ジェイン・ハーパー 『潤みと翳り』2021/10/11

オーストラリア・ミステリーの第二弾。


ジララン山脈で行われた企業の合宿研修で五人の女性のうち一人が行方不明になりました。
その女性、アリス・ラッセルは行方不明になる前、早朝の四時半ごろに連邦警察官のフォークに電話をしてきていました。
フォークは着信に気づかず、起きてから折り返し電話をしましたが、呼び出し音が聞こえるだけでした。
フォークとパートナーのカーメン・クーパーはジララン山脈に向かいます。

フォークとクーパーはベイリーテナンツという会計事務所で行われている資金洗浄について調べていました。
従業員であるアリスの協力を得て必要な情報を手に入れていました。
その日アリスから”契約書”を入手し、統轄捜査班に渡すことになっていたのです。
フォークとクーパーは”契約書”の行方を追っていきます。

前回は乾いた大地でしたが、今回は雨続きのジトッと湿った森の中が舞台です。
とにかくオーストラリアの自然は過酷です。
合宿と捜査の様子が交互に時系列に書かれており、メンバーたちの関係性や家族間の問題などが次第に明らかになっていく手腕は見事です。
前回ではまだ解消していなかった父とのことが上手く決着がつき、フォークは新しい一歩を踏み出せそうです。
それにしても女性たちのキャラクターが凄すぎて、主人公のフォークの影が薄いのが難ですけど、笑。
次はオーストラリアのどんな面を見せてくれるのか、楽しみです。

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