三上延 『ビブリア古書堂の事件手帖Ⅴ~扉子と謎めく夏~』 ― 2026/05/02
「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズ、扉子編の五作目。

夏休みが始まった。
樋口恭一郎はビブリア古書堂で一週間、臨時のアルバイトをすることになっている。
ビブリア古書堂の娘・篠川扉子は同じ県立高校の先輩だ。
扉子の母親の栞子と父親の大輔は海外在住の古書コレクターから蔵書の買取を頼まれたため、彼らが日本にいない間だけのアルバイトだ。
恭一郎は栞子に呼び出され、古書についての相談事を引き受けないこと、言動の不審な客には関わらないこと、栞子の母である篠川千恵子に注意することを約束させられる。
第一話『シャーロック・ホームズの歸還』岩浪文庫
坂口昌志としのぶ夫婦と息子の直晴が店に現れる。昌志の父親が終戦末期に捕虜収容所で起きた岩波文庫から出版された『シャーロック・ホームズの帰還』に纏わる出来事が昌志の人生に関わっていると言っていた。そのことが気になり、父の遺品を引き取った兄の書斎で本を探すが見つからない。数日中に蔵書が処分されるというので、扉子は手がかりを授け、本は見つかるが…。
第二話 森山大道『写真よさようなら』(写真評論社)
栞子の妹、文香の高校の同級生、日野千尋が写真家になりそこなった元夫の遺品の写真集を持って来た。扉子はその中にある森山大道の『写真よさようなら』が気になるようだ。日野が持ち込んだのはオリジナルの初版だというのだが…。
第三話 中原中也 『山羊の歌』(文圃堂書店)
バイトの最終日。大学生のときに文香と付き合っていたという玉岡昴が相談を持ち込む。先月買った中原中也の署名本がなくなったというのだが、話を聞くと、しょうもないことがわかる。
栞子さんの娘も本の虫で、本に関する謎を解くのが大好きです。
熱中すると見境がなくなることが問題です。
恭一郎はそんな扉子が好きみたい。
彼も大輔の辿った道を行きそうですね。
栞子が大怪我をしたきっかけになったあの男と彼女の母親、千恵子が次回に登場しそうです。
不穏な感じです。
森山大道は世界的に有名な写真家なんですね。
知りませんでした。
今度、図書館に行ったら『写真よさようなら』を見てみようかと思ったら、残念ながら図書館に所蔵していないようです。
『ビブリア古書堂の事件手帖』で紹介されたので、そのうち所蔵するかも…?
連休の一日 ― 2026/05/04
今年はパパのお休みが少なかったので、犬連れ旅行は諦めました。
去年は兄がお出かけをして具合が悪くなりました。
今年は食べ物に気をつけているので去年よりも元気だと思うのですが、血液検査と腸内細菌検査でどうだかわかるでしょう。
お散歩しながら、いつものように花を見ていきます。

あるマンションの柵から覗いている「つるアイスバーク」。

「ピエール・ドゥ・ロンサール」。

たぶん、「パレード」。
薔薇園に行かなくても、いろいろな薔薇が見られます。

ちょっと風が強いですね。

兄の目が何か言いたそうです。
ママとパパはわんこたちを家に置いてお出かけしました。
まず、ランチを食べます。

ブロッコリーのスープ。

三種類のデリを選びました。
ファラフェルとキャロットラぺ、野菜のオムレツ。
パンもお料理も美味しかったです。
パパはワインを頼んで、ママとは違う三種類のお料理を楽しんでいました。
食事の後に思い立って電車に乗り、都心まで行き、ユニクロやパパが欲しいと言ったスーツやスポーツウェアを見たりしました。
別の日はIKEAに行って、ガーデニングのための物を見てきました。
イケアレストランではサーモンフィレレモンディルソースとオマールエビのビスクを食べました。(写真に写すのを忘れました)
胃の調子が悪く、食欲がなかったのですが、少しずつ食べられるようになりました。甘いケーキなどはまだ食べられません。
食事はパパ用とママ用の二食作らなければならないので、面倒です。
と言ってもママ用はお魚を蒸し焼きにするだけですがw。

