エリー・グリフィス 『小路の奥の死』2025/11/02



このところ寒くなったので、イチョウが黄色くなっています。
いつもより早いかな?


みんなでお散歩。うれしそうな二匹です。


特にヨーキー弟がはしゃいでいます。

<刑事ハービンダー・カー>シリーズの三作目。


ハービンダー・カーは警部試験に通り、新しい仕事に応募し、ロンドン警視庁犯罪捜査課の警部となり、ウェスト・ロンドンW10のダルガーノにある殺人捜査チームを率いている。

土曜日の夜、通報がある。
マナーパーク校で同窓会が開催されている時に、ガーフィールド・ライス下院議員がトイレで亡くなっているのが見つかったという。
チームの一員のキャシー・フィッツバーバート部長刑事がマナーパーク校出身で、同窓会に出席していた。
ライスの死因はインスリン中毒で、糖尿病患者のキャシーは注射器を持っていた。

捜査していくと、ライスは”ブリーディング・ハート”と書かれた脅迫状を何通も受け取っていた。
そして、彼はマナーパーク校時代に女優のイザベル・アイスターとザ・キューブのリードシンガーのクリス・フォスター、労働党の下院議員のヘンリー・スティープ、イタリア在住の語学学校教師のアナ・ヴァンス、マナーパーク校長のソノマ・デイヴィス、そしてキャシーの七人グループ、<ザ・グループ>の一員で、21年前のディヴィッドという生徒の死亡事故の目撃者であったことがわかる。

ライスの死は21年前の事故と何か関係があるのだろうか。
やがて次の殺人が起こる。

お話の大部分が、ハービンダーの捜査と私生活、キャシーとアナが語る21年前のことです。
キャシーたちはティーンエージャーですから、恋愛のことが主です。
『そして誰もいなくなった』のように、<ザ・グループ>のメンバーが次々と殺されていくのかと期待していたのですが、期待外れでした。
誰が犯人か当てようと頑張りましたが、とんでもない人が犯人で、まったく予想外でした。
今まで読んでいたのは何のためと文句を言いたくなりました。

謎解きは不発に終わりましたが、ロンドンに出てきたハービンダーにハッピーなことが起こり、うれしかったです。

イギリスの同窓会って結構回数が多いんですね。
日本はどうなんでしょう。
同窓会に行ったことがないのでわかりませんが、イギリスほどではないでしょう。

四作目は『The Last Word』。
ハービンダーはサセックス州ショアハムで探偵事務所を営む友人(一作目に出てきたかも)から地元の作家の死に関する助言を求められるようです。
謎解きは期待できそうもないので、これからはハービンダーのロンドン生活を楽しみに読むことにします。

<シリーズの順番>
③『小路の奥の死』(本書)


<今年のアドベントカレンダー>
今年はリンツのアドベントカレンダーを買ってみました。
もう届いています。


子どもたちには別のものでもと思ったのですが、楽しみにしているようなので、カルディではなくてメリーチョコレートのにしてみました。
いろいろとあって、どれがいいのかわかりません。

久しぶりの大田黒公園2025/11/03

大田黒公園のいちょう並木がどうなっているのか、見に行ってきました。


大田黒公園のいちょうはまだ緑色でした。
休日なので、結構人が来ています。
銀杏を取っているおばあさんがいました。
旗を持った観光ガイドもいましたが、連れていたのはインバウンドの人ではなかったです。まだ知られていないようなので、このままにしておいて欲しいですね。


毎年開かれる紅葉ライトアップは11月28日(金)から12月7日(日)の平日は17時から20時、土日は17時から21時までで、入園料が一般300円、小中学生100円のようです。


