この頃観た映画 ― 2024/03/08
映画館とPrime Videoで観た映画です。
平山はスカイツリーの見える押上の古びたアパートの一室に住む、渋谷区の公衆トイレ清掃員。
彼の日常はルーティンで決まっている。
近くの神社の竹箒の音が聞えたら起き、布団をたたみ、歯を磨き、顔を洗い、植物に水をやり、ユニフォームを着て、入り口に置いてある車のキーやらなにやらをポケットに入れ、外に出る。
缶コーヒーを一本買って、車で飲んだら、聞くカセットを選び、仕事へ出かける。
一生懸命仕事をし、昼休みはいつもの神社でサンドイッチを食べ、木漏れ日をフィルムのカメラで撮る。
仕事が終わったら、アパートに戻り、銭湯に行く。
その後、いつもの居酒屋に行き、チューハイを飲む。
寝る前に読書をし、眠くなったら寝る。
休日にはコインランドリーで洗濯をし、古本屋に行って本を買ったり、ママのいる居酒屋で飲んだりする。
そういう暮らしだ。
しかし、そういう暮らしにも、色々と心を揺るがす出来事が起る…。
平山の過去が垣間見られますが、彼はそんな過去を捨て、何気ない一日一日を大切に生きていこうとしています。
今を生きることの大切さを教えられ、本当の豊かさとは何なのか、考えさせられる映画でした。
それにしてもヴィム・ヴェンダースの描く東京は綺麗です。
渋谷の公衆トイレの多彩さに驚きました。
ちなみに映画で平山が読んでいた本はフォークナーの『野生の棕櫚』と幸田文の『木』、パトリシア・ハイスミスの『11の物語』です。
『11の物語』は図書館か古本屋で手に入れるしかないようです。
英語版は『Eleven』です。
予告編:「PERFECT DAYS(2023)」
結婚をひかえた同僚と4人で、イギリスの南西部のコーンウォール地方の港町ポート・アイザックを訪れていた音楽マネージャーのダニーは、たまたま港で歌を歌っている漁師たちを見かける。
上司のトロイは面白がってダニーに彼らと契約を交すように命じる。イジメか?
仕方なくダニーはしばらく町に残って、彼らと交渉することにする。
歌う漁師たちはジムという男をリーダーにした「フィッシャーマンズ・フレンズ」というコーラスバントで、週に一回チャリティとしてコンサートを開いているだけで、あくまでも歌うのは趣味だった。
そんな彼らにダニーは契約を迫るが、彼らはよそ者には冷たく、ダニーは相手にされない。
ダニーはジムの娘の経営するB&Bに泊まり、なんとか彼らと仲良くなろうとする。
しばらくするとダニーの意気込みが認められ、やっと契約まで辿り着くが…。
実話をもとにして作られた映画です。
Fisherman's Friendsは2010年にメジャーレーベルと100万ポンドで契約し、漁の伝統ソングを収めたアルバム「Port Isaac's Fisherman's Friends」が全英チャートでTOP10に入ったそうです。
船乗りの歌ですから、結構卑猥な歌なんかもあり、映画では結婚披露パーティーで歌う場面がありますが、そんな歌を歌われちゃあ、困りますよね、笑。
お話は早々に読めちゃいますが、コメディなので、楽しく笑いながら観られます。
イギリスのたくましいイケ漁師たちを見たかったら、どうぞwww。
もちろん歌もいいですよ。
なんと日本では公開されていませんが「Fisherman's Friends 2」もあるそうです。
予告編:「FISHERMAN'S FRIENDS」
「FISHERMAN’S FRIENDS :One and all」
自動車の事故で死亡した男、トムはアトランタの路地に捨てられた母犬の子として生まれ変わる。
保護センターから逃げ出し、動物管理局の野犬狩りに捕まりそうになった時に彼を救ってくれたホームレスの女性から、フルークという名を与えられる。
彼女が亡くなってから、ランボーという犬に育てられ、成犬になる。
ランボーはフルークとテレパシーで話が出き、野犬として生きるすべを教えられる。
前世の記憶が少しずつ戻っていたフルークはランボーに反対されるが、家族に会いにジョージア州へ向かう。
元妻と息子のブライアンが暮らしている家に行くが、追い払われる。
しかしブライアンが望んだので、なんとか家に入れてもらえる。
しかし、そこに事故の原因となったジェフがやって来る。
ジェフはよく家に来ては妻に言い寄っているようだ。
怒りに駆られたフルークはジェフに復讐しようとするが…。
犬が出てくるので観ました。
最初の方の野犬生活が可哀想だったです。
今まで野犬狩りなど見たことがなかったのですが、アメリカでは当たり前なのかしら?
