伏尾美紀 『百年の時効』 ― 2026/04/03

今年の私には何やらよからぬことが多いような感じです。
身体のこともそうですが、機械類も壊れる時期のようです。
洗濯機を皮切りにルーターが壊れました。
というのも、午前中には使えたはずのインターネットが、用事から帰って来て使おうと思ったら使えません。
ルーターを見ると、インターネットのライトだけが消えています。
何をやってもつきません。
時間が経つと使えるようになるかもしれないと思って放っておきましたが、次の日になっても使えません。
ネットでサービス業者に調べてもらうと特に不備はないと言います。
もしかして昨年買ったばかりなのにルーターが壊れたのかと思い、新しいルーターを買いました。
携帯ではネットに繋がりにくい状況なので、設定ができません。
パソコンに繋いでやってみたら成功!
ネットに繋がった時の喜びったらありません。
パソコンに詳しい方はお笑いでしょうが。
大事なメールはパソコン用ではなく携帯用のメールアドレスに変えることにしました。
今回、私がいかにネットに毒されているかがよ~くわかりましたww。
さて、北海道札幌市在住で、『北緯43度のコールドケース』や『数学の女王』を書いた伏尾さんの昨年8月に出版された作品です。

令和6年(2024年)2月、28歳になる葛飾警察署刑事組織犯罪対策課の藤森菜摘は、アパートの一室で男性の遺体が発見されたという現場に臨場する。
遺体は74歳の桜井信吾のもので、桜井は昭和四十年から平成に入る直前にかけてまで天才的な相場師『兜町の異端児』として知られていた。
自然死であるとみられたが、藤森は微かな違和感を感じていた。
部屋を調べてみると、「警察のみなさまへ」と書かれた封筒が見つかった。
しばらくして藤森は警視庁刑事部捜査一課管理官の草加文夫に呼び出され、桜井が昭和49年(1974年)に起こった『佃島一家四人殺傷事件』の重要参考人で、この事件の捜査の幕引きをするために、一年間、徹底的に捜査を行うことになったが、それを藤森に任せたいと言われる。
捜査を引き受けた藤森に草加は先輩刑事の鎌田から託された捜査ノートを渡す。
鎌田のノートには昭和、平成、令和と半世紀にも渡り犯人グループを追い詰めながらも、決定的な証拠を掴み切れずにいた刑事たちの苦悩と執念が書かれていた。
果たして藤森は真実に行きつくことができるのか。
各時代の刑事たちが個性豊かで、それぞれの捜査の仕方が時代ごとに違い興味深かったです。
まだ戦争の影響が残りながらもバブル景気に沸く昭和、地下鉄サリン事件などのテロ事件やオウムなどの宗教問題が起こった平成など時代ごとの重大事件も折り込まれてあるので、歴史を振り返りながら読んでいきました。
登場人物が結構多いので、どの事件に関係する人物なのか、誰と誰が繋がっているのかなど途中でわからなくなる可能性があるので、時系列に並べたり、相関図や家系図などを自分なりに書き留めながら読んでいくといいと思います。
結構長い作品なので、最期まで行きつけるかと思いましたが、問題なく読み進めていけました。
満州のことと最後の犯人が私的にはちょっと惜しいかな。
この作品は第28回大藪春彦賞と第47回吉川栄治文学新人賞を受賞し、「本の雑誌が選ぶ2025年度ベストテン」一位、「週刊文春ミステリーベスト10」の三位、「このミステリーがすごい!」の四位で、第79回日本推理作家協会賞(5月13日最終選考会)の長編および連作短編集部門候補作品だそうです。
コメント
_ ろき ― 2026/04/03 17時50分39秒
_ coco ― 2026/04/04 07時23分06秒
ろきさん、ネットに繋がるのは画面の小さな携帯だけ、それなのに電波も悪い。午前中は繋がっていたのに何故?ホント、機械は分かりません。
まだどうにかなったけど、次はできるかな?心配です。
600ページ弱あるので、読みごたえありますよ。日英の警察の捜査の違いとか比較できるかも。
まだどうにかなったけど、次はできるかな?心配です。
600ページ弱あるので、読みごたえありますよ。日英の警察の捜査の違いとか比較できるかも。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://coco.asablo.jp/blog/2026/04/03/9845899/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
この絶望感、わかります! 機器の不具合もあるし、謎ですよね。
復旧してよかったです。人間も機械も健康が一番。
重みがありハードで面白そうな作品ですね、読んでみたいかも。(ワニ町が先か迷うw)