「ママ、めんどくさがらないで、ちゃんとご飯を作りましょう。僕のご飯は山盛りでお願いします」 by 兄
ママはダイエットしているのに、なんで君はお太りになっているんですか。
君もいっしょにダイエットです。
そうそう、IKEAでは会計や配送を頼むまで、すべてスマホを使用することになっていて、スマホの使えないお年寄りはどうしているのだろうと思いました。
そのうちスマホを使いこなせないと何も買えなくなったりして…。
残り少ない休日はたぶん家でのんびりするでしょう。
「ぼくたちのお散歩もお忘れなく」
はいはい、わかりました。
お年寄りのわんこたちはうるさくて困りますww。
武蔵野八幡宮に行く ― 2026/05/05
吉祥寺に行く用事があったので、用事の後で武蔵野八幡宮に行ってきました。
789年に坂上田村麻呂が宇佐八幡大社の御分霊を今の水道橋駅付近に祀ったのが創建と言われています。
江戸時代の明暦の大火で本郷元町にあった「諏訪山吉祥寺」と門前町が焼失した際に、移転を命じられて、1661年に武蔵野原野に「吉祥寺村」を開村し、その際に武蔵野八幡宮を鎮守として信仰したそうです。
弓矢の神様としても名高い、応神天皇が祀られているそうです。

吉祥寺駅から歩いて約10分。

緑豊かな神社です。

境内社があり、三島・出雲・大島・厳島・稲荷・須賀・疱瘡の七社が祀られています。

前に来た時よりも境内が狭い気がします。
私だけではなく、夫もそう言っていますが、気のせいでしょうか。

ゆっくり拝んで、御朱印をいただいていきます。
この頃、御朱印集めが流行っているようで、人が並んでいます。
ここは直書きの人が来るたびに奥に持っていき、書き終わったものを持ってきて渡すようです。
食べれるようになったので、吉祥寺エクセルホテル東急内にある、前に来た時は閉店していたベーカリー、B2(ビースクエアード)でランチをしました。

チキンサンドとハム・チーズサンド、アイスコーヒー、ホットミルク。
パンが美味しいです。夫が飲んだアイスコーヒーは…薄い?
なんだかんだと言いつつ、毎日どこかに出かけている連休です。
柚月裕子 『誓いの証言』 ― 2026/05/06
佐方貞人シリーズの五作目にして、16年ぶりの長編小説。

ヤメ検で、今は中野に弁護士事務所を構える佐方貞人は築地警察署に呼び出される。
大学の同期で弁護士をしている久保利典が行きつけのクラブの女性への不同意性交等罪で逮捕され、佐方を弁護人に指名しているというのだ。
久保は無実を主張し、佐方は事件の経緯を調べ始める。
しかし、久保が無罪だとしたら、何故女性が彼を嵌めようとしているのかがわからない。
二人は過去に何らかの接点があるのか?
調べていくと、二人に共通するのが香川であることがわかる。
佐方と香川のことが順番に書かれていますので、最初は繋がりが分からなかったのですが、しばらくして意味がわかります。
柚月さんの本はミステリとして謎を解くものではなく、明かされていく隠された真実が感動を呼ぶものです。
今回は最後をきれいに佐方が納めてくれました。
できすぎ感はありますが、最後まで読むスピードが鈍らないのは、作家さんの力ですね。
佐方が語った言葉、「事実と真実は違います。目に見える事実だけではなく、事件の動機ーー真実がわからなければ、本当に事件が解決できたとは思いません」がこの小説の肝ですね。
お勧めです。
<佐方貞人シリーズの順番>
①『最後の証人』
②『検事の本懐』
③『検事の死命』
④『検事の信義』
⑤『誓いの証言』(本書)
<今日のわんこ>
兄犬は年に二、三回吐きます。それもわざわざベッドの上に吐くんです。
この頃は大丈夫かと思っていたら、週末にベッドの上に吐いていました。
一旦匂いがつくと、寝ようとはしないので、ベッドを新しくすることになります。
平らなベッドが買ってあったので代わりに置きましたが、絶対に寝ません。
ハウスの中で寝ています。
仕方がないので、ベッドを買いました。
やっとベッドが来て、置くとすぐに寝始めました。