お話はありきたりですが、フルーク役のわんこはベストワンアクター賞ものです。
予告編:「Fluke(1995)」
<近頃のうちのわんこたち>
新しいアヒルのおもちゃを買ったら、兄も弟も気にいったらしく離しません。
犬は音がするおもちゃが大好きなんです。
兄はやっと首のところをくわえられるようになりました。
弟はアヒルも海老天もどちらも好きで、くわえると離しません。面倒なので、アヒルをくわえたら、海老天を鳴らしてみせます。そうするとアヒルを離し、海老天をくわえに来ます。海老天を離さない時はアヒルを鳴かせます。そうしないとずっとくわえて離さないのです。
二匹がママに取ってみろと目で訴えていますが、二匹の相手をするとママは目が回るので、おやつを見せて誤魔化します、笑。
ドラマ「À TABLE!~歴史のレシピを作って食べる~」第7話~12話を観る ― 2024/02/07
第七話:レオナルド・ダ・ビンチ
サキが来てから家の空気が違うことに気づくヨシオ。
ちょっと意地悪くサキとフランスの話をしてしまったことを後悔しているが、解決策は思いつかない。
<レオナルド・ダ・ビンチのレシピ>
・インゲン豆のミネストラ
・イチジクの温製サラダ
・鶏肉ソテーの教皇風
・イタリア産白ワイン
レオナルド・ダ・ビンチはメモ魔。健康のためにワインを水で薄めて飲んでいた。
ルネサンス期にクロスやナプキンが白になり、手を洗うという習慣ができた。
肉を食べ過ぎて、貴族達が病気になったので、野菜を食べるようになった。
「最後の晩餐」で弟子たちは椅子に座っているが、当時のエルサレムの人たちにはそういう習慣がなく、床に座って食べていた。
第八話:リチャード三世
ジュンは職場の大学で文学部西洋史学科の教授、浜口あすかの補佐をしている。
彼女はジュンの大学の先輩で、レシピをくれるのが彼女だ。
彼女は28歳の時に数学の研究者と結婚し、息子を出産をするが、夫はずっとアメリカに住んで研究を続けているので、キャリアを積みながら息子を一人で育て上げた。
<リチャード三世のレシピ>
・中世風アーモンドライス
・レンス豆とラム肉のスープ仕立て
・南アフリカ産白ワイン、ぶどうジュース
リチャード三世の遺骨が2012年、英国中部の町レスターの駐車場で見つかる。
骨から彼が何を食べていたかわかった。
(「ロスト・キング 500年越しの運命」という映画になっています)
ガスコンロの調子が悪い。
ご飯の後、ヨシオは車で長野へ行く。
ジュンは「見えている世界は本当の世界とはかぎらないらしい。わたしの見ている世界はもしかしたらヨシオと違うのかもしれない」とも思うし、「離れた場所で同じ月を見ている、それでいいんじゃないか」などとも思う。
第九話:マルコ・ポーロ
ジュンの叔母のヒロコが急にやって来る。
彼女は北海道の暮らしを嫌い、国内を放浪し、気ままなひとり暮らしをしているので、問題児と言われているが、ジュンはヒロコが好きだ。
彼女は沢山いろんなことを知っていて、教えてくれる。
ヨシオと昔の料理を作っているというと、「変わっている」と言われたが、どちらが変わっているんだか。
ヒロコはヨシオに会いたがるが、ヨシオは長野に行っていていない。
<マルコ・ポーロのレシピ>
・クィンキネッリ(14世紀ヴェネツィア風ラヴィオリ)
・マリ・マクル・サハイジ(13世紀塩漬けマグロの素揚げ)