まだそれほど色づいていません。
いつも来ると鴨(?)のカップルがいたのですが、今日はいませんでした。


唯一赤くなっていたのが、ここだけでした。


茶室に電気がついていました。茶会があるのでしょうか。


なんとなくですが、昔よりも庭内がきれいに管理されている感じです。


竹もいいですね。
そういえば京都嵐山の竹がこの頃故意に傷つけられているのが見つかっているそうですね。
今までそういうことを聞いたことがありません。
インバウンドが多くなると、いろいろと問題が出てきますね。


出口へ向かって撮った写真です。最初と最後の違いがわかるかな。
気が向いたら、黄色くなったイチョウや葉が落ちたイチョウを見に行くかもしれません。

帰りはランチを食べようと、新しくできたカフェに行ったら一席しか空いていなかったので、星乃珈琲店に入りました。
荻窪の星乃珈琲店はコメダ珈琲店よりも静かでスペースが広い感じです。(四人組女性たちが姦しかったですがww)。


スフレパンケーキも食べたかったのでセットにしました。
駅ビルでお買い物をして帰りました。

わんこのお散歩はママが買い物をした荷物の整理をしている間にヨーキー弟とパパが先に行き、その後に兄がママパパと一緒に行きました。
兄は弟がいないのがうれしいのか、跳ねるように歩きます。
いつもはママの方を見ないのに、チラチラ見ます。
これはおやつを狙っているのね。


正解でした。舌をペロッと出すのはおやつが食べたいからでした。
ママパパがいなくておやつの時間が遅くなったので、催促しているのですね。
食いしん坊の兄です。

ケイティ・ティージェン 『事件現場をドールハウスに』2025/11/04



舞台は第二次世界大戦が終わったばかりの1946年10月、バーモント州エルダーベリー。

メープル・ビショップは驚いた。
医師でフランスの野戦病院で亡くなった夫のウィリアムが残した遺産がたったの十二ドル六十七セントだというのだ。
これでは家のローンも返せない。
どうやって暮らしていけというのだ。

いつものように金物屋に買い物に行くと、店主のベン・クレンショーからとてもいい申し出がある。
メープルは法律の学位を持ち、弁護士資格も持っているが、町の弁護士事務所はメープルが女だからと雇ってはくれなかった。
それならば、メープルの唯一の趣味であるドールハウス作りを生かし、ドールハウスを売ってお金を稼ぐしかない。
そう決心したメープルに、彼の店の空いたスペースを使い、ドールハウスを売ってはどうかというのだ。

メープルの最初の客は町のトラブルメーカーのイライジャ・ウォレス。
彼の妻のアンジェラがメープルのドールハウスを気に入って、買ってくれたのだ。
しかし、翌日、メープルが出来上がったドールハウスを届けに行くと、納屋で首を吊って死んでいるウォレスを見つけてしまう。

警察は自殺と判断したが、メープルは納得がいかなかった。
実は彼女には特殊な才能、「一度目にした場面を完璧に覚えて再現できる」という写真記憶(カメラアイ)、があった。
メープルは自分が見た現場を再現したドールハウスを作って保安官事務所に持っていき、保安官を説得しようとするが、聞いてもらえず、事務所から追い出されてしまう。

保安官の甥で保安官事務所で働き始めたばかりのケン(ケニー)・クワークがメープルが置いていったドールハウスを返しに来て、メープルに一緒にウォレスの件の調査をしようという。
この提案にメープルは飛びつくが…。

戦争で家族が亡くなったり、PTSDで働くこともままならない帰還兵たちに対して、アメリカ政府は手厚い保証はしてくれなかったようです。
メープルのように資格を持っている有能な女性であっても、女というだけで採用してもらえませんでした。
アンジェラはDVの犠牲者ですが、その状況に甘んじていなければなりませんでした。
そんな時代に、天涯孤独の身となったメープルは自らの才気煥発さを生かし、どん詰まりに思えた人生を切り開いていきます。