ぐっすりと寝ています。頭がのっけられるところがないと嫌なんでしょうか?
ママのベッドの上では気持ちよく寝ているのですが、何が違うのでしょうね。
食べ物も寝床も、好き嫌いの多いわんこです。
ドーン・ブルックス 『ニューヨーク・クルーズにぴったりの失踪』 ― 2026/05/08

薔薇園にはまだ行けないので、他人の庭のバラを見ています。

Googleさんによると「ロココ」という種類の可能性があるとかw。

これは「エーデルシュタイン」らしいです。
バラも色々な種類があって、覚えられませんが、綺麗だからいいですわww。
さて、警官レイチェル&看護師サラの事件簿シリーズの一作目『地中海クルーズにうってつけの謎解き』から約一年後のお話です。

ここ半年間、レイチェルは殺人事件の裁判で忙殺されていた。
彼女は殺人現場に出くわし、犯人を逮捕したが、犯人はレイチェルが一方的に暴力を振るったと嘘の証言をしたため、内部調査が行われたのだ。
未だに殺された少年のイメージがフラッシュバックとしてよみがえり、犯人からは必ず報復すると脅された。
そのためレイチェルは休暇を取り、昨年の地中海クルーズで起きた殺人事件を解決したお礼にクイーン・クルーズ社が申し出てくれた、世界中どこへでも行ける無料の豪華クルーズ旅行に行くことにした。
行先はニューヨーク。
看護師のサラも前年同様に仕事で同船する。
殺人者つきのクルーズ旅行でなければいいのだが…。
今回、コーラル・クイーン号にはロシアのオリガルヒ(新興財閥)や外交官、実業家たち、そして大勢のWAG(wives and girlfriends)などの桁外れの金持ちロシア人のツアーグループが乗っている。
レイチェルはそのツアーグループのガイド、トーマスと知り合い、ツアー客が参加するアクティビティに誘われる。
このグループに興味を持ったレイチェルはトーマスの誘いに応じることにする。
一方、サラはというと、医療チームのメンバーの一人が父親の事故のため来れなくなり、代わりの新人看護師がやって来る。
彼女は何故だかわからないが、最初からサラを敵視しており、とってもやりずらい。
サラは普通に接するようにするのだが…。
そして、恐れていたことが起きる。
機関室のロシア人乗組員の不審死と失踪が発生したのだ。
死んだ男のルームメイトだったロシア人乗組員は殺人を犯した後に海に飛び込んだのだろうか?
またもレイチェルの好奇心が湧きあがる。
警察官はいついかなる時も警察官。
のんびりするなどという言葉はありません。
「好奇心は猫を殺す」と言いますが、レイチェルはまたも命の危険にさらされます。
コロナ禍以降、クルーズ船の旅に懐疑的になった私ですが、今度はハンタウィルスですか。
クルーズ船って換気が悪いようですねぇ。
感染症に殺人(?)。これではクルーズ船には99%乗らないでしょう。
本を読んで楽しむことといたしましょう。
このシリーズは16巻目が6月に刊行されるようです。
一年に一冊が翻訳されたら14年かかり、その間にも出版されたら…と思ってしまう私です。
kindle版だとお安いし、薄い本みたいなので、英語の勉強のために読んでみようかしら。
三巻目は『Killer Cruise』。
レイチェルは地中海クルーズで知り合ったマージョリーとバルト海クルーズに参加していましたが、フレディ・マーキュリーそっくりのトリビュートバンドのリードシンガーが海に転落するのに遭遇します。
サラたちの心配をよそに、レイチェルはまたも殺人事件に首を突っ込むようです。
これからの豪華クルーズ旅行はオーストリア、ニュージーランド、カナリア諸島、カリブ海、アドリア海など様々な海をクルーズしますが、舞台は船上なので、どのクルーズも変わりはなく、乗客がどんな人たちかが重要ですね。
朝井まかて 『豆は煮えたか』 ― 2026/05/09