・大麦のカーシャ
・フビライとの宴 馬乞(14世紀モンゴル風猫耳麺)
・日本産赤ワイン
マルコ・ポーロは24年間アジアの各地を回っていた。日本には来ていない。
ヒロコからジュンはこう言われる。
「人目を気にするのは自分に従っていないからだよ」
「どう生きるべきか、そんな難しいこと考えても仕方ないって」
「幸福は人格である」
「人の傷みを理解した上で決断するのが大人だと思っている」etc.。
第十話:ベートーベン
仕事から帰ってくると、ヒロコはコンロがつかないので、昼は朝の残りのパンを食べたという。
<ベートーベンのレシピ>
・卵とパンスープ
・カースヌーデルン
・いちごのシャーベット
・オーストリア産ワイン
ベートーベンは偏食家。レストランで会食ができなくなり、自分で料理をしたが、まずかったと友人が言っている。
ヒロコはジュンに北海道にたまには帰ってあげなといいに来たらしい。
ジュンが結婚しようと思ったことがあるかと訊くと、ヒロコは「ある」と答え、こう言う。
「愛することって努力と知性が必要なの。自分自身を愛してあげて初めて人を愛せるのだと思うよ。自分を愛するには努力が必要。人を愛するには知性が必要。その両方がわたしには足りなかったの」
「知性と知識と教養は、もう全然違う。知識はただものを知っているということ。知性はそれを使って相手を幸せにしようと思うこと。教養はその自分の信じている知性が本物かどうか、自ら疑うこと」
深いですね。
ジュンは昔、エッセイストになりたかったようだ。
ヒロコは書けばいいと言うが、ジュンは遅いと言う。
するとヒロコは「遅すぎることはない。わたしはまだまだやりたいことがある」、「成功の反対は失敗ではなくって、行動しなかったこと、でしょ」とジュンに言う。
第十一話:クレオパトラ
浜口教授に肌が荒れていると言われる。
彼女は「一人で考えても答えはでないし、時間だけが解決してくれるってこともある。悩むことにかけてはもう天才的よ」などとサラッと言う。
二人でおやつを食べている時にジュンが「ずっと離れているって…」と訊こうとしたら、「一人でいるのがさみしいから結婚した訳ではないんだよね。だから離婚しようと思わなかったというだけ」と言って浜口は去って行く。
<クレオパトラのレシプ>
・キュレスティス(パン)
・モロヘイヤスープ
・牛肉のロースト&ボイル
・ジョージア産赤ワイン
玉ねぎは魔力のある特別な野菜と思われていて、ファラオの墓からも沢山発見されている。
とうとうコンロがつかなくなった。買い換え時か…。
第十二話:メソポタミア文明
ヨシオは来週ずっと長野だ。コンロがつかないのでカセットコンロを使い、明日、コンロを買いにいくことにする。
<メソポタミア文明の人たちのレシピ>
・古代小麦とラム肉のシチュー
・アカル(ビール風味のパン)
・メルス(古代メソポタミア風ガレット)
・ワイン1:ビール2の比率にハチミツ、ミントを入れた酒
もともとメソポタミア文明があった辺りは塩分の多い不毛の湿地帯で、人々は川魚を食べていたが、そこに灌漑や排水技術のイノベーションが起り、農業地帯に変わった。小麦や米、大麦などの穀物、ネギ、ニンニク、キュウリ、カブなどの野菜やりんごなどの果物を栽培し、羊や山羊、牛、豚などの家畜も飼っていた。鶏肉も食べられており、ガチョウやアヒル、雉鳩はご馳走だった。
