青山美智子 『赤と青のエスキース』 ― 2021/12/18
とても素敵な表紙です。
青山さんの本の装丁が好きですが、今回のが一番かな。
題名にある「エスキース」とは、「下絵」とか「スケッチ」という意味です。
この本は『木曜日にはココアを』のようにグルッと回って着地するという物語です。
ちょっとネタバレですが、オーストラリアで出逢ったレイとブーの二人が30年をかけてどうなっていったのか。
ブーの友人の水彩画家、ジャック・ジャクソンが描いたレイの絵で繋がる縁。
最後に名前が明かされた時に…。
マハさんの書くような絵とか作家に関したものではありません。
どちらかと言えば若い女性向けのお話です。
最後に繋がった時にもう一度振り返って確かめたくなりますよ。
詳しく書いてしまうと、読む楽しさがなくなるので、これぐらいで終わりましょう、笑。
クリスマスの前の4週間に食べるというシュトレンを切ってみました。
写真からわかるように周りが砂糖でおおわれています。
切れないナイフで切ったので、崩れてしまいました(T.T)
中にレーズンやらナッツやらが入っていますが、生地がちょっとパサパサ気味であまりお酒の匂いがしません。
もっとしっとりしていると思っていたのですが。
ドイツ、ドレスデンの150軒のパン屋には門外不出のレシピがあるそうです。
いつかクリスマスの時期に訪れて、色々なシュトレンを食べてみたいですね。
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