お玉は深川の水茶屋ささげやの女将。
亭主といっしょに店を営んでいたが、亭主が亡くなり、彼が作っていた名物の豆餅をお玉が作るようになってから味は落ちるばかりで、お客も少なくなるばかり。
しかし、お玉には人には知られていない裏家業があった。
人の掌に触れると、その人の近い将来が見えるのだ。
相談事のある人は、「豆は煮えたが」という符牒を告げねばならない。
「豆は煮えたか」
ある夜、お玉は怪我をした男に助けを求められる。男は新次郎と名乗り、賭場で知り合った女遊客と深間にはまり、女が侠客の情人であったため、仕置きを受けたという。新次郎は菓子職人だった。
「身のほど知らず」
竹原白斎は江戸で指折り数えられる易者の一人だが、自分の易断に自信が持てないでいた。易者は自分のことは占えない。今年の正月、挨拶回りに行くと、どの贔屓筋の家からも冷たく当たられ、その後に寝込んだ。よくなってから弟子の三太を連れ、客が噂していたささげやに行ってみる。
「いつ咲く」
植木屋寺嶋屋の主人、伊織は恵まれた生まれながら、父のようになれない自分を持て余し、女と遊びにかまけて、酒々落々と生きて来た。しかし、世間は五代目の伊織に期待しており、平凡であることを許してくれない。五代目としてどう生きたらいいのか、わからなかった。ある集まりでささげやの女将のことを聞き、ささげやに行き、符牒を告げると…。
「雲隠れ」
おかつはどこで何の奉公をしても続かなかった。最後の料理茶屋で放り出されてから、あてもなく歩き、ある店の縁台に腰かけていると、女将に声をかけられ、お茶と出来損ないの豆餅をご馳走になる。いつしかおかつは「わたしをここに置いてくれませんか」と訊いていた。
その頃、ささげやに新次郎の元情人の女が数人の破落戸を引き連れてやって来て、店に迷惑をかけるようになる。
「宝引き」
易者の八斎(三太)は具合の悪くなった宝引きの女とその女といっしょにいた女の子を押し付けられる。困った八斎は二人をささげやに連れて行って、面倒をみてもらう。実は宝引きの女にはお玉とは違う不思議な力があった。
「くらぶ者なき」
新次郎とおかつの夫婦にこどもが生まれ、お玉は彼らに店を任せ、占い稼業は続けている。
ある日、伊織から誰とは言えない特別な客をみてもらいたいと頼まれる。
私は三太とおかつが夫婦になるのだと思っていましたが、違いました。
なんでおかつは三太にきつく当たるのか不思議です。
そんなおかつが私は好きにはなれませんでした。
お玉だけではなく、彼女のそばにいる人たちの温かさに心が和むお話です。
江戸の庶民はこんな風に助け合って生きてきたのですね。
不思議な力を持った人たちがささげやに集うようになり、もしシリーズになったら、彼らが悩みを持った人たちを助けていくのでしょうか。
そういうお話も読んでみたいですね。
心に残った言葉。
「変わりものが現れるのを世間は偶然と呼ぶのだろうが、偶然はひたすら心を尽くして己を用意した者にしか訪れぬものだ」
四季の香ローズガーデンでバラを見る。 ― 2026/05/11
この前にチューリップを見たので、今回はバラを見に行ってきました。

