岩井圭也 『中華街の子どもたち 横浜ネイバーズ6』2025/04/24



ヒトツバタゴ、別名なんじゃもんじゃの木の花が満開です。
先週まではまだ咲いていませんでしたが、暑くなり、いっぺんに開いたのでしょうか。


昨年までは見に行くのが遅くて、枯れかけていましたが、今年はやっと間に合いました。

さて、横浜ネイバーズ・シリーズの最終巻です。


ロンは二十四歳になったが、未だに法律事務所のバイトの身だ。
祖父の良三郎からは家に金を入れろと言われているが、無視している。
友人のマツは料理人を目指し働いている。
大学に入学したヒナは大学生ながら起業しようとしている。
一体自分は何をしたいのだろうと悩む毎日だ。

そんなある日、ロンはマツから問われる。母親の南条不二子のことをどうするのかと。
捜査は警察に任せるとは言ったが、気になり、刑事の欽ちゃんに聞くと、母親の組織は強盗の割合を減らしてフィッシング詐欺に手を広げているという。
ロンは自分のために南条不二子を捜索し、会うことを決意する。

早速、ロンは仲間たちに協力を求め、組織のことを探り始めるが、それは危険な領域に入っていくことでもあった。

今回はロンが南条不二子に会うまでを描いた作品です。
相変わらずの無鉄砲で、考えなしなところが笑えます。
このままでいくと、ヒナのお尻にしかれっぱなしになりそうですねぇ。
将来の目標も決まったようですが、ひょっとしてそれになるのがとても難しいということを知らないのかな。ロンならありえそう。
電話番号さえ記憶するのが大変なロンがなれるのか。甘いんだよ。

まあ、予想できる終わり方でした。(一応ミステリに入れてるけど、謎解きがないのでミステリではないです)
第一シーズン完結と書いてあるので、そのうち第二シーズンが始まり、組織のトップの<アルファ>との対決がメインですかね。
第二シーズンも読むかどうかは今のところ不明ですが、岩井さんの別の本も読んでみようかと思います。

横浜ネイバーズ・シリーズ
⑥『中華街の子どもたち 横浜ネイバーズ6』(本書)

コメント

_ ろき ― 2025/04/24 21時00分48秒

なんじゃもんじゃ!面白いですね。白くて可愛い花。

今回は話が大きくなってきましたね。あのへんのヤバい組織は本当に怖そうだよ。無茶はやめてほしいが、どうなるんでしょうね。

_ coco ― 2025/04/25 06時39分04秒

木の名前がわからなかったから「なんじゃもんじゃの木」と言われたそうです。

「トクリュウ」は怖いです。目をつけられないようにしなくてはなりません。一軒家よりマンションの方がまだ安全かしら?

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://coco.asablo.jp/blog/2025/04/24/9770672/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。