コージーミステリーによく出てくる、主人公と対抗する意地悪な女性が出てきたと思ったら、一巻目で退場となってしまいました。
最後には敵対していた保安官とも仲良くなり、やっとメープルは町の人たちに受け入れられるようになったようですが、最初からうまく行き過ぎではないでしょうか。
一巻目からこれでは後はどうなるのか、結構、私の好きなお話なので、次で落胆しないかと心配になります。

ジオラマで事件現場を再現するということはアメリカで実際にやっていたようです。
「法医学の母」と呼ばれたシカゴの大富豪の娘、フランシス・グレスナー・リーが事件現場のジオラマを制作し、捜査官の訓練に使っていたそうです。
詳しくはあとがきにも書いてありますので、興味を持った方は読んでみてください。

二巻目は『Murder in Miniature』で、9月に出たばかりです。
ケニーの幼馴染で消防士志望の若者が小屋の焼け跡から遺体となって見つかり、メープルは火災が事故なのか放火なのか突き止めることになり、小屋のミニチュアを作ります。
英語の勉強のために読んでみようかどうか考え中です。(この頃ペーパーバッグも高いのよねぇ)

東野圭吾 『マスカレード・ライフ』2025/11/06

マスカレード・シリーズの五作目。


警視庁を辞め、ホテル・コルテシア東京の保安課長になった新田浩介は、前回の事件で面識のある警視庁捜査一課の梓真尋から捜査協力を頼まれる。
ホテル・コルテシア東京で明後日の午後『日本推理小説新人賞』の選考会が開催されることになっているが、その新人賞の最終候補者の一人が殺人事件の容疑者で、受賞することになったら記者会見の後に任意同行を求めたいというのだ。

同じ頃に新田克久という老人がやって来る。
彼はシアトルに法律事務所を構える浩介の父親だった。
彼は数十年ぶりに友人と会うというが、浩介には誰か予想はつかない。

そんな時に梓警部たちが捜査している殺人事件の被害者遺族や容疑者らしき人物、挙動不審な母娘がチェックインする。

同僚になっても浩介と山岸尚美のコンビは健在ですが、今までと比べるとそれほどドキドキするような展開がなく、ちょっと物足りなかったです。
山岸さんにもっと活躍してほしかったです。
刑事の浩介とホテルウーマンの山岸が反発し合いながらも、協力し合うって感じがよかったんだと思います。
今回、面白かったのは受賞作品を決めるときの選考会の様子です。
実際はどうかわかりませんが、受賞作品ってこうやって決めるのかと興味深かったです。
このシリーズがお好きな方は読んでもよろしいんではないでしょうか。
初めて読む方は一作目から読むのをお勧めします。

一生懸命働く女性を描くシリーズ2025/11/08



秋の薔薇が咲いています。


寒いかと思って服を着せたら意外と暖かかったです。
去年買った服が今年安くなっていたので買い、色違いのおそろいになりました。



女性が働いていると、様々な悩みが生じ、頑張りすぎると心の病になったりします。そういう女性を描いたお話を紹介します。

友井羊 『スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 大人の小休止と鎌倉野菜のポトフ』
二十六歳のスープ屋しずくの常連、長谷部伊予は、鎌倉に住んでいた祖母が亡くなってから仕事に集中できず、眠りも浅く、疲れが抜けきらない毎日が続いていた。
そんなある夜、心臓のドキドキが止まらず、息が苦しくなり、心臓が止まるのではないかという恐怖に襲われる。
救急車を呼び病院に行くが、異常は見つからず、疲れが溜まっていたのではないかと告げられただけだった。

ある日、会社の帰りにふと思い立って買い物をしようと立ち寄ったところで、伊予はまた恐怖に襲われ、心臓の鼓動が早まり、呼吸が荒くなる。
ベンチに座り深呼吸を繰り返していると、高校生の女の子が話しかけてきた。
伊予の様子を見て、父親が患っているパニック発作ではないかと思われるので、早めに専門家に相談したほうがいいと言われる。

