お散歩♡2024/03/30

暑くなる前にお散歩に行きました。
といっても結構暑く、わんこたちは舌を出しています。


花粉が毛につかないように、新しく買ったドライ素材の服を着せました。
昼間なのにお店の名前が浮き上がって見えます(ちょっと恥ずかしいわね)。
暗い夜には良さそうです。


始めはヨーキー弟がグイグイ行きます。


いつもの水を飲む場所に到着。
兄を押しのけ、すかさず弟が水を飲み始めます。


弟が飲んだ後に兄がゆっくりと水を飲みます。


写真を撮ろうとすると、一斉にそっぽを向きます、笑。


やっと兄が前を向いて笑ってくれました。
弟は家では前を向いてポーズを取るのに…。


帰り道になると、兄がスタスタ歩きます。
弟は暑さに参ったのかな?


家に入る前にもう一度水を飲みます。


兄が水を飲んでいる隙に、弟はパパに甘えてすり寄っていきます。


名前を呼ぶと、兄が振り向きました。


お水を飲んで満足そうな兄と、パパの膝のところで嬉しそうな弟です。
明日は公園に行けるかな?

<今日の夕食>


吉祥寺のイタリア料理屋に行って来ました。
石窯でピザを焼いています。
夫は美味しいと言っていましたが、わたしはパスタの方が好きです。

わんこたちはママパパがどこかに行ったのが気にくわないみたいです。
弟はママたちが帰るとすぐに、犬部屋から脱走。
兄は歯磨きとブラッシングを拒否。
困ったわんこたちです。

みんなでお散歩の日♡2024/03/24

天気が悪そうだったので、今週末はどこにも行きませんでした。
その代わりにみんなでお散歩です。


クリスマスローズが満開で、横に青いムスカリ(だと思う)が咲いています。
パパママと二匹で歩いていると、弟は後ろにいるママの方をチラチラ見ます。


ママはよく庭の花に気を取られて遅れます。
そうすると、弟は立ち止まります。


「ママ、遅いですよ」
パパがママが来ないうちに歩こうとすると…。


「パパ、止ってください。ママがまだ来ていません」
こう言っているかのように、動かなくなり、歩こうとするパパを力尽くで止めます。
弟は意外とママ思いの良い子なんです。

この頃、弟は何回も犬部屋から抜け出します。
抜け出せないように柵を置いているのですが、力尽くで柵を動かすのです。
どんなに重い重しを置いておいても、弟は抜け道を探します。
ヨークシャテリアってジャンプ力はあるし、力持ちだし、頭もいいみたいですが、抱かれたり、膝の上で静かにしていることができません。うちのわんこだけ?
可愛い見かけだけど、実はタフでワイルドな性格なんです。

そろそろ桜が咲く頃かと思っていたら、寒さがぶり返し、昨年並みになりそうですね。
桜の歌でも聴こうかと思って、森山直太朗の「さくら」をYouTubeで探したら、カロリーメイトのCM「見えないもの」篇が出てきました。
コロナ禍の学校ってこんな感じだったのですね。
「うまくいかない時に、それでも続ける努力を底力っていうんだよ」
いい言葉ですね。


そうそう、卒業式というと、FUNKY MONKEY BABYSの「Lovin' Life」を思い出します。
ファンモン、この頃が一番よかったような…。

<今週のおやつ>


KEITA MARUYAMAの「猫に小判」クッキーです。
子どもが遊びに来るので、かわいいので、買ってみましたが、日持ちがしないので、食べてしまいました。
きなこや黒ごま、白ごまの味です。
う~ん、わたしの好みの味ではなかったです。
一番美味しかったのは、小さい抹茶味の緑色のクッキーでした。

一色さゆり 『ダ・ヴィンチの遺骨 コンサバターⅤ』』2024/03/21

「コンサバター」シリーズの五作目。


糸川晴香は二ヶ月前に相棒のケント・スギモトに呼び寄せられてルーブル美術館の所蔵作品などの修復に関わったが、すべてはダ・ヴィンチに向けての予行演習だったという。

ルーブル美術館の館長ルイーズが、専門がイタリア・ルネサンスという男性キュレーター、ルカを晴香とスギモトに紹介してから、ある絵を見せた。
それはレオナルド・ダ・ビィンチが最晩年に描いたことで知られる≪大洪水≫の連作に酷似していた。

