伊坂幸太郎 『楽園の楽園』 ― 2025/03/12

庭のクリスマスローズが咲いていました。
他に白いのがあったはずですが、咲いていません。
花が終わり、枯れた葉をむしってしまったのがいけなかったのかしら?

いつも沢山のクリスマスローズが咲く場所には変わらず咲いています。

ここ数年間、世界は大規模停電、強毒性ウィルスの蔓延、頻発する大きな地震、飛行機墜落事故、高速増殖炉からの放射能漏れなどが立て続けに起こり、混乱に陥っていた。
人工知能の『天軸』が暴走して、これらの災厄を引き起こしたと考えられた。
驚異的な免疫力を持つ選ばれし三人、五十九彦(ごじゅくひこ)、三瑚嬢様(さんごじょう)、蝶八隗(ちょうはっかい)に『天軸』を開発した<先生>を見つけるというミッションが与えられる。
手がかりは<先生>が残した『楽園』というタイトルの水彩画。
そこに<先生>がいるのか。
三人の行き着いた果ては…。
伊坂幸太郎デビュー25周年記念書き下ろし作品だそうです。
短編小説で挿絵が豊富、ファンタジーっぽい、我々人類に対する寓話ですね。
この物語のようなことが起こるのかどうか、それはわかりません。
もう遅いということはないですよね。
いろいろといい言葉が散りばめられていましたが、ここには書きません。
1500円の価値があるかどうかは読者が決めること。
私は長編小説が読みたかったですけどねww。
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