メンタルクリニックで診察してもらうと、まだパニック障害の初期段階なので、上司や産業医に相談した上で、休職をすべきだと診断される。
だが伊予はすぐにパニック障害であることを上司に言うことも休職も決断できなかった。
しかし、高校生の女の子が消えた話をしずくの店主、麻野にして、麻野に種明かしをされてから気持ちが変わり、上司に病状を伝え、休職を申し出ることにする。

とりあえず三カ月、休職することになった伊予は鎌倉の祖母の家で療養しながら、祖母の遺品整理をすることにする。
鎌倉で暮らすうちに様々な人々と知り合い、祖母の秘密を知ることになる。

今回はいつものように麻野の謎解きはありますが、それよりも思いもかけずパニック障害になってしまった女性に焦点が当たった話になっています。
パニック障害については本に詳しく書いてありますので、ここには書きませんが、
だれでも罹る可能性があります。
パニック障害という言葉が今よりも知られていなかった頃に、知り合いの高校生の男の子がパニック障害になり、通学のためのバスに乗れず困っていると聞いたことがあります。
担任から自転車通学を提案され、高校に通えるようになり、無事に高校を卒業できたと聞きましたが、今も元気で暮らしているのかしら。
本の中にも書いてありますが、症状が出たら、躊躇せずに早めに専門医にかかりましょうね。

長月天音 『キッチン常夜灯 夜ふけのオニオングラタンスープ』
株式会社オオイヌが運営する洋食店「ファミリーグリル・シリウス」の池袋店の店長で入社二十三年目になる四十五歳の鳥羽いつきは、この頃、自分の仕事に行き詰りを感じている。
自分の時とは違い、今は社長が「女性活躍」だとか言ったため、若い女性社員が何人も店長になっている。
彼女たちの物怖じしない態度を見て、自分のやってきたことは古いんだろうか、男性社員の中で結婚もせず必死に頑張ってきた自分は、いったい何だったんだろうと思う。
そんな時によりにもよって頼りにしていた若手の男性社員が辞めると言い出す。

そんなある日、水道橋の倉庫で作業した後に、「キッチン常夜灯」を見つけ、入ってみた。
そこで偶然、製菓部の森久保かなめと出会う。

かなめや同年代の「キッチン常夜灯」のシェフと堤と話すうちに、いつきの気持ちは変化していく…。

仕事を続けていき、四十代、五十代のベテランになると、ふと立ち止まって自分の今までの人生を振り返ることってありますよね。
若い同僚は生き生きと仕事をしているけど、自分はどうなのか。
なんとなく、年上の自分を否定されているように感じたり、このままここにいていいのかと思ったり…etc.。
私も通った道なので、いつきの気持ちがよくわかります。
まだ若い人も、いつきのように四十代になった人も参考になるお話だと思います。

この二冊の本はシリーズ物ですが、この巻だけ読んでも大丈夫です。
仕事について考えてみたい方には参考になるでしょう。
ついでに美味しい食べ物が沢山出てくるので、悩みは置いておいて、とりあえず美味しいものを食べるというのもいいでしょう。
美味しいものは心を楽しませてくれますものね。

アリスン・モントクレア 『奇妙な花嫁候補 ロンドン謎解き結婚相談所』2025/11/09



前よりも黄色が強くなったと思います。
そろそろここのイチョウは葉が落ちそうです。


ロンドン謎解き結婚相談所シリーズの五作目。


アイリス・スパークスとグウェン・ベインブリッジが経営する<ライト・ソート結婚相談所>に予約なしで様々な人たちがやって来る。
とにかく娘をすぐに片づけたいという父親、自分が死んだ後に昆虫学者の夫に後添えを望む、余命わずかな女性、オックスフォードの卒業生で蛾を愛する22歳の女性…。