            ≪大洪水1≫ 1527~1518年

ルーブル美術館で働く清掃員が収蔵庫で見つけたというのだ。
たまたま収蔵品から抜け落ちたのか、それとも誰かが置いたのか。
関係者しか立ち入ることのできない場所にあったので、館内のスタッフ全員が疑わしいため、部外者であるスギモトと晴香に調査を依頼することにしたという。

≪大洪水≫という題名がつけられた連作の素描は十六点が存在し、うち十一枚はシリーズとしてまとまっており、現在はロイヤル・コレクションの一部として英国ウィンザー城で管理されている。

スギモトたちはこの作品に指紋のような痕跡があるのに気づく。
彼らはレオナルド研究の第一人者であるアンドレア先生に会いに行き、指紋の照合の協力を頼むことにする。
というのも、彼が調査していた≪荒野の聖ヒエロニムス≫にレオナルドの指紋が残されていたからだ。

          ≪荒野の聖ヒエロニムス≫ 1480年

だが、アンドレア先生は指紋鑑定の依頼を引き受ける代わりに、彼の屋敷の書斎から盗まれた重要な研究資料を探し出すという条件を出す。
犯人は暗号のようなメッセージを残していったという。

暗号を解いたスギモトは捜し物の書物を見つけ、アンドレア先生が認知症を患っていること、そして一足先に指紋を鑑定していたことを見抜く。
アンドレア先生はレオナルドの素描を鑑定する手がかりとなる、スギモトたちに捜させた紙のウォーターマークの標本を渡し、その本のつづきはフィレンツェのレオナルドの故郷であるヴィンチ村のサン・ジョバンニ図書館にあると教える。

スギモトたちはヴィンチ村へ向かう。
しかし、このあいだの大雨で川が氾濫し、蔵書を保管している地下室が浸水したため、書庫にある資料の閲覧はできない。
司書から水に濡れた本を修復する技術も知識も足りないというのを聞き、スギモトと晴香は修復作業を手伝うことにする。

偶然出会った少女カテリーナから明らかになる『アカデミー』と呼ばれる秘密結社の存在。
そして≪大洪水≫らしきドローイングの黒い影が血痕であるらしいということがわかる。
この血痕はレオナルドのものなのか?

スギモトは闇市場に広いコネクションを持つヘルにボーン・ドクターを探して欲しいと頼む。
スギモトたちはヘルとボーン・ドクターと共にレオナルドの遺骨を求め、レオナルドの終焉の地、フランスのアンボワーズへ向かう。

         ≪洗礼者聖ヨハネ≫ 1513~1516年

はたして遺骨は見つかり、DNA鑑定ができるのだろうか。
話は意外な結末へ…。

レオナルド・ダ・ヴィンチについて詳しく書いてありますので、興味のある方は是非読んで見て下さい。
わたしは≪大洪水≫などという連作の素描のことや、彼がイタリアではなくフランスで亡くなったなんて、全く知りませんでした(恥)。

謎が解けたのはいいのですが、ちょっと終わり方がお粗末な感じで残念でした。
ヘルやボーン・コレクターなど、もっと違った感じで使えなかったのでしょうか。
まあ、このシリーズは絵画についての知識を広げるために読んでいるようなものなので、いいのですけどねww。
次はどんな話題なのか、楽しみに待ちますわ。


<昨日のわんこ>
雨が降らないうちにお散歩に行ってきました。


風が強かったですが、それほど寒くなかったです。


この頃、兄がよく水を飲みます。


今朝はママが二匹をお散歩に連れていきました。
いつもは一匹ずつです。
というのも、○んちを拾う祭にリードを離してしまったことがあったり、取ってる時にウロウロ動いて取りにくかったりするので、二匹いっぺんに散歩をしていなかったのです。
しかし、世の中には便利なものがありました。
ショルダー・リードです。
使ってみると、両手があくので、○んちを取るのも楽ですし、犬に引っ張られた時の衝撃が手や腕、腰にきません。
大きい犬の場合は急に引っ張られると危ないので、くれぐれも気をつけてくださいね。
もちろん歩くときは常にリードを手に持って、犬たちが歩行者や車・自転車の邪魔にならないようにしています。
わんこたち、特にヨーキー弟は二匹いっぺんにお散歩に行けるので、気にいっているようですが、兄は微妙です。
今日は最初に弟の足拭きをしたためか、ご機嫌斜めでした。
のんびり歩きたいのに、弟がズンズン行くので嫌なのかな?