彼らの食事に欠かせないのがパンとビールで、麦芽からパンを作り、それと水を混ぜて自然発酵でビールを作り、三度の食事でビールを飲んでいた。
調理法をいくつか発明し、そのレシピを楔形文字で粘土板に記録した。その粘土板がイエール大学に保管してある。
居酒屋もこの頃からあった。
ジュンはヨシオにコンロをなかなか買わない理由を言う。
「世の中ってすべて運命で決まっているんじゃないかって思ってて。だから、ガスコンロが壊れるのも、買い換えるのもあらかじめ決まっていて。だとしたら、わたしが決められることなんて、何にもないんじゃないかって思って。だからちょっとだけ運命に逆らってみた」
コンロごときで、考えすぎではないでしょうかね、笑。
この後、ヨシオがすごいことをします。なんとチャッカマンでコンロの火をつけたのです。
「買い換えるのも、使い続けるのも、ジュンの自由」
「自由意志か運命か、それは決めなくてもいいんじゃない。選んだのかもしれないし、選ばされたのかもしれないし。だってさ、過去のことは変えられないし、未来のことはわからないでしょ。こんなこと考えてきた人は長い時間の中でいっぱいいたし、これからもいっぱいいるんだろうね」
ヨシオ、ナイスフォロー。
ジュンはヨシオとの生活が幸せ過ぎて、不安になっていたのでしょうか。
なにしろ「いいことの後に悪いことが起こる」が座右の銘で、来るかどうかわからない不幸を考えてしまい、恐れる人ですから。
料理のレシピはドラマに出てきませんが、昔の人は結構いいもの食べていたんだなぁと思いました。
甘味はハチミツでつけ、肉は羊が多そう。
塩はいつから使われるようになったのかしら?
レシピはinstagramで見られるみたいです。アカウントを持っている方は見てみてください。
わたしはレシピ本『歴メシ!決定版 歴史料理をおいしく食べる』を図書館から借りようと思って予約しました。
出てくるワインの銘柄は紹介されていないみたいです。
女性たちがなかなかいい味出してます。
特に浜口教授(神野三鈴)とヒロコさん(安奈淳)が素敵でした。
彼女たちみたいに年が取れたらいいですね。
それにしても登場する男性がヨシオだけなのは何ででしょうね。
他の男性は名前だけの登場の、ヨシオの会社の後輩の使えない奴だけでしたww。
そうそう、音楽もドラマにピッタリでいいです。
「名建築で昼食を」と「ちょこっと京都に住んでみた。」も担当している、ベンジャミン・ベドゥサックという人ですね。どういう人なんでしょう。
是非シーズン2もお願いしたいドラマです。
ドラマ「À TABLE! ~歴史のレシピを作って食べる~」第1~6話を観る ― 2024/02/06
東京も雪が積もりました。
弟を庭に出すと、嫌がり、すぐにリビングに入ります。
兄はしばらくいましたが、写真を撮った後すぐに雪のないところに行きました。
わが家のわんこたちは雪が嫌いみたいです。
「ママ~!つめたいですぅ。プンプン」by わんこたち
ママは道産子なので、東京の交通機関が動かなくなるのが不思議です。
これぐらい雪国では大したことないのです。
そんなママが前回の大雪の時(2018年だったっけ?)に滑って頭を打ち、救急車に乗ってしまいました。
それ以来、雪の日は外出禁止ですwww。
ドラマを見出すと、続けて見るようになります。