その頃、グウェンは精神医療裁判所に身分変更の申し立てをしていた。
同じ頃、モリソン卿から<ベインブリッジ・リミテッド>の取締役会に出席することを求められる。
取締役会ではグウェンの後見人のオリヴァー・パースンが動議を提出し、最高経営責任者からベインブリッジ卿を解任するように求めた。
動議は否決されたが、今度は精神医療裁判所の審議でパースンは取締役会での出来事を口実に、グウェンの身分変更の申し立ての同意を取り下げたいと言い出す。
グウェンは一週間で近友を召喚しなければならなくなる。
絶体絶命の状況に陥るグウェン。
それだけではなく、夫に後添えを望んだ女性、アデラ・レマーゲンの遺体がエセックス州の森で見つかる。
警察は自殺だと判断するが、アデラはグウェンと彼女の夫の再婚相手を探す代わりに自殺はしないと約束していた。

アイリスはグウェンの苦しみを少しでも和らげるために、他殺を疑っているエセックス州警察ラウトン署のヒュー・クイントン巡査の捜査を手伝うことにする。

グウェンは近友にふさわしい人がいないかと考え続け、やっと一人思いつく。
そして喜びのあまり愚かな行為をしてしまう。
その夜、パースンが撲殺された。

二つの殺人事件の容疑者になるアイリスとグウェン。
彼女たちは今までのように自分たちの力で事件を解決できるのか…。

グウェンは夫が戦死したと知らされた時とひとり息子の監護権が義父母に奪われたと知った時の二回、自殺未遂をし、1944年3月17日に精神医療裁判所から精神疾患者と宣告されました。
それから二年が経ち、息子の監護権を取り戻すために身分の変更を申し出たのですが、いくら貴族でも、女ですから、軽んじられているんです。
その怒りが突如として出現してしまい、彼女が不利な立場になることがあります。
今回もそうですが、アイリスという得難い友人が助けになります。
前のドールハウスのお話もそうでしたが、戦後のアメリカもイギリスも同じような状況だったのですね。

本の中に出てくる「近友(きんゆう)」というのは「指名された第三者としてミセス・ベインブリッジの申し立てを助ける人」だそうですが、イギリスの裁判用語なんでしょうか。
原書でなんと書いてあるのか確かめたいところですが…。

来年の1月に八作目が発売されるようです。
六作目は『Murder at the White Palace 』で、依頼人たちのために大晦日の夜会を開催しようと、二人は空きビルを探し回りますが、そこで遺体を見つけてしまうようです。
グウェンの監護権を取り戻すための裁判がどうなるのか、そして次なる二人の活躍が楽しみです。

桐野夏生 『顔に降りかかる雨』2025/11/11



椿にしては花が小さいなと思って調べてみたら、「茶ノ木」と検索結果が出ました。
ツバキ科ツバキ属なので、椿の一種なのは確かでしょう。
お茶の木にこんな花が咲くとは知りませんでした。

村野ミロシリーズの一作目。
桐野さんのデビュー作で、江戸川乱歩賞を受賞した作品だそうです。


村野ミロは夫が自殺してから仕事を辞め、父親が経営していた新宿の探偵事務所があったマンションに住んでいる。

ある日、親友の宇佐川耀子の恋人の成瀬から電話がくる。
耀子がいないのでミロのところに行っていないか、もしくはどこかに行くと言っていなかったかというのだ。
電話を切った後すぐに、君島というパンチパーマの派手な若い男を連れて成瀬はミロのマンションに現れる。
耀子が預けた一億円ごと、どこかに行ってしまったらしい。
耀子が消える前にミロに電話をかけていたので、ミロが何か知っていないかと疑っているのだ。

一億円は反社企業シダー・コーポレーションの上杉から回された裏金だった。
共謀を疑われたミロは成瀬と二人で一週間以内に耀子を探し出し、金を返さなければならなくなる。