週末のわんこ2024/03/17

土曜日はパパが仕事から早く帰って来たので、みんなでお散歩です。


花粉が体につかないように、わんこたちはパパの趣味のつなぎを着ます。


一緒の散歩が嬉しくて、グイグイ行きます。
弟はママが気になり後ろを振り返り、ママが遅れていると、座り込んで歩きません。ママが近付くと、安心して歩き始めます。


兄のつなぎは薄い色で、胸板が厚いので、ギリギリ着れました。


弟は棒のような胴体なので、似合うかも。
兄は女の子用の服の方が似合うような…。
「ママ、ぼくは男ですよ」by 兄

日曜日は久しぶりにいつもの公園に行きました。
寝坊したので、少し遅い時間になりました。
ポカポカと暖かい日だったので、公園には沢山の人とわんこがいます。


公園に着くとすぐ、兄が嬉しそうにしています。


弟を置いて、ママと走りに行くと、兄は駆け出します。


どうです、嬉しそうでしょう。


疲れると、クンクンと匂い嗅ぎをします。


楽しそうな兄です。


桜が少し咲いています。
今週末には開花宣言でしょうか。


一方、弟はパパと一緒。
あまり歩かなかったのかしら?


タテガミが人間の髪のようになびいています。


ご機嫌な兄。


二匹になると、一緒に匂い嗅ぎをします。


相変わらずカメラを無視します、笑。
そろそろ帰りましょうか。


最後に兄の笑い顔を。


<週末の夕食>


ママとパパは久しぶりにジンギスカンを食べに行きました。
いつもはタレに漬けた羊肉を食べるのですが、今回は焼いてからタレを付けて食べる様式のジンギスカンです。
終わり頃にジンギスカン鍋の溝に油が沢山溜まっているのを見て、驚きました。
カロリーが…。
どうりで口の中がネチョネチョする訳です。
これはこれで美味しかったのですが、タレに漬けたジンギスカンの方が食べ慣れていて、好きです。

井形慶子 『最後は住みたい町に暮らす 80代両親の家じまいと人生整理』2024/03/15



副題に書いてあるように、この本は二年間に渡る井形さんの両親の転居に関するお話です。
60代の井形さんは東京、80代のご両親は長崎に住んでいます。
長崎の家は坂の上に建っている景色のいい、三階建ての広い二世帯住宅です。
近くに商店街も病院もなく、マイカーを手放したので、商店街まで行くには一時間に一本のバスを利用するしかありません。
「年を重ねれば、絶景御殿は高台の離れ小島。第三者の目がないと安全に住めない不安の多い家になってしまった」のです。
その上、お父さんの世話がお母さんの負担になってきました。

施設に入るより、二人で暮らしていきたいという両親の気持ちを尊重し、井形さんは少しずつ、両親の頑なな気持ちをほぐしていきます。
そこはすごいと思いました。
普通だったら喧嘩になり、最後は面倒だから棚上げにしてしまいがちよね、笑。

とにかく井形さんはこの家で二人で暮らすのは無理であると納得させ、お母様が好きな町に住みたいと思わせるように頑張ります。
お母様がマンションに住んでもいいかなと思い始めると、だんだんと依怙地だったお父様の気持ちも変わっていきます。
そしてやっとお母様が住みたいと思う町に新築のマンションを買って、引越しをすることになるのです。

しかし、問題が発生します。
そうです。家の中の物をどうするのかです。
マンションは狭いので、すべてを持って行けません。
家を売るのにお世話になった不動産屋と引越屋の社長たちがいい方だったので、この問題はうまく解決しました。そういう人に出会うことってなかなかないですよね。羨ましいと思いました。
ちょうどいいので、井形さんは遺産問題にも取組みます。
親の資産を明らかにして、遺言書作りをするのです。
もちろん、親には嫌な顔をされます。
でも、亡くなった後に大変な思いをするより、親が生きているうちにやった方が楽なこともありますからね。

