青山美智子 『月曜日の抹茶カフェ』2021/10/12



『木曜日にはココアを』の続編です。

川沿いの桜並木のそばに「マーブル・カフェ」があります。
月曜日が定休日。
その定休日にふと訪れると、「抹茶カフェ」になっていました。

今日はツイていないなとマーブル・カフェに寄ろうとした携帯ショップの店員の美保。
定休日だと気づいて帰ろうとすると、一人の女性が店から出てきました。
声をかけると、「お休みだけど、やってますよ。行ってみたら?」と言われ、行ってみると、マスターがドアを開けてくれました。
抹茶カフェのメニューは二種類、薄茶か濃茶。
よくわからなくて、濃茶を頼んでしまいます。とても飲めたモノではありません。
スマホの使い方を教えたことがきっかけになり、いつしかマスターとお茶を点てていた若旦那と話すようになり、ツイてないから、最高にツイているに変ります。

さて、お話はここから始まり、妻を怒らせてしまった夫、ランジェリーショップのデザイナー兼店主、商社マンとの結婚を止めた女性…と舞台が東京から京都、そして東京となり、月ごとに次々と人と人が繋がっていきます。

コロナ禍で人と接することが少なくなっていますが、この本を読むと、人はいつも誰かと繋がっているんだよと励まされている気がします。
今孤独を感じている人がいたら、美味しいお茶とスイーツをそばに置いて『木曜日にはココアを』とこの本を手にして、人との繋がりを感じてもらいたいです。
短編集で一話が短いですから、すぐに読めちゃいますよ。

マスターが不思議な人で、もっと彼のことが知りたいなと思いました。
今度は彼から始まるか、彼で終わるお話しでも書いてくださいませ。
ココア→抹茶と来たから、次は何だろう?
カプチーノ、ラムネ、パパイアジュース、ミルクティー、ジャスミンティー、梅昆布茶、タピオカミルクティー、ミルクセーキ、テキーラ、ソルティドッグ、ぜんざい、汁粉…?全部長いわね。
『日曜日はテキーラ日和』とかいう題名だったら、雰囲気が変ってしまいますね。ラムネかソーダでお願いしますwww。


「僕たちはお水で大丈夫です」by 兄&弟


ママは午前中は死んでるので、お昼頃になってしまったお散歩です。
暑かったね、ゴメン。
久しぶりの二匹とママ・パパのお散歩で喜んでいる犬たちです。
写真を見ておわかりのように、兄は絶対にカメラの方を向きません。微妙に視線をずらします。
何ででしょうね。まぶしいのが嫌いなのかな?