1993年に発表されたお話なので、若い人にはピンとこないところがあるでしょう。
1990年代というと、まだ携帯電話がなく、フロッピーディスクを使っていた時代です。
1990年にドイツが統一してから三年後にドイツに行ったことを思い出しました。この年にチェコとスロバキアが分離して独立国になったはずです。
私がまだ若かった頃で懐かしいですが、その頃のお話なのに今読んでも古い感じがしません。

ミロにとっては初めての事件で、大企業でマーケティングをやっていただけあり、調査能力は抜群です。
それにしても暴力団関係者に対する恐怖がミロにそれほどないのはどうしてだろうと思いました。
夫との関係絡みで色々とあり、生きることにあまりこだわりがないからかしら。
耀子が関わっていた世界、SMやネオナチ、死体写真愛好家などのエログロ関係がちょっと気持ち悪かったです。
シリーズの一作目を読了ということで、次の『天使に見捨てられた夜』をそのうち読んでみます。

「アバウト・ライフ 幸せの選択肢」を観る2025/11/13



久しぶりに神明宮に行くと、イチョウの木を刺繍した御朱印がありました。


意外と再現率が高いですね。

今年はファンだった俳優がお亡くなりになる年でした。(まだ一か月ちょっとあるけど)
まず、ロバート・レッドフォード。
ビデオで「追憶」を見た時に、初めてなんて美しい顔の男性なんだと思いました。
バーバラ・ストライサンドが椅子に座って居眠りしている彼の顔を愛おしいそうになでるところが印象的でした。
女優ではダイアン・キートン。年を取ってからの彼女が好きでした。
Prime Videoで「アバウト・ライフ」が見られるようなので、見てみました。
遺作ではなく、「Book Club:The Next Chapter」と同じ2023年の作品です。
英語の題名は「Maybe I do」。


一人で映画を見に行ったグレース(ダイアン・キートン)は、映画館で泣いている男、サム(ウィリアム・H・メイシー)に気づく。
彼の席の隣に行き、慰めるグレース。
話してみると、二人は気が合ったので、モーテルに入ろうとするが、止めて、ずっと歩きながら話を続ける。

ハワード(リチャード・ギア)はホテルのベッド上で頑なに雑誌を読んでいるふりをしている。
四カ月付き合っているモニカ(スーザン・サランドン)はセクシーなナイトガウンを着て彼に関係を迫るが、ハワードは君を抱くつもりはないと告げ、部屋を出ていく。

友人の結婚披露宴に出席したミシェル(エマ・ロバーツ)とアレン(ルーク・ブレイシー)。
花婿からブーケトスでミシェルがブーケを取ることになるから覚悟をしておけと言われ、アレンはブーケがミシェルの手に渡らないようにしてしまう。
そのためミシェルが激怒し、二人の関係は危うくなる。
ミシェルは結婚したいのだが、アレンは結婚はせずに今の同居生活を続けていたいのだ。
その夜、ミシェルは二人のアパートには帰らず、両親の家に行く。

ミシェルからアレンとのことを聞いた両親は話し合いをするためにアレンと彼の両親を夕食に招くことにする。
アレンと彼の母親はその招待を断るつもりだったが、父親が承諾してしまう。

翌日の夜、アレンたちがやって来るが、なんとアレンの両親はサムとモニカで、ミッチェルの両親はハワードとグレースだった。

サムとモニカは仮面夫婦で、二人の関係は冷めきっており、会話もない状態だった。
モニカはインテリアデザイナーで毒舌家。
サムはそんな彼女との会話を諦めていて、グレースとの会話に久しぶりに癒しを感じる。
アレンはそんな両親を見ているので、結婚には懐疑的だ。

ハワードとグレースの関係はサムたちほど壊滅的ではなく、傍目には仲良く見えるので、ミッチェルは両親のような結婚がしたいと思っている。
ハワードは本人曰く、ちょっと冒険がしたくなりモニカと四カ月付き合ってみたが、別れを切り出していた。
モニカはハワードと別れると別のがすぐに表れないからと、ハワードに固執しているだけ。
グレースはハワードの気持ちが自分から離れていることに気づいている。
サムとの楽しい会話に心が弾んだが、結局、自分がハワードをまだ愛していることに気づく。