そこら辺のお話は、是非、本を読んでみて下さい。
色々と参考になることがあると思います。
家とマンションの写真も載っていて、楽しく拝見させていただきました。

わたしは家族の迷惑になるし、一人暮らしになったら(わたしの方が長生きよね)狭いマンションに引越すと思うので、今から断捨離をしようと思います。(何回言ったことかww)
でもまだ物欲を捨てられませんわ(恥)。


<今日のわんこ>


昨夜、兄がなかなか寝なくてママを見張っていたので、仕方なくママのベッドの上で寝させました。
足の上に寝るとママが寝返りをうって眠れないことがわかったのか、この頃足の左側の壁の近くで寝るようになりました。
これでお互いに熟睡できます。

トリミングに行く♫2024/03/12

トリミングにはいつもはパパも一緒に行くのですが、この頃、お仕事が忙しいのでママが二匹を連れていきました。
兄は最初はグイグイ行きますが、途中からゆっくりペースになります。
しかし、ヨーキー弟はすごいです。最後まで歩くペースが落ちません。
弟とのお散歩はママも兄も嫌です。だって疲れるんだもの。
トリミングは一緒なので、仕方なく二匹を歩かせます。


途中に綺麗なピンクの椿が咲いていました。
春が近付いているんですね。

歩いて約20分。
トリマーさんにわんこたちをあずけて一旦家に戻り、午後にお迎えに行きます。
計80分の歩きは、この頃体力のなくなったママには辛いです。
待合室で待っていると、先に来ていた夫婦のところに、看護師さん(?)が白い犬を連れて行きました。
そうすると、夫婦が「かわいい!」を連発します。特に奥さんがすごいです。
思わず笑ってしまいました。
わんこは大人しく抱かれてはいましたが、かわいいに反応せず、ブルブル震えています。
奥さんはいただいた写真を見て、「かわいい」を連発し、「写真、かわいいですよね」と会計の人に同意を求めています。
わたしは人前ではできるだけわんこラブを表さないようにしていますので、彼らの様子を見ていて、微笑ましく感じましたが、わんこ好きじゃなければ、お○○丸出しですよね。
気をつけようっと。
ちなみに我がわんこたちのいただいた写真は…。(お察しください)

さて、トリミング後の姿をお見せしましょう。
特にかわいくないですけどね、笑。


キリッとした表情の兄(親バカ)。


左下の唇にできものがある弟。しばらく様子見です。腫瘍じゃなければいいのですが。
もしかして毎日の歯磨きを嫌がるので、ちょっと強引にやってしまい、傷つけてしまったかしらと後ろめたく思うママです(ゴメンよ)。