猫から離れ、食いしん坊なので、料理関係のドラマを観てみることにしました。
「名建築で昼食を」(大阪編はこちら)や「ちょこっと京都に住んでみた。」の制作チームが、歴史料理研究家(というのがあるのね)の遠藤雅司さんのレシピ本『歴メシ!決定版 歴史料理をおいしく食べる』を原案にして作ったドラマです。
誰の料理が出てくるのか楽しみです。
第一話:マリー・アントワネット
藤田ヨシオとジュン夫妻は吉祥寺から徒歩20分のイギリスに行った夫の親戚宅を借りて住んでいる。
彼らは毎週、井の頭公園の動物園にいるゾウの花子を見に来ていた時に出会ったらしい。マニアックな趣味と話が合い、結婚したようだ。
ヨシオは長野の漬物会社勤めており、単身赴任していたが、リモートワークができるようになり、東京に戻り、必要に応じて長野に行くという生活をしている。
ジュンは大学職員。
歴史上の人物が何を食べているか調べている大学教授からレシピをもらい、二人で作ってみることにする。
もっと歴史を勉強しておけばよかったという二人に共感します、笑
<マリー・アントワネットのレシピ>
・牛肉とキャベツのトマト煮込み
・ヒラメの元祖ホワイトソースがけ
・マグロのマリネ
・フランス産白ワイン。
ワインは交互に取り上げられた人物にちなんだ1500円以内のワインを買うことになっている。
「マリー・アントワネットはじゃがいもの広告塔だった」か。
第二話:ユリウス・カエサル
ヨシオは漬物メーカーに勤めているが、実家は漬物屋。漬物屋を継ぐつもりだったが、姉が漬物屋を継いだ。実家から漬物が届く。
<カエサルのレシピ>
・サラ・カッタビア(古代ローマ風チキンサラダ)
・プルス(古代ローマ風リゾット)
・古代ローマ風牛のステーキ
・イタリア産赤ワイン
カエサルは味音痴で借金王という綽名があったそう。
送られてきた漬物でコーヒーを飲んでいるけど、美味しいのかしら?
第三話:ソクラテス
ジュンの姉の子、サラがやって来る。彼女は東京の大学で哲学を学んでいる。
小難しいことを喋る女の子だが、ヨシオを慕っている。
ジュンは少しサラが苦手だ。
<ソクラテスのレシピ>
・キタロス(カレイの香草焼き)
・トロネ風サメのステーキ
・クランべー(アテナイ風キャベツのサラダ)
料理にアサフェティダ、異名「悪魔の糞」というスパイスを使っていますが、どんな香りで味なのか、試してみたいような、したくないような。
古代ギリシャではチーズに混ぜて食べていたそうです。
第四話:ビスマルク
量子力学好きのサラに感化されて、量子力学の本を読み、パラレルワールドについて考えるジュンは、クルミの中の宇宙を想像する。
ヨシオが早く長野から戻ってくる。
教授からどんな人物のレシピを渡されたか、彼も興味があるみたいだ。
<ビスマルクのレシピ>
・スペアリブのロースト シュバイネハクセ風
・ライネヴェーバー・クーヘン(シャガイモ入りオムレツ)
・リンゼンズッペ(レンズ豆のスープ)
・ドイツ産白ワイン
18世紀、じゃがいもは寒さに強く、収穫率も高かったので、豚の餌になり、豚肉が安くなり、庶民でも豚肉が食べられるようになった。
ビスマルクは大食いで太っていたので、ダイエットをさせられていた。大の卵好きだった。
ドイツに「ジャガイモでフルコースが作れなければ嫁に行けない」ということわざがある。
産業革命は食生活革命?