若いカップルはというと。
アレンは結婚すると、自分が両親のように仮面夫婦になるのではないかという思いが捨てきれず、結婚に踏み切れない。
ミシェルは結婚はいいものだと一途に思い込んでいる。
未来は不確かだけど、今が大事。残りの人生をあなたと過ごしたいとアレンに言うが…。

モニカのような母親に育てられたら、女性嫌悪になってしまっても仕方ないと思えますが、アレンはそうはならなくてよかったですね。
サムは一見いい人そうに見えたのですが、二回しか会っていないのに、グレースにタヒチへ行こうとか言うのですよ。ちょっとストーカー気質?なぜ、タヒチ?
一番いい加減な人はハワードですね。グレースへの気持ちにやっと気づきますが、また浮気しそう。
グレースは信心深そうだから、ハワードがどうなろうが死ぬまで彼と暮らし続けていくのでしょう。

スーザンさんがちょっとイタイ感じの肉食女性を熱演していました。
ダイアン・キートンはダイアン・キートンでした。
素敵なお洋服です。着こなしがいいんでしょうね。
私が同じものを着ると、ただの太ったおばさんになってしまいますわ。
リチャード・ギアは意外と若い頃そのまんまで、少し優しそうになっていました。
いい年の取り方をしているのかもしれませんね。
若い恋人たちがレストランでイチャイチャしているのを見ている時の彼の表情がよかったです。

日本の映画の宣伝でW不倫と言っていますが、少なくともサムとグレースの関係は不倫以前だと思いますけどね。
「チーターズ」というマイケル・ジェイコブス監督自身の戯曲を下敷きにした映画だそうで、会話が主で、一方的に結婚についてどう思っているのか聞かされ、まともに聞いていると疲れますので、覚悟をして見た方がいいかも。
私は会話は適当に聞いて、俳優たちの顔や女性の衣装しか見ていなかったので、十分楽しめました。
まあ、名優たちを無駄に使っているなとか、ちょっと思いましたけど、舞台ならこんな感じよねぇ。


リン・メッシーナ 『公爵さま、謎解きディナーです 行き遅れ令嬢の事件簿⑦』2025/11/15

前からですが、自分のブログを開けようとしたり、写真やブログをアップしたり、コメントを見ようとすると、時間がかかり、ひどい時には時間切れになってしまいます。
他の会社のブログではそういうことはないので、朝日ネットの方の問題ですかね。
とてもストレスフルなんですけど。どうにかしてもらいたいものです。

「行き遅れ令嬢の事件簿」シリーズの七作目。


ケスグレイブ公爵夫人になってから初めての事件であるフランス人シェフの生首事件を解決したベアトリスだったが、その事件が新聞に取り上げられ、ベアトリスが勝手によその屋敷に入り込み、生首を持ち上げて調べたなどと書かれ、彼女への世間の評判は最悪だった。

そこで、ベアトリスの母の親友だったレディ・アバクロンビーがベアトリスの評判を改善しようと、社交界のセレブたちを招いた謎解きディナー開催を思いつく。
ベアトリスは反対したのだが、うまく丸込められてしまい参加することになる。

しかし、謎解きディナーの当日、出席者の一人、プジー卿が殺されてしまう。
他のセレブたちは我先にと帰ろうとするが、ベアトリスは彼らを阻止する。
なぜなら彼らの中に犯人がいるはずなのだから。

ベアトリスは犯人捜しを始めるが、悩む。
このままではベアトリスのせいで公爵さまに迷惑をかけ、彼の評判も地に落ちるのではないのか。

だが、公爵さまは気にしていない。
ケスグレイブ公爵という存在は完全に別格。唯一無二の存在なのだ。

さて、ベアトリスは本物の殺人事件を解いて、名誉挽回できるのか。

ベアトリスも変わっていますが、それ以上に公爵さまは変わっています。
ベアトリスの「頭脳明晰さ」が魅力的に見え、彼女の「探偵癖」を愛しているんですもの。どう考えても普通ではないでしょう。
「割れ鍋に綴じ蓋」、「蓼食う虫も好き好き」、「似合う夫婦の鍋の蓋」、「似たもの夫婦」。
他に何かありましたか?