写真を撮ろうとすると、こんなに間があきます。


ちょっと弟を動かします。兄が嫌そうですねぇ。


いつものように兄が無表情になっています。


おやつを見せると、早速兄が乗り出してきました。
キラキラとした目。おやつは偉大です。

兄を太らせることにしていますが、体重は変わらず、二匹共に3.2㎏です。
ちょうどいい体重なので、このままいきます。

お散歩♡2024/03/10

パパがこの頃忙しいので、公園には行けません。
今日、やっとみんなでお散歩に行けました。


早咲きの桜が咲いています。


この頃少し寒いので、花見はいつになるのでしょうね。


アラ、珍しい。フキノトウだわ。


そろそろトリミングに行かなければなりませんね。
ボサボサのわんこたちです、笑。

ついでに、家で遊ぶわんこの姿をお見せします。


床でおもちゃを舐め舐めする兄。たくましいお尻です。


「これはぼくのアヒルちゃんです。あげません」
強突く張りのヨーキー弟。


「やっとあいつからアヒルを奪ってやった」by 兄


「ママは使えません。トロイです。こうやって海老天を取れるようにしているのに、取れません」by ヨーキー弟


「ママは駄目ですねぇ」by 兄


「ホントにママは使えません」by ワンコズ
ママはひとりで二匹を相手にしているのです。大変です。

この頃観た映画2024/03/08

映画館とPrime Videoで観た映画です。


平山はスカイツリーの見える押上の古びたアパートの一室に住む、渋谷区の公衆トイレ清掃員。
彼の日常はルーティンで決まっている。
近くの神社の竹箒の音が聞えたら起き、布団をたたみ、歯を磨き、顔を洗い、植物に水をやり、ユニフォームを着て、入り口に置いてある車のキーやらなにやらをポケットに入れ、外に出る。
缶コーヒーを一本買って、車で飲んだら、聞くカセットを選び、仕事へ出かける。
一生懸命仕事をし、昼休みはいつもの神社でサンドイッチを食べ、木漏れ日をフィルムのカメラで撮る。
仕事が終わったら、アパートに戻り、銭湯に行く。
その後、いつもの居酒屋に行き、チューハイを飲む。
寝る前に読書をし、眠くなったら寝る。
休日にはコインランドリーで洗濯をし、古本屋に行って本を買ったり、ママのいる居酒屋で飲んだりする。
そういう暮らしだ。
しかし、そういう暮らしにも、色々と心を揺るがす出来事が起る…。

平山の過去が垣間見られますが、彼はそんな過去を捨て、何気ない一日一日を大切に生きていこうとしています。
今を生きることの大切さを教えられ、本当の豊かさとは何なのか、考えさせられる映画でした。
それにしてもヴィム・ヴェンダースの描く東京は綺麗です。
渋谷の公衆トイレの多彩さに驚きました。
ちなみに映画で平山が読んでいた本はフォークナーの『野生の棕櫚』と幸田文の『木』、パトリシア・ハイスミスの『11の物語』です。
『11の物語』は図書館か古本屋で手に入れるしかないようです。
英語版は『Eleven』です。

予告編:「PERFECT DAYS(2023)
映画「PERFECT DAYS」Playlist


結婚をひかえた同僚と4人で、イギリスの南西部のコーンウォール地方の港町ポート・アイザックを訪れていた音楽マネージャーのダニーは、たまたま港で歌を歌っている漁師たちを見かける。
上司のトロイは面白がってダニーに彼らと契約を交すように命じる。イジメか?
仕方なくダニーはしばらく町に残って、彼らと交渉することにする。
歌う漁師たちはジムという男をリーダーにした「フィッシャーマンズ・フレンズ」というコーラスバントで、週に一回チャリティとしてコンサートを開いているだけで、あくまでも歌うのは趣味だった。
そんな彼らにダニーは契約を迫るが、彼らはよそ者には冷たく、ダニーは相手にされない。
ダニーはジムの娘の経営するB&Bに泊まり、なんとか彼らと仲良くなろうとする。
しばらくするとダニーの意気込みが認められ、やっと契約まで辿り着くが…。

実話をもとにして作られた映画です。
Fisherman's Friendsは2010年にメジャーレーベルと100万ポンドで契約し、漁の伝統ソングを収めたアルバム「Port Isaac's Fisherman's Friends」が全英チャートでTOP10に入ったそうです。
船乗りの歌ですから、結構卑猥な歌なんかもあり、映画では結婚披露パーティーで歌う場面がありますが、そんな歌を歌われちゃあ、困りますよね、笑。
お話は早々に読めちゃいますが、コメディなので、楽しく笑いながら観られます。
イギリスのたくましいイケ漁師たちを見たかったら、どうぞwww。
もちろん歌もいいですよ。
なんと日本では公開されていませんが「Fisherman's Friends 2」もあるそうです。

予告編:「FISHERMAN'S FRIENDS
    「FISHERMAN’S FRIENDS :One and all」



自動車の事故で死亡した男、トムはアトランタの路地に捨てられた母犬の子として生まれ変わる。
保護センターから逃げ出し、動物管理局の野犬狩りに捕まりそうになった時に彼を救ってくれたホームレスの女性から、フルークという名を与えられる。
彼女が亡くなってから、ランボーという犬に育てられ、成犬になる。
ランボーはフルークとテレパシーで話が出き、野犬として生きるすべを教えられる。
前世の記憶が少しずつ戻っていたフルークはランボーに反対されるが、家族に会いにジョージア州へ向かう。
元妻と息子のブライアンが暮らしている家に行くが、追い払われる。
しかしブライアンが望んだので、なんとか家に入れてもらえる。
しかし、そこに事故の原因となったジェフがやって来る。
ジェフはよく家に来ては妻に言い寄っているようだ。
怒りに駆られたフルークはジェフに復讐しようとするが…。

犬が出てくるので観ました。
最初の方の野犬生活が可哀想だったです。
今まで野犬狩りなど見たことがなかったのですが、アメリカでは当たり前なのかしら?
お話はありきたりですが、フルーク役のわんこはベストワンアクター賞ものです。

