泉ゆたか 『世田谷みどり助産院』&『世田谷みどり助産院 陽だまりの庭』 ― 2025/04/27

≪みどり助産院≫は世田谷線上町駅近くにある”母乳外来”専門の助産院で、おっぱいの悩みを抱えているお母さんの駆け込み寺だ。
助産院には”おっぱい先生”と呼ばれる助産師の寄本律子と見習い看護学生の田丸さおりの二人がいる。
やって来るのは自分は母親として失格ではないかと悩み、誰にも助けを求められず、自分を追い詰めている母親たち。
高齢出産の完全母乳を目指している高校教師、母乳が出なくなったことに戸惑う母親、乳腺炎になったシングルマザーの法律事務所の弁護士、突然死で赤ちゃんを亡くし、母乳がとまらない母親、産後鬱なのに認めようとしない女性、母乳の分泌量の低下と夫の扱いに悩むキャリアウーマン、娘がダウン症であるという現実に向き合うのを避けている母親・・・。
おっぱい先生が悩んでいる母親たちに寄り添い、支え、彼女の言葉が母親たちに力を与える。
「お母さんがひとりで育児を抱え込むことは、美徳でもなんでもありません」
「育児に完全な失敗はないということです。いつからでも、いくらでもやり直しがききます」
「育児に正解はありません」
「子どもを育てるというのは、常に自分の選んだ道が正しかったかどうかという心配をし続けることだと思います」
『不安なときは、情報は人に訊く』
「私は人生というのは、ただこの世界を楽しむためにあるのだと思っています。それをわかっている人の笑顔は、周囲の人たちを心から幸せにします」
子育てをこれからしようと思う若い夫婦が読むと、役に立つのではないかと思います。
特に男性に読んでもらいたいです。
出産は全治数ヶ月の交通事故と同じくらいのダメージを身体に与えるそうです。
あなたの奥さんは大変なんですよ。
子育ては夫婦二人のチームでしていくものです。
お母さん、頑張り過ぎないように。
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