第五話:アレクサンドロス三世
最近、ジュンは祖母が好きだった映画「男はつらいよ」にハマっている。
この頃、映画の好みが変わってきたと思う。
5歳年下のヨシオは子どもみたいなことを言っていて変わらない。
ジュンは40歳を過ぎて現実的になってきたと思う。
井の頭公園ではインコ対カラスの縄張り争いが起きているらしい。
<アレクサンドロス三世のレシピ>
・オリューザ マケドニア風リゾット
・エンドウ豆の卵とじ
・鶏肉のオーブン焼き にんにくとガルムソース
・煮込みリンゴのハチミツ漬け
・インド産白ワイン
アレクサンドロス三世は20歳で王になり32歳で熱病で亡くなる。
酒豪で1回に13リットルもの酒を飲み、酒癖が悪かった。りんごが大好物。
第六話:ヴィクトル・ユーゴー
大学時代の友人で、大手出版社の雑誌編集者のサキが遊びに来る。
自分も出版業界に勤めたかったジュンは、仕事が楽しそうなサキがうらやましい。
サキとヨシオは昔から話が合う。
二人でジュンの知らない話をされると、ジュンは疎外感を覚えてしまう。
ジュンの行ったことのないフランスの話で盛り上がっている二人を残し、一人で買物に行くジュン。
いつもの野菜の直売販売所で買う野菜を選んでいると、そこのおばさんに「全部同じだよ。取ったものを買いなさい」と言われる。
<ヴィクトル・ユーゴーのレシピ>
・オニオンスープ
・羊肉の煮込み クスクス添え
・ジャガイモとアスパラガスのスフレ
・リンゴとお米のオーブン焼き
フランス革命で王族や貴族が亡命し、仕事を失った王宮料理人が街角に出てレストランを開くようになったので、王宮の味を庶民も味わえるようになった。
ユーゴーの名言。
「人は強さが欠けているのではなく、意志を欠いているのだ」
ジュンは「環境や年齢によって考え方は変わっていく。世界が広がると、価値観も変わる。わたしは意志を持って人生を選んでいるのだろうか」と思う。
何か不穏な雰囲気のジュン。
ヨシオが北海道の赤飯の話をしていました。
わたしが北海道から東京に来て驚いたことは、東京の人は雪が降ると傘をさすことと、赤飯に小豆が入っていることでした。(他にもあったと思うけど、今は思いつかないわ…)
そうです。北海道の赤飯には甘納豆が入っているのです。
気持ち悪いですって。いいえ、美味しいですよ。
北海道に行ったら是非食べてみて下さい。
吉祥寺が住みたい街ランキングの上位だというのがうなづけますね。
そこそこ都会で緑豊かなところがいいです。
そういうところに最後の引越をしたいもんですが、先立つものがないわ(泣)。
夫婦二人でいっしょに料理をするところがいいですね。
ヨシオはジュンの気持ちにちょっと無頓着だけど、大事に育てられた性格よさそうなおぼっちゃまで、ジュンは色々と考え過ぎなところがあります。
ヨシオが年下だから、頼りないのかな?
二人とも自然体の演技で、台詞に不自然なところがありません。
市川実日子さんと中島歩さんの演技はあまり見たことがないのですが、役柄にピッタリで、特にわたしは中島さんの竹野内豊っぽい声が好きです。
そうそう、ドラマで二人が使っているコーヒーカップが面白い形です。
絶対わたしだったらカップを倒して、コーヒーをぶちまけてしまいますわww。
家のインテリアも素敵です。
古い家なんですが、バチッと決めていなくて、物がゴチャゴチャ置いてないところがいいです。
築50年以上かという感じの家ですが、キッチンとリビングの戸を取っ払って広々と見せています。照明がレトロっぽくて素敵です。
キッチンもいかにも昭和という感じです。
コンロの火がつきにくいのが玉に瑕。早く買えよといいたいですわ。
でも、ジュンが火をつけるたびにヨシオが「リスペクト」って言う微笑ましい場面が見れなくなるから、このままでいいか。
後半の第7話から12話までは明日にでも書きます。
<今日のおやつ>
久しぶりのお取り寄せおやつです。
ヴァレンタイン用のケイタマルヤマのクッキー缶です。
缶のデザインは趣味ではありませんが、ヴァレンタイン用なので、買ってみました。
ドラマ版「グーグーだって猫である」 ― 2024/01/29
猫繋がりで、大島弓子さんの漫画が原作のドラマ「グーグーだって猫である」を観てみました。
ドラマの主人公は宮沢りえさんです。
久しぶりに見るりえさんは素敵な大人の女性になっていますね。
漫画のことは知ってはいましたが、まだ読んでいません。
ドラマを観てから読んでみようと思います。
<第一シリーズ>
第Ⅰ話:その恋にはアプローチしない。