香りのローズガーデン入り口。

バラは盛りをちょっと過ぎたかなという感じです。

前と同じように写真スポットがあります。

ここで写真を撮りましたが、恥ずかしいのでここには載せませんw。


ところどころに香りの説明と水に浮かせたバラが置いてあります。

水盤の中に鳥のオブジェがあります。

私の鼻が悪いのか、あまり匂いがわかりません。

ピンクのバラが多いようです。

白いバラもあります。

中央左に前もわかならかった猫ぐらいの動物(イタチっぽい?)がいます。写真が小さすぎるので、わかるかな?

講習棟。フェスティバルが開かれている土日休日にこの広場にキッチンカーが来たり、マルシェが開かれたりするようです。

色彩のガーデンの方へ行ってみましょう。
風のガーデンはそれほど花が咲いていません。

ユリが咲いていました。

日が照って暑いぐらいです。

花はほぼ開いています。

鹿さんはいつもここにいるんですね。
鹿の目線の先にもう一匹鹿がいます。前は子どもかと思ったのですが、ひょっとしてメス鹿?

これぐらいに咲いたバラが好きです。

前回行かなかった香りのハーブガーデンに行ってみましょう。

ローズガーデンは華やかです。

ハーブガーデンの方はあまり花が咲いていません。

バラに比べると花が可憐です。

今はハーブはまだまだという感じです。
バラは今週を過ぎると散りそうですので、見たい方は急ぎましょう。
風野真知雄の新旧シリーズ ― 2026/05/13
まずは風野真知雄の新シリーズから紹介いたしましょう。
彼はたくさんのシリーズを出しているので、この頃、あまり手を出さないようにしています。
「耳袋」シリーズはどこまで読んだかわからなくなり、「寿司銀」シリーズは主役のおじいさんがあまり好きじゃないので読むのを止めました。
今度のシリーズはわんちゃんが可愛いので、読める…かな?

風野真知雄 『手下は犬だけ』
安西三郎太は北町奉行所同心で、母方の下の伯父である安西家に養子に入ったのに、不手際が多く、このままでは安西家はお取り潰しになりかねないとのことで、急遽、25歳で隠居させられる。
彼の代わりに吉田家の喜八郎が養子に入り、三郎太は義父の持つ霊岸島の長屋に住むことになる。
三郎太が長屋に行き、中にはいると、足元に犬がいた。
二、三歳くらいの薄い茶色で、賢そうな顔をした牡犬だ。どうも野良犬らしい。
名を聞くと、「くうむ」と言ったので、犬の名は「空無」となり、三郎太は空無を飼うことにする。
まずは食い扶持を稼がなくては。
残念ながら霊岸島には町道場はなく、字が下手糞なので寺子屋の師匠はできない。
ブラブラと仕事を探しながら歩いていると、酒問屋の若旦那殺害を調べている喜八郎に会ったので、一応激励しておく。
別の日、酒問屋の<紀ノ川屋>の番頭に声をかけられる。
仕事を探していると言うと、用心棒をやらないかと言われる。
どうも同じ酒問屋の播磨屋の若旦那が殺されたこともあり、問屋同士で金を出し合って用心棒を雇おうかと話しているらしい。
というわけで、三郎太は用心棒となる。
三郎太は気になることがあると追及せずにはいられない性格だ。
播磨屋の若旦那の殺害と荷揚げされた空の樽一つの関係が気になる。
自分なりに調べ上げ、同心にとんと向かない喜八郎に手柄を譲る。
他に三郎太が気になったのは、武士の幽霊や火付けの前に鳴く猫、人斬り酒など変な噂のある事件だ。
三郎太は空無と共に事件を解きあかしていく。
三郎太は頭が切れるため、同僚たちのアラが見えてしまい、それで嫌われ、隠居させられたみたいです。
彼と正反対なのが喜八郎。取り調べはまったくできないのに、周りに対する配慮だけはうまく、義父にも気に入られているみたいです。
喜八郎に手柄を譲るなんて、三郎太は人が良すぎと思いますけどね。