予告編:「Fluke(1995)


<近頃のうちのわんこたち>
新しいアヒルのおもちゃを買ったら、兄も弟も気にいったらしく離しません。
犬は音がするおもちゃが大好きなんです。


兄はやっと首のところをくわえられるようになりました。


弟はアヒルも海老天もどちらも好きで、くわえると離しません。面倒なので、アヒルをくわえたら、海老天を鳴らしてみせます。そうするとアヒルを離し、海老天をくわえに来ます。海老天を離さない時はアヒルを鳴かせます。そうしないとずっとくわえて離さないのです。

二匹がママに取ってみろと目で訴えていますが、二匹の相手をするとママは目が回るので、おやつを見せて誤魔化します、笑。

水村舟 『県警の守護神 警務部監察課訟務係』2024/03/01

第二回警察小説新人賞受賞作。
第一回でも最終選考に残っていたそうです。


<第一部 H署地域課>
桐島千隼はメダリストでもある、元競輪選手の新人警察官。

ある日、女性の悲鳴が聞えたとの通報があり、千隼と牧島巡査部長はパトカーで出動する。
途中で少年が乗っているオートバイと出会う。
少年はパトカーの行く手を遮るように蛇行運転をはじめたが、バランスを崩し、倒れ、少年はオートバイから振り落とされてしまう。
千隼は牧島に止められたが、少年を助けに行くが…。

千隼が気づくと、そこは病院だった。
スマホで行くはずだった現場のことを調べてみると、駆けつけた女性警察官が拳銃を一発発砲したという記事があった。
防犯カメラに発砲の瞬間が写っていたらしく、動画がネット上に拡散していた。

バイク事故のことを調べると、バイク事故の現場に車が突っ込み、バイクを運転していた少年と、居合わせた警察官が撥ねられ、車は現場から逃走し、少年は搬送先の病院で死亡が確認されたという。

思ってもみないことが起る。
千隼が少年の遺族から、事故の責任を問われ、訴訟を起こされたのだ。
千隼は警察署内での勤務を言い渡される。
しかし、いつまで待っても本部の裁判担当は現れない。
千隼が警務部監察課の訟務担当係に電話をしてみると、警察学校の教官だった瀬賀俊秀警部補が電話に出た。
千隼は心身の不調を訴えているので、総務担当に面会させることができないと、副署長に言われたというのだ。
愕然とする千隼。

翌日、瀬賀と荒城巡査長がH署にやって来る。
荒城は裁判官から転職した、弁護士資格を持った警察官で、訴訟のプロだという。
彼の真実よりも勝利を求める強引なやり方に千隼はことごとく反発していくが‥。

<第二部 本部観察課訟務係>
千隼は瀬賀の後任として県警本部観察課訟務係に転属した。
ある日、裁判所から訴状が送られてくる。
訴訟代理人は丸山京子弁護士、訴えられたのは国田リオ巡査。
千隼が事故にあった日に向かっていた現場の事件だ。

瀬賀は勝つためには手段を選ばない。
千隼は不正には手を貸したくない。

調査を進めるうちに、発砲事件は千隼の事故とも関わっていることがわかる。
そして、次々と明らかになっていく、H署の隠蔽行為。
はたして千隼たちは勝てるのか。

民事訴訟というものは、真実でなくても、裁判官に真実だと思われればいいんですね。
「警察官の行為が違法認定された裁判例は、すぐに広まる。悪しき前例になる。こういうことをすると訴えられて負けるのか……と、警察官の行動を萎縮させるタネをひとつふやしてしまうんだ」、「俺たちは、ひとりの警察官を護るのと同時に、警察組織を、ひいては国民を護っている」と荒城が言うのもわかりますが、千隼と同様に頷けないものがあります。
民事訴訟は罪を裁くものではないというのはわかりますけど、それにしてもねぇ。

新人作家さんが書いたものとしては面白かったです。
でも、千隼や瀬賀、青山などの登場人物たちのキャラが今ひとつ魅力的ではなかったのが惜しいです。
第一回では瀬賀を主人公にしていたらしいのですが、考えなしに突っ走る千隼よりも瀬賀を主人公にした方が、書きようによっては面白いんではないかしら。
ひょっとして、コミカルなミステリを狙っている?
わたしはまっとうな警察小説が好きなので、このままコミカル路線でいくのなら、残念ですが、次は読まないかもしれません。
警察官に対する訴訟を取り上げるという発想は面白いんですけどね。


<今日のわんこ>


お座りして、遊んでくれと訴えているヨーキー。


兄は相変わらずグルグル回って、一人遊びをしています、笑。

読んだ時代小説シリーズ(文庫本)2024/02/29



見かけない花が咲いていました。ロドレイアという花でしょうか?


