中山七里 『鑑定人 氏家京太郎』2022/03/07

中山さんの新刊です。
新しいシリーズの開幕です(たぶん)。


警視庁科学捜査研究所のOBで、今は民間の<氏家鑑定センター>の所長である氏家京太郎は、吉田弁護士の訪問を受ける。
連続通り魔事件の犯人、那智貴彦から直々に指名され、彼の弁護人となったというのだ。
那智は犯行態様が残酷で、稀代の殺人鬼という称号が与えられていた。
彼は三件の犯行を行ったと言われているが、三件目の犯行は否認しているという。
報道では現場に残留していた体液と那智のDNAが一致したとされていた。
吉田は氏家に現場から採取された体液のDNA鑑定を依頼していく。

検察側の提出したDNA鑑定結果は鑑定結果通知書一枚で、そこには『試料は全量消費した』と明記してあった。
鑑定結果通知書を書いたのは、氏家と同僚だった黒木で、彼とのことで氏家は科捜研を辞め、鑑定センターを立ち上げたのだった。
黒木が鑑定結果通知書一枚しか提出せず、試料を保存しておかなかったことに、氏家は違和感を覚える。

科捜研から試料を手に入れられないならばと、氏家はセンターの職員たちと死体が発見された現場に赴き、残留物を採取する。
その一方、被害者の司法解剖をした法医学教室に協力を求め、採取したサンプルを提供してもらう。
しかし、その後センターが荒らされサンプルが盗まれ、DNAを鑑定した職員も何者かに襲われる。

氏家は三件目のサンプルがどこかで入れ替わったのではないかと疑い、事件を担当した千葉県警に当たることにするが…。

氏家は私の記憶が定かではないのですが、他のシリーズに出ていたような…。
意外と若くて、中山さんの登場人物の中では珍しいぐらい性格がいい人です。
鑑定はなかなか地味で地道なお仕事ですが、一致したときの喜びは強いような気がします。下足痕で身長、体重、性別ぐらいはわかるとは思いましたが、歩き癖もわかり、人物の特徴が推測されるなんて、科学の進歩に驚きました。
他のシリーズの方々が出てきたので、嬉しかったです。
面白かったので、一気読みでしたが、すぐに犯人の目星がついてしまい、どんでん返しもなかったのが、ちょっと残念でした。


<今日のわんこ>これもシリーズ化しようかしらww。
弟がおもちゃで遊んでいるのが羨ましかったのか、兄が遊びに入ってきました。
弟ははしっこいので、すぐに兄からおもちゃを取ってしまいます。
ママは兄に加勢し、兄におもちゃを咥えさせました。


兄が弟に取ってみろよと言っています。
なかなか兄がおもちゃを離さず、弟が飽きてきたので、おやつの時間にしました。


兄は弟がおやつを探して食べているのを見ても、おもちゃを離そうとはしません。
弟を部屋に入れて、兄用に別のものを使って、おやつを隠しました。


それでもおもちゃを咥えています。食べられないじゃないですか。
おバカですねぇ。


やっとおもちゃを離して、おやつを探すようになりました、笑。

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