森晶麿 『黒猫のいない夜のディストピア』2019/01/05

読んだ本がわからなくなっていますが、とりあえず黒猫シリーズを。
第二部の始まりです。


黒猫の付き人をしていた私は大学院を終了し、博士研究員となりました。
そして、私は今や黒猫のフィアンセ。
黒猫と喧嘩した日、所無駅付近で自分とそっくりの女性と出会います。
白い髪、白い瞳、白いワンピース。
一体彼女は誰?

ちょうどその日、論文のことで学部長の唐草教授に紹介された反美学研究者の灰島浩平に会うことになっており、ついつい彼にその女性のことを話してしまい、一緒に謎を解く羽目になってしまいます。

その頃、所無駅周辺に都市開発計画が持ち上がっており、その計画は白を基調にしていました。

自宅には暗号が書かれたハガキが届き、母の雪絵は自分とそっくりな女性と会っていました。
私の周りで何が起こっているのか・・・?

相変わらず黒猫は何事も見通しています。
私はそんな黒猫の気持ちがわからず、今回は浮気をうたがったり・・・。
もちろん黒猫ですから、そんなことないですけど。
私とドーナツ好きの変人灰島の関係がどうなるのか、続きが楽しみです。

麻見和史 『灰の轍 警視庁文書捜査官』2018/12/26

何やら年末にかけて忙しくなり、痛い足を引きづりながら出かけています。
夫にうつされたのか、喉がイガイガして気持ちが悪いです。
悪くならずに治るといいのですが・・・。


警視庁文書解読班が活躍するシリーズも三作目かな?
今や解読班も3名となり、今回はコンピューターの得意な人が助っ人にきます。
倉庫番と揶揄されているわりには人が増え、仕事が来ますね。
文字オタクの鳴海理沙はリーダーとしての自覚も芽生えてきています。
サブリーダーらしい矢代は自覚に乏しく、未だに捜査一課に未練タラタラです。

一人暮らしの老人の死体が見つかります。
部屋には殺人計画メモらしきものがあり、理沙たち文書解読班に出動命令が。
老人は人に恨まれてもおらず、殺人の動機がわかりません。
妻が五年前に焼死していることが判明しますが。
室内にあったパソコンも文書解読班で扱うことになります。
そして、今までは出歩くこともなかった理沙が積極的に調査に乗り出します。
被害者の甥が容疑者として浮かび上がってきますが、彼も殺されてしまい・・・。

捜査は足で、というのは大事なことなのですね。
文書解読といいつつ、今の時代、パソコンも駆使しなければならず。
意地悪な女性管理官が次回も登場して理沙をいじめるのかしら?
もっと文書解読を生かした内容にしてもらいたいものです。

中山七里 『静おばあちゃんと要介護探偵』2018/12/23



静おばあちゃんとは『静おばあちゃんにおまかせ』で孫の円から事件のあらましを聞き、解決へと導いていた高遠寺静のこと。
彼女は日本で20番目の女性裁判官で、今は退職していますが、頼まれると出かけて行き、講演をしたり、大学で講義をしたりしています。
今回は孫が相手ではないので、結構辛口です。

要介護探偵とは、『さよならドビュッシー』に出てきた車椅子生活をしている香月玄太郎のことで、口汚い、わがままいっぱいのおじいさんです。

静が大学の記念講演に招かれ、その講演を聞きに玄太郎がやってきた、それが二人の出会いのきっかけでした。
その講演時に爆破事件が起き、二人は一緒に探偵仕事をやることになります。
相変わらず玄太郎はわがままいっぱいの行動をしますが、一応静には気をつかい敬意を払っているようです。

二人がコラボするというのはいいアイデアだと思いますが、残念ながら二人が別々に行動していた本の方が面白かったような気がするのは私だけかしら?

塩田武志 『歪んだ波紋』2018/11/30

昨夜、私が寝る時は犬が爆睡していました。
しかし、私が4時頃まで本を読んでいて、トイレに行ったら起きてきました。
仕方ないのでベッドの上の犬ベッドへ連れて行きました。
そろそろ寒くなるので、止めにした方がよさそうです。
流石に一緒に寝る気にはなれませんもの。
しばらくクンクン五月蠅そうです。



塩田さんの新作。
とっても期待して読みました。
が、私の理解力が追いつかなく、登場人物の相関図を描きながら読み進みました。
新聞記者による「誤報」にまつわる5つのお話。
私は別々の話だとは思わず読んでいて、途中で間違いに気づきました。
最後には繋がりがあるのがわかりましたが。
それにしてもマスコミは誤報をしてもそのままうやむやにしてしまうことがあるなんて、誤報された方にするととんでもないことですね。

昔はメディアというと新聞や雑誌、テレビしかなかったけれど、今はネットまであり、一般の人まで参入し、増々何がリアルで何がフェイクかわからなくなってきています。
その上、わざと真実を歪めるために悪意に満ちた記事などが書かれたりすると、よっぽど見る目がないと騙されて、いいように操作されそうです。
怖い世の中になっていますね。

本多孝好 『dele』&『dele 2』2018/11/11



「dele」とは「delete」すなわち「削除」という意味です。

『dele.LIFE』の仕事は、死後、誰にも見られたくないデータをその人に代わりデジタルデバイスから削除すること。
仕事は契約者が死んだと確実にわかってから行います。

3ヶ月前に『dele.LIFE』に勤め始めた真柴祐太郎は足を使って依頼者が死亡したという確認を取り、所長で車椅子の坂上圭司(ケイ)が携帯やコンピューターの中のデータを削除することになっています。
ケイは仕事を淡々と遂行しようとしますが、祐太郎はケイのようには割り切れず、遺族のために依頼者のデータを見ようとし、様々な事件に巻き込まれてしまうのですが・・・。

『dele 2』では祐太郎とケイの意外な過去が明らかになります。

祐太郎がゴチャゴチャうるさいので、削除するはずのデータを見てしまうたびに、「いいのか」と言いたくなります。
依頼者は誰にも見られたくないから高いお金を出して依頼しているんですよ。
残念ながら私には人に見られて困るデータがないので、依頼することはないのでいいのですがね(笑)。

今年の7月からドラマでやっていたそうですが、見ていません。
本がおもしろかったので、見たかったですわ。
坂上が山田孝之、祐太郎が菅田将暉だそうで、ぴったりのキャラだったそうです。
『dele 3』が出たら読みたいけれど、出るかしらねぇ・・・?