少女漫画家の小島麻子は飼っていた猫のサバが急死して落ち込み、仕事も手につかない。
心配した彼女の担当の編集者大森は毎日連絡をよこし、ご飯を作って食べさせ、家も探してやる。
公園を歩いていると、ホームレスの老人が子猫を抱いていた。
それから毎日、彼らを見に行くうちに、麻子は老人と話をするようになる。
猫が皮膚病にかかっているのが気になった。
しばらくして、老人と猫を見かけなくなる。
心配な麻子は子猫を探し出し、病院に連れて行き、手当をしてもらう。
その帰り道で老人に出会う。
彼は麻子に子猫を飼って欲しいという。
麻子は子猫を連れて帰り、「good good」のグーグーと名づける。
第二話:占いどおりに生きてみる。
アシルタントのミナミが当たる占い師の話をする。
「つまんない生活が変わるかもしれないじゃないですか」と麻子に占い師のところに行くことを勧める。
ミナミは麻子の生活をつまらないと思っているのかと気になる。
グーグーを去勢手術に連れて行き、ご飯を食べた後で町を歩いていると、占いの館に行き当たる。
麻子はミナミのいうすごい占い師ハーメルンを指名する。
ハーメルンは高校生の女の子で、彼女のことが気にいった麻子は彼女のいうとおりに生きてみることにする。
ハーメルンはこういう。
「冒険だと出ています。今日はすべてのことを止めて、飛び乗った電車の終点まで行って、気になった人に大きい質問をしてください」
「これからのあなたにとって、それは大事な試練です。それを乗り越えれば、大事な再会をよいものにできます」
麻子は総武線に乗り、終点の津田沼で降りる。
大森は麻子が帰って来ないのを心配し、ミナミに変なものを勧めなかったか訊く。
麻子はすぐに影響を受けて行動してしまうのだ。
麻子は海猫の格好をして道端でうずくまっている男の子に話しかけられる。
「どこにいくにゃ」
「どっかおもしろいところにつれていってほしいにゃ」
そうすると男の子は麻子を谷津干潟に連れて行く。
谷津干潟では写真を撮りながら、喧嘩している親子に出会う。
父親は息子のことを心配して、「子どもを作らない奴は生きる意味がない」という。
麻子はつい、「病気で子宮と卵巣がないのですが、生きている意味ないですか」と訊いてしまう。
日が落ちて、町をブラブラしていた麻子は猫に餌をやっている居酒屋「ひがたや」の店主を見かける。
それはさっきの父親だった。
中に入ると息子がいて、親子で居酒屋をやっているようだ。
ビールを飲む麻子。
常連客たちが人間に生きる意味があるかどうか話し始めると、なんとそこに大森が…。
第三話:会いたい気持ちを試してみる。
女子校の中学校時代に親しくしていた石川莉奈から手紙が来る。
会いたいと言うのだ。
麻子は彼女との日々を思い出す。
中学校時代、麻子は絵を描くのが好きだった。
友だちはいなくて、いつも一人で行動していた。
昼休みには教室を抜け出し、階段のところで弁当を食べて、絵を描いていた。
ある日、屋上に一人の少女がいるのに気づく。
彼女はいつも屋上にいて、ジッとどこかを見ている。
その様子を麻子は絵に描いた。
昼休みにいつものように絵を描いていると、屋上の子、石川莉奈が麻子のところにやって来た。
それから二人は親しく話をするようになる。
実は莉奈は屋上からピアノでバッハを弾いている子を見ていたのだ。
麻子は屋上で二人が争う姿を見てしまう。
それからしばらくして、麻子と莉奈のことを揶揄するいたずら書きが黒板に書かれた。
それ以来二人は会わなくなる。
待ち合わせの吉祥寺のペパカフェスフォレストに行くと…。
第四話:運命を味方につける。
15年後。麻子は沢山の猫たちに囲まれて暮らしている。
麻子は「グーグーだって猫である」で漫画文化賞に選出され、漫画文化賞贈呈式に参加する。
大野君は偉くなり、麻子の担当を外れるので、新しい担当者を紹介される。
ミナミは一人前の漫画家になっている。
15歳になったグーグーは…。
このドラマは漫画のファンには不評らしいです。
どんな作品もドラマ化や映画化されると、原作どおりに描かれることが少ないのは仕方ないのかもしれませんね。
原作を読んでいないわたしには面白かったですが、読むとどう思うか…。
元同僚で演劇が好きな方が宮沢りえさんのことをいい女優になったと褒めていましたが、納得できました。
ドラマではふんわかした透明感のある雰囲気でした。
難を言えば、最後の第四話が15年後だということです。
続きがないと思って無理矢理終わらせたのかな?