そうそう、彼女のおじさん家族たちも変わっていましたよね。
おばさんは言うに及ばず、従妹のフローラはまだ翻訳されていない番外編で殺人事件を解決しようとして、自分の力を過信してしまったようです。
読んでいると彼女が滑稽に思えてしょうがありません。
フローラの悪いところがベアトリスとどうも似ているようです。
フローラのこれからが心配ですね。

公爵さまの家族も何やらありそうです。
少し触れてありますが、次回に詳しく紹介されるのではないのかしら。

このシリーズは来年三月に十四巻目が発売されるようです。
日本では八巻目『A Malevolent Connection』の翻訳が来年の今頃になりそうです。
ケスグレイブ公爵の叔父さんがベアトリスの幸せを台無しにしようと目論んでいるようです。
やっぱり公爵の親戚もおかしいのか…。


<今日のわんこたち>


パパに抱かれたわんこたちはママが写真を撮ろうとすると、目をそらします。
カメラの光が嫌なのかしら。

海の森公園へ行く2025/11/16

前から行ってみたかった海の森公園に行ってきました。
高速は空いていて、犬たちには負担なく行けました。


都庁の木々も少し紅葉してます。


東京タワーがよく見えます。


海のそばに住んでみたいけど、地震が怖いわよね。

公園に11時過ぎに着きましたが、駐車場はガラガラでした。
公園は年中無休で7時から17時まで開園しています。
駐車料金は平日一日一回500円、休日一日一回1000円です。


駐車場近くの中央口から入ると右側に階段、左側は平らな道があります。


わんこがいるので、左の道を歩いていきます。


二つの道は坂の上広場で合流します。
トイレと自動販売機があります。

左に行くとつどいの広場ですが、私たちは海を見たいので船着場の方の右に行きます。


小さい公園だと思っていたのですが、結構大きいです。


この場所は東京オリンピックの総合馬術とクロスカントリーで使われたようです。


もう一か所、トイレと自動販売機がありました。
地図をよく見ていなかったので、水上競技場口に出てしまいました。


ここはひょっとしたらカヌー競技をしたところではないですか。


カヌーを乗せた車が止まっています。
カヌーは想像した以上に横幅が狭く、縦が長いです。
競技用と普通のカヌーは違うんですね。


わいわい広場が見えました。大きな滑り台のようなものは大型複合遊具だそうです。東京スカイツリーが見えます。
子どもが沢山いそうなので、わんこは連れて行かないことにしました。
水上競技場の方へ行ってみましょう。


左が川で、右が駐車場です。


段になっている場所がありました。ここが観客席だったのでしょうか。


パパと一緒。パパが黒子になってますww。


何枚か撮ると、一枚まともなものがありました。
わんこたちは初めての場所に来るととってもハイになります。


飛行機が通り過ぎていきます。


駐車場まで行けなさそうなので、水上競技場まで戻りましょう。


よく見えませんが、海の森ビジターセンターの前にヤギがいました。
除草を手伝っているそうです。

前に行った川崎の公園みたいにそれほど大きくないと思っていたのですが、とんでもなかったです。
今回だけで約7000歩だったので、一周しようと思うとその倍以上かかると思います。
次は歩き回らずに、写すのを忘れてしまいましたが、いい広場があるので、お弁当とシートなどを持って来て、ゆっくりしようと思います。

「楽しかった?」と聞くと…。


「ゎん」と答えた兄でした。