小路幸也 『<磯貝探偵事務所>からの御挨拶』2022/06/03



急にザーと大雨が降って、しばらくすると上がって、太陽が出てきました。
何やら変な天気です。
紫陽花は順調に咲いています。


『<銀の鰊亭>の御挨拶』の続編です。
『<銀の鰊亭>の御挨拶』を読んだかどうか記憶にないのに、何を血迷ったのか間違ってポチってしまったらしく、配信されちゃったので仕方なく読みましたww。

磯貝公太は小樽の高級料亭旅館<銀の鰊亭>で起こった火事を機に警察を辞め、私立探偵になり、札幌にある古いビルの一室を借りて事務所にした。
初めての依頼は元同僚の刑事、鈴元から紹介されたもので、入居したビルの一階にあるアート・ギャラリーの店長・勝木奈々が依頼人だ。
鈴元と奈々は高校の同級生だ。
一ヶ月前から奈々の夫でライトノベル作家の章が帰ってこないので、行方を捜して欲しいという依頼だ。
しかし奈々は親しい人に夫の失踪を知られたくないと言う。
どうすればいいのかと悩む磯貝。

桂沢光は<銀の鰊亭>で、火事の時から記憶消失になった叔母の文と暮らしている。
ある日、大学に行くと、正門の様子がおかしい。警備員の篠塚さんがいないのだ。
彼は芝生のところに一人の女子としゃがみ込んでいた。
いつも正門のところにいる猫の具合が悪いというのだ。
光が動物病院に連れて行くと言うと、そこにいた女子も一緒に行くという。
彼女は一年生の間宮ひかると言い、カメラ好きらしい。
同じ名前だと言うことで盛り上がり、その成り行きで、光と間宮は江別市にある鉄塔を見に行くが、光は鉄塔の写真を撮ることが間宮の目的ではないと気づく。

磯貝と光の話が交互に現れ、どういう風に展開していくのかと思ったら、意外なところで繋がっていきました。
ちょっとご都合主義ではないですかと言いたくなりましたが、笑。
ミステリーと言うと本格的ミステリー作品に悪いので、日本のコージー・ミステリーとしましょう。
北海道の町で起こる事件をみんなで仲良く解いていくなんて、いいじゃないですか。
しばらく北海道に行っていないので、久しぶりに北海道気分が味わえたので、私は満足です。

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