柚月裕子 『誓いの証言』 ― 2026/05/06
佐方貞人シリーズの五作目にして、16年ぶりの長編小説。

ヤメ検で、今は中野に弁護士事務所を構える佐方貞人は築地警察署に呼び出される。
大学の同期で弁護士をしている久保利典が行きつけのクラブの女性への不同意性交等罪で逮捕され、佐方を弁護人に指名しているというのだ。
久保は無実を主張し、佐方は事件の経緯を調べ始める。
しかし、久保が無罪だとしたら、何故女性が彼を嵌めようとしているのかがわからない。
二人は過去に何らかの接点があるのか?
調べていくと、二人に共通するのが香川であることがわかる。
佐方と香川のことが順番に書かれていますので、最初は繋がりが分からなかったのですが、しばらくして意味がわかります。
柚月さんの本はミステリとして謎を解くものではなく、明かされていく隠された真実が感動を呼ぶものです。
今回は最後をきれいに佐方が納めてくれました。
できすぎ感はありますが、最後まで読むスピードが鈍らないのは、作家さんの力ですね。
佐方が語った言葉、「事実と真実は違います。目に見える事実だけではなく、事件の動機ーー真実がわからなければ、本当に事件が解決できたとは思いません」がこの小説の肝ですね。
お勧めです。
<佐方貞人シリーズの順番>
①『最後の証人』
②『検事の本懐』
③『検事の死命』
④『検事の信義』
⑤『誓いの証言』(本書)
<今日のわんこ>
兄犬は年に二、三回吐きます。それもわざわざベッドの上に吐くんです。
この頃は大丈夫かと思っていたら、週末にベッドの上に吐いていました。
一旦匂いがつくと、寝ようとはしないので、ベッドを新しくすることになります。
平らなベッドが買ってあったので代わりに置きましたが、絶対に寝ません。
ハウスの中で寝ています。
仕方がないので、ベッドを買いました。
やっとベッドが来て、置くとすぐに寝始めました。

ぐっすりと寝ています。頭がのっけられるところがないと嫌なんでしょうか?
ママのベッドの上では気持ちよく寝ているのですが、何が違うのでしょうね。
食べ物も寝床も、好き嫌いの多いわんこです。
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