風野真知雄 『わるじい義剣帖<七>ももこさま』
愛坂桃太郎は困惑していた。誰が言い出したのかわからないが、孫の桃子が願いを叶えてくれるという噂が出回り、毎日、誰かがやって来ては拝んでいくのだ。
たまに妙なことを祈る輩もいて、桃太郎は気になって仕方がなく、ついつい探ってしまう。
「あの足跡が早く消えますように」とか、「うどんが青くなりますように」、「タイでうまくエビがつれますように」、「どうか、あの子が立派な辻斬りになれますように」など。
そんな頃、南町奉行所の隠密同心が殺され、関りのあった桃太郎と旧知の岡っ引きも命を落としていた。
桃太郎は気になり、調べていくが…。
葛飾北斎が出てきて、桃太郎に頼まれ、火事で焼ける前の霊岸島を記憶だけで描きます。
彼ならできそうですね。
桃子ちゃん、わるじいのおかげで拝まれてしまいましたねww。
可愛いからいいです。
さて、次回に何やら政治絡みの大変なことが起こりそうです。
桃太郎が元気でいてくれればいいのですが、まさか…。
新シリーズがどう展開していくのか気になります。できれば空無の出番を増やしてくださいませw。
4月に刊行したのに、6月には二巻目が出るそうです。風野さん、速筆ですね。
わるじいは飽きません。ずっと続いて欲しいです。
米澤穂信 『倫敦スコーンの謎』 ― 2026/05/14
<小市民>シリーズの六冊目。
前回、このシリーズも終わりだとか書いていますが、間違いでした。
まだ番外編として続くようです。

