「チネチッタで会いましょう」を観る ― 2024/12/02
イタリア映画。
現代は「Il sol dell'avvenire(未来の太陽)」。
これまたなんでこんな邦題なのかといいたくなりましたwww。

五年毎に映画を撮っている映画監督のジョヴァンニは、ソ連のハンガリー侵攻を舞台にした政治映画を撮り始めた。
ところが万事が上手く行かない。
出演女優はこの映画は恋愛映画だと言い張り、ジョバンニの演出をことごとく無視する。
音楽家であるジョヴァンニの娘は彼と年のかわらないポーランド大使と付き合い始める。
映画のプロデューサーをしている妻のパオラからは、彼の言動がもう我慢ならないと言われ、離婚を突きつけられる。
そんな頃、映画の資金を出すはずのピエールに金がないことがわかり、映画の資金が足りなくなる。
ピエールはジョヴァンニにNetflixと契約するように勧めるが…。
さて、映画は無事に完成するのだろうか?
ジョヴァンニの映画に対するこだわりはすごいです。
パオラは若い監督と仕事をしていましたが、ジョヴァンニは妻と話すためにその現場に行き、関係もないのにラストシーンにダメ出しをし、持論をえんえんと展開し、一晩をついやします。
ラストシーンが終われば、みんなで打ち上げだと思っていたのに、一晩ジョヴァンニに付き合わされて、みんなグッタリ。ご苦労様ですw。
妻のパオラの気持ちがよくわかりました、笑。
ジョヴァンニは巨匠ではありますが、時代にもはや合っていないんですね。
内容を知らずに見た私は映画と現実がごっちゃになり、最初戸惑いました。
映画監督が映画を撮っていることがわかると、大丈夫でした。
途中にノリのいい曲やゆるいダンスが入り、楽しかったのですが、何を描きたかったのか、私にはわからず、エンディングで睡魔が押し寄せてきました。
イタリア人ってこんなに饒舌でしたっけ?
イタリアを代表する監督ナンニ・モレッティが自作自演の映画だそうで、彼のファン向きの映画です。
私は彼の監督した「ローマ法王の休日」を観たかもしれません。
演技も上手くて、多彩な方ですね。
<今朝の兄わんこ>
毛がボッサボッサです。毎日ブラッシングはしているのですが、上手くいきません。

昨夜ママが寝る時にはぐっすりと自分のベッドで寝ていた兄が、1時過ぎにクゥーンクゥーンと鳴き始めました。
仕方ないのでママのベッドまで連れていき、寝せました。
6時過ぎになると餌をくれと、ママの身体の上に上り、起こそうとします。とっても迷惑です。
年を取ったからか、兄は待つことをしなくなりました。
おやつを見せるとすぐに食べようとします。
ご飯もママパパが少し早めに食べていると、自分にもくれと言って鳴きます。
人も犬も年を取ると堪え性がなくなるのでしょうかね。困ったもんです。
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