んでいます。祖母にはもう18歳なのだから早く婿を取って商売を継いでくれと言われています。
ある日、罪人を得意のかぎ縄で捕らえたことから、父の目明かしの嘉平治におりんはやっと自分の気持ちを伝えられます。
とりあえず下っ引きとなり、目明かしとしてやっていけるか、嘉平治が見極めることとなります。
果たしておりんは目明かしになれるのか。

おりんが浮ついたところのない娘なので、目明かしとしてなんとかやっていけそうです。
目明かしって男性ばかりかと思っていましたが、女性もいたということでしょうか。他の本にも女目明かしが出ていましたものね。
おりんの成長が楽しみなシリーズです。

ジェシカ・ブルーダー 『ノマド 漂流する高齢労働者たち』
映画「ノマド」を観たので、原作はどうかと思い読んでみました。
本では様々な背景を持ったノマドたちが紹介されています。
映画ではその人たちのことを少しず取り上げていってキャラクターを作っていったという感じです。

日本も年金が減らされ、アメリカと同じように年金だけでは暮らしていけなくなっているようです。私がもらえるようになる頃にはどうなるのか…。
高齢者の仕事ってどんなのがあるのかしら。アメリカのノマドたちと同じような低賃金の季節労働のようなものしかないのかしら。
私のような体力のない、病気持ちには無理ですわぁ。

ノマドたちの最期がどうなるのか、この本の続きを読んでみたいです。

キャシー・アーロン 『トリュフチョコと盗まれた壺』
『やみつきチョコはアーモンドの香り チョコ職人と書店主の事件簿』の次の本です。

ミシェルとエリカが経営する書店併設のチョコレートショップ<チョコレート&チャプター>でレセプションパーティが開催されました。
町の名家、リバー家がボルティモア人類博物館にマヤ文明の出土品を寄贈したことを発表するパーティで、多くの人たちが集まりました。
しかしその夜、出土品が博物館に輸送中に盗まれてしまい、ミシェルとエリカは容疑者になってしまいます。それだけでも大変なのに、過去にエリカと何かあったらしい博物館のキュレーターのアディソン・ムーディが遺体で見つかります。
自分たちの無実を証明するために、ミシェルとエリカは再度事件解決に乗り出します。

ごめんなさい、チョコレートとヒロインたちがあまり私の好みではなかったです。
高校生がやったマヤ文明のフラッシュモブが観たかったです。
そうそう、猫のココが出てきました。次回も出てきて欲しいですわ。

ここからは漫画です。

ジョージ朝倉『ダンス・ダンス・ダンスール 21』
アニメになっているようですね。原作の絵が今一ですが、あのままなのかな?

ゲイリーから留学の資金援助を得られることになり、潤平はビザ取得のため、日本に一時帰国します。
12月には『くるみ割り人形』の王子を踊り、3月には『コッペリア』のフランツを踊ることになります。日本人が不得意だと言われているマイムをものにできるのか、潤平。
ゲイリーの知り合いから映画の代役の話が来ますが…。

潤平の今後に目が離せません。

小玉ユキ 『青の花 器の森8』
青子と龍生は一緒に暮らすまでになっていました。しかし龍生が展示会でフィンランドに一ヶ月行くことになり、青子は苦しみます。
かつての元彼が北海道へ行って帰って来なかったことがあり、それがトラウマになっていたのです。
龍生の今後のことを考えるとフィンランドに行ってもらいたい青子。
青子のためにフィンランド行きを断念しようと思う龍生。
二人はどうするのか…。

たった一ヶ月ぐらい、いいんじゃないと思うのですが、最初の男が悪かったのね。
一緒にフィンランドに行ってしまえばいいのに。そうなれば話が続かないか。
陶芸の話かと思って読み始めたら、恋愛話でした。

みやうち沙矢 『DOG SIGNAL 6』
佐村未祐は神業ドッグトレーナーの丹羽に弟子入りし、やっとお店の初心者コースの担当になりました。
自分の犬のサンジュを使い、見本を見せていますが、そんなある日、サンジュが言うことを聞かなくなります。未祐はサンジュが何故そういう態度を取るのかわかりません。丹羽はわかるまで店に来るなと言います。

犬を飼う参考になる漫画です。
これから犬を飼おうと思っている人は読んでから飼ってもいいかも。

桜井海 『おじさまと猫 8』
びっくりしました。なんとおじさまの家族が登場します。
奥様だけかと思っていたのに…。

いつも癒やされる漫画です。犬もいいけど、猫もいいわぁ。

いくえみ稜 『おやすみカラスまた来てね 1~6』
十川善十はひょんなことから、亡き先代マスターの娘・一葉とふたりで、とある札幌のバーを営むこととなります。

「最強にふがいない男子と、タイプも異なる女子たちの恋愛劇」だそうです。
善十、一体誰が本命なのかわかりません。ホント、ダメダメ男です。
幽霊マスターも気になります。なんで彼は店を善十に託したのか?
最後は一葉と?気になるお話です。

お勧めは『店長がバカすぎて』と『かぎ縄おりん』、『ノマド』、漫画はどれもいいですが、私の一番のお気に入りは『おやすみカラスまた来てね』です。