散歩で写真を撮ろうとすると、横を向く弟ですが、珍しく顔を向けてくれました。
歯がそろっていて、絶対に噛みませんが、手からおやつをやるときは噛まれそうで怖いです。

さて、今回は主人公が思慮分別のある大人の時代小説シリーズです。
主人公が若い女性よりも、酸いも甘いも噛み分けている大人の方がお話としては面白いです。


知野みさき 『相槌 神田職人えにし譚<6>』
「第一話:雪の果て」
縫箔師の咲の妹、雪が大工の小太郎と祝言を挙げる。
その頃、咲は妹が奉公にでるので、餞別にと守り袋を頼まれる。

「第二話:友誼」
瑞光堂に出来上がった匂い袋を届けに行くと、前に住んでいた長屋の住人、お素とお駿に出会う。
駿は大の噂好きで、咲のことを根掘り葉掘り訊こうとする。困った咲に同じ長屋の駕籠舁き典馬が助け舟を出してくれた。しかし、次の日、駿はわざわざ咲の長屋までやって来る。今度は修次に助けられる。
しろとましろの双子のところに幼馴染みの花野がやって来たので、彼らは江戸を案内しているらしい。
咲は孫への江戸土産として孔雀の羽の意匠の守り袋を頼まれる。

「第三話:相槌」
柳川で手習い指南所の師匠のお壱と知り合いになり、彼女から駿が咲の根も葉もない噂話をしていることを知る。
咲の所に親方の三四郎がやって来て、急ぎの注文を引き受けてしまったが、二人の弟子を使えなくなったので、仕事を手伝ってもらえないかと言う。複雑な気持ちではあったが、咲は引き受ける。
同じ頃、咲と修次は吉原の玉屋の秋海に贈る秋海棠の意匠の簪と簪入れを頼まれていた。
意匠に迷った咲は壱に頼んで、秋海に会わせてもらうが…。

ひとつひとつのお話の中に様々な人間模様が描かれており、最後はしあわせな終わり方です。
修次との仲は進みませんが、神鹿(?)らしき花野が言った二人への注文がどんなものか、次が楽しみです。

風野真知雄 『わるじい義剣帖 <二>ふしぎだな』
「第一章:こそこそ医者」
孫の桃子が熱を出した。じいじの愛坂桃太郎は騒ぐが、母親の珠子は慌てもしない。いつも頼む医者の慈庵は箱根に行っており、別の医者を探すと、魚屋が名医を連れてくる。医者は柳の枝を置いて帰っていくが、桃太郎は怪しく思い、医者の後をつける。医者はそば屋の卯右衛門の店子で、向井永大というらしい。桃太郎は卯卯右衛門に向井が本当に医者かどうか確かめる。そして色々な人々に当たっていくと、向井に五両盗まれたと言う話が出てくる。

女絵師お貞を殺した下手人はまだ捕まらない。桃太郎はお貞の錦絵を調べていくうちに途中で絵柄が急に変わっていることに気づく。

「第二章:よみがえった汁粉」
桃子の手を引きながら、以前住んでいた坂本町に行くと、人だかりがある。三十年前に流行っていただるま汁粉が、三十年ぶりに復活したというのだ。なんとまあ、桃太郎の妻の千賀やそば屋の卯右衛門までもが並んでいる。
ところが翌日、友の朝比奈と一緒に食べに行くと、閉店していた。
桃太郎はおきゃあとおぎゃあの二人と卯右衛門に頼まれ、何故閉店したのか調べることになる。

