原田マハ 『丘の上の賢人 旅屋おかえり』2022/01/16

『旅屋おかえり』の第二弾です。


北海道・礼文島からタレントになるために東京に出てきて、「丘えりか」という芸名で、旅するのが専門のタレントになった恵理子ですが、唯一のレギュラー番組「ちょびっ旅」で降板の憂き目にあってしまいます。
そのまま引退してもよかったのですが、彼女には故郷の北海道に帰れない理由がありました。これから進む道で花開くまで、決して帰らないからと他界した父と遺された家族に約束したのです。
そんなわけで、所属する芸能プロダクション社長が思いついたのが、「旅屋おかえり。あなたの旅、代行します!」でした。

今回の旅は一通の依頼メールに張ってあった動画から始まりました。
ビートルズの「フール・オン・ザ・ヒル」が流れ、座り続ける男。
しばらくするとその男をサッカーボールのように蹴り回して笑う若者たちが現れます。
その場所は北海道札幌市東区、モエレ沼公園でした。

あれほど北海道に行くことを拒んでいたえりかでしたが、依頼人の話を聞き、北海道に行くことを決心しました。ただし礼文島には帰らないということで…。

心の温まるお話です。詳しくは書きません。読んでみてください。
物語の他にマハさんのエッセイと恵理子の高校時代を描いた漫画が読めます。
読むのが速ければ、1~2時間で読めちゃいますwww。

心に残った言葉。

「自分の子供が、人生で一番やりたいことを実行している。親にとっては、それが何よりうれしいこと」

ふるさとは「『おかえり』って言ってくれる人がいるところ」

もう両親が亡くなっているので、私にとって北海道はもはや帰るところではないけれど、旅するところになりました。
コロナ禍が終わったら、十勝地方を旅したいなと思っています。
モエレ沼公園も行っていないので、行きたいです。


パネトーネが食べてみたかったので頼んでみました。


ドライフルーツ入りのパネトーネとチョコチップの入ったパネトーネ、クロワッサンと2つのスコーンです。
冷凍便で届くのですが、いつも入っている食パンは解凍してもフワフワで美味しいです。
ネコチャンのカードが可愛いです。

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