小市民を目指し互恵関係を結んでいる小鳩常悟朗と小佐内ゆき。
彼らがいかに小市民を目指そうが、隠されている謎を見つけ、解いてしまおうという衝動はいかんともしがたい。
「桑港クッキーの謎」
小鳩は新聞部の堂島健吾から小佐内を紹介してくれないかと頼まれる。テレビ局から、今年のサンフランシスコ・ビエンナーレの黒熊賞を受賞した船戸高校出身の美術家縞大我の絵が高校にないかと聞かれ、探すと美術室で見つかった。その絵に関することで相談があるというのだ。
「羅馬ジェラートの謎」
この前の借りを返すために小鳩は小佐内を連れて彼女の好きなジェラート屋の二号店があるショッピングモールに行った。そこでジェラートを食べているときに、あるお客の行動が気になる。
「倫敦スコーンの謎」
二年生になって間もなく、調理実習の授業があった。班ごとでアフタヌーンティーを用意することになっていたが、小佐内の班のスコーンだけが生焼けだった。彼女によると手順は合っていたという。だが、何故失敗したのか?
「維納ザッハトルテの謎」
毎年六月下旬、舟戸高校では名のある卒業生を招いて講演会を開いている。今年は造形作家の縞大我が招かれることになっていたが、講演会を中止しろという脅迫状が届いたという噂が生徒間に出回る。
講演会の二週間前には縞からオブジェが送られて来る。壊れると困るので、美術室に展示することになるが、講演会前日に起こった地震のせいで、オブジェが損壊してしまう。しかし、講演会当日、オブジェにはキズ一つなかった。
何故なのか?そして脅迫状とオブジェの損壊は関係があるのか?
どの謎も私には考えつかないものでした。
日常にはたぶん、私なんかの想像もつかないような謎が溢れているのでしょうね。
現実に小鳩君と小佐内さんのような高校生がいたら、たぶん怖がられて、みんな遠巻きにするでしょうね。
彼らがいかに隠そうとも、彼らの好奇心と自分たちだけが知っているという奢りは
隠せませんわ。
<この頃読んだ気になる漫画>
ついでに漫画のことも載せていきます。
秀良子の『ニシオギ奇譚』は中央線にある西荻駅がなくなったけれど、架空の町ニシオギは存在していて、何故かそこで暮らしている人たちがいるという不思議なお話。本当にそうなったら怖いですねぇ。
漫画には関係ない話ですが、今は土日休日に高円寺、阿佐ヶ谷、西荻窪に中央線は停まりませんが、昔は荻窪や吉祥寺にも停まらなかったようです。
色々と調べていて知ったことですが、杉並三駅問題なんてあるんですね。
私は杉並三駅よりも武蔵小金井、東小金井、武蔵境の三駅が…と思ったことがありますけどww。
人の感じ方も様々ですね。
もう一冊は、槇村さとるの『ダンシング・ゼネレーションsenior』です。
簡単にいうと、50代更年期真っ盛りの女性編集者が仕事の都合で社交ダンスを習うことになって…というお話です。
社交ダンスは見るのが好きですが、自分ではやってみようとは思いません。
だって体力が必要で、あんなウェア、着るのが恥ずかしいわぁ。
漫画世代も高齢化しているので、漫画も若者だけに向けて描くのではなくなっているのでしょうね。
伊勢神宮御木挽行事に行く①(多度大社) ― 2026/05/17
ある神社のHPで御朱印のところを見るついでに他のところも見ていると、「伊勢神宮で20年に一回行われる式年遷宮で新しい社殿を建てるための「御用材」を市民の手で神域へと運び入れる」という御木挽行事参加者を募っていました。
御木挽行事は今年と来年の5月から6月にかけて二年度に渡って行われるそうです。
この機会を逃すと二度と参加できないと思い、参加申し込みをしました。
神社の氏子たちの集まり、崇敬会の人たちだけでは参加人数が足りなかったので、一般人も募集したようです。
御木曳行事の前日に新幹線に乗り、名古屋からは貸切観光バスにのり伊勢まで行きます。
最初に三重県桑名市にある、「お伊勢参らば お多度もかけよ お多度かけねば 片参り」と謡われた多度大社を参拝します。
多度大社は5世紀の雄略天皇の時代に創建されたと伝えられている、三重県で四番目に参拝者が多い神社だそうです。

本宮の多度大社には天津彦根命(天照大御神の第三皇子)、別宮の一目連神社には天目一筒命(天津彦根命の御子)が祀られています。

鉾立社。

緑豊かですね。

左に見える建物は多度祭御殿で、その前にある坂で御例祭のときに上げ馬神事が奉納されます。
近年、馬への虐待だと言われることがあるので、昔よりも斜面の角度を小さくしているそうです。

左に手水舎、正面に神楽殿。

神馬舎にここで飼養されている神馬の錦山号がいます。
あまり時間がないので、後でゆっくりとと思っていたら、戻って来たときはお馬様の休憩時間になっていました。

鳥居をくぐり、参道を行きます。

左側の石段の方に行きます。

右側に白馬舎。

1500年前からここに住むという白馬伝説があるそうです。
「歯軋り除けの豆」が頒布されているようですので、気になる方はどうぞ。

招魂社。
ここに紹介していませんが、他にもいろいろと社があります。

於葺門。

門を通ると、本宮と別宮があります。

別宮 一目連神社。

本宮 多度神社。

本宮の両脇に川が流れていました。
左側には小さな滝があります。

華やかな美御前社。
紅葉の頃、美しそうですね。

下りは川沿いの道を行きます。
左に流れている川は落葉川といいます。
途中に御手洗所がありました。

祈祷所で御朱印を頂きました。
なかなか趣のある神社ですので、伊勢に行く前に訪れてはいかかでしょうか。
御木曳行事関連については明日以降書きます。
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