お貞殺しの件では、雨宮からお貞が変な神様を拝んでいたことを聞く。
驚いたことにおぎんがお貞の友だちだったという。

「第三章:子どもの酔っ払い」
桃太郎が山王旅所の裏手の芭蕉堂のわきを通りかかった時、呂律が回っていない、酔っ払いの言葉が聞えて来た。声は子どものものだ。おかしいと思い見てみると、七、八歳くらいの町人の子が、どこかの手代になりきって話している。桃太郎が話しかけると、逃げるように立ち去ってしまった。
翌日、桃子と歩いていると、後ろから酔っ払いの真似をしていた子どもと父親がやって来る。どうやら子どもの名は福助と言うらしい。
それから一刻ほどして、山王旅所の境内で福助を見かける。
武士の子に蹴られた友だちの仕返しをしているようだ。
福助に興味を持った桃太郎は、子を知るには親を見ろ、ということで父親のほうを探ってみることにする。

「第四章:帯切り屋」
桃太郎が妾にしようと思っていた(笑)、おぎんが殺された。
おぎんはお貞の友人で、お貞同様の殺され方をしている。同じ下手人か、と思う桃太郎。
そんな頃、日本橋界隈で帯切り屋が出る。三年前にも出て、七十人ぐらいが切られたという。
雨宮が関わるお貞殺しとおぎん殺し、そして二度目の帯切り屋の下手人が挙らずじまいになりそうだということで、珠子も八丁堀の通りを歩きにくかろうと思った桃太郎は帯切り屋のほうを手伝ってやることにする。

相変わらずの孫の桃子ラブのじいじこと桃太郎です。
なかなか捕まらないお貞とおぎん殺しの下手人ですが、次回に何か動きがありそうです。

和田はつ子 『信長餅 料理人季蔵捕物控』
いつものように日本橋にある季蔵の一善飯屋塩梅屋に北町奉行の烏谷がやって来る。今回の役目は料理番が突然いなくなった稲穂屋敷に夕餉を届けてほしいというものだった。

稲穂屋敷はなんとも不可解な屋敷だ。家名もなく、歴代の物書同心の日誌にはあるが奉行所に集められている資料にない。屋敷の者たちは屋敷から外へは一歩もでてはいない。何人の者たちが主に仕えているのかもわからない。市井の小町娘たちが跡継ぎを産むためにさらわれているという草子が書かれている。主には人の顔がなく、鬼の面をつけているという話も語り継がれている。草子に書かれている鬼の面の主は実は人食い鬼で、人肉を肴に酒を飲むという血まみれの酒池肉林を好む大悪党に書かれているという。

その頃、浅草観音の境内で首と胴体が離れている小柄な男の骸が見つかる。
顔には鬼の能面が被せられていた。
田端は鬼刑骸ではないかと言う。鬼刑骸とは、稲穂屋敷の掟を破った者に科された刑罰である。
季蔵はその骸が行方不明の料理人もものではないかと思う。

そういう時に、廻船問屋長崎屋の主、五平が塩梅屋にやって来る。
彼が大変世話になった酒問屋上千屋の新酒を積んだ樽廻船が難破し、師走始めに入るはずだった新酒を失くしてしまった。上千屋の息子は放蕩者で、呑む打つ買うの生活を続けており、そうこうするうちに主の白右衛門が倒れてしまい、思いあまった娘のお嵯峨が五平を頼ってきた。それで五平は余計な助言をしてしまったという。お嵯峨に、びんずる大黒という神様を見つけ、特効薬を願って授かると、驚くほどの長寿をまっとうした患者がいるという話をしたのだ。
お嵯峨はびんずる大黒のある破れ寺を探し、特効薬を手にいれた。「何かわたしにできるお礼をさせてください」という文を添えると、特効薬と金子に「父親の薬を授け続けるゆえ、娘は得意な料理で使えよ」という文を添えてきた。そしてある日、駕籠がお嵯峨を迎えに来て、お嵯峨が乗った駕籠は稲穂屋敷に入って行ったそうだ。

季蔵は稲穂屋敷に出向く。
季蔵は稲穂屋敷に綿々と続く秘密を暴き、今回の難所を乗り越えることができるのか。

季蔵の思い人、瑠璃とは進展はないのですが、彼女の描く不思議な絵が気になります。
お嵯峨さんのような女性は素敵ですね。
誰もが幸せな人生を歩んでいけるといいのですが。
米麹を使った料理が美味しそうでした。麹って造り酒屋以外のどこで売っているんでしょう?