第二シリーズも撮られたそうなので、そのうち観てみます。
2008年に映画化もされていて、麻子役が小泉今日子さんだそうで、違った麻子が見られるのでしょうね。
麻子は吉祥寺に住んでいるという設定なので、吉祥寺の町の雰囲気がわかっていいですよ。
今でもあるお店が出てきます。
この頃、行ってないので、また行こうかしら。
「ねこあつめの家」を観る ― 2024/01/28
わたしへのお勧めとして勧められていたので、観てみました。
猫好きにはたまらない映画です。
若くして新人賞を取ってから一躍人気作家になった佐久本勝はスランプに陥っていた。
週刊誌の連載の担当には主人公をゾンビにしろと言われる始末。
デビューが同期のイケメン作家、北風裕也の新作の大きな看板を見かけ、ショックを受ける。自分の方が先に新人賞を取ったのに…。
snsで自分で自分の作品を褒めると、すぐに否定される。
夜の街を彷徨っていると、占いの看板を見つける。
占い師の老女は「タコ」としかいわない。
家に帰り、真剣に「タコ」を検索する佐久本。
なかなか当てはまるものがなく、たまたま「タコ 物件」で検索すると、多古町が出てくる。
そんなわけで、多古町に家を借りて住むことにする。
そんな彼のところに猫が現れる。
住居をかえても本は書けない。
二週間穴をあけたところに、担当の十和田が現れる。
どうやって居場所を知ったのかと問うと、不動産屋の女性が佐久本のことをsnsに投稿していたのだ。
とりあえず書けた原稿を十和田に渡すと、彼女は黙って持って帰ろうとする。
感想を聞くと、今一。なんでそんな原稿を持っていくのかと、絡んでしまう佐久本。
十和田は仕事だからと答える。
彼女は佐久本にどう接したらいいのかわからないけど、放っておかれずに来てしまったという。
佐久本は書店に行く。
そこには北風の新作が並んでいる。
自分の作品が載っている週刊誌を買って帰り、よせばいいのに、snsを見て、悪評に傷つく。
十和田が置いて行った手鏡に気づき、彼女がやっていたように光で猫の気を引こうとするが、猫は去って行く。
佐久本はペットショップでキャットフードを買い、庭に置く。
いつの間にか器が空になっていたので、もうひとつ増やしてみる。
そうすると、猫が三匹も来ていた。
写真を撮ろうとするが、猫は逃げていく。
猫の写真をもっと撮りたいと思った佐久本はペットショップにおもちゃを買いに行く。
そうすると、店長の洋子に「ガツガツしないこと。逃げるよ、女といっしょ」とからかわれる。
買って来たおもちゃを庭に置いていると、十和田がやって来る。
十和田は原稿にダメ出しして、「何とか続けましょうね」といって帰って行く。
佐久本は猫に夢中になり、庭を猫たちがくつろげるようにしていく。
編集会議で佐久本の連載は打ち切りとすることになる。
十和田は佐久本に言い出せずにいるが、察した佐久本は彼女に最後の原稿を渡し、「しばらく猫と暮らしてみる」と告げる。
帰りのバスの中で十和田は原稿を読みながら泣いている。
編集長に原稿を読ませ、佐久本に新作を書かせてやってくれというが、相手にされない。
佐久本は猫たちとの生活を続けるが、やがて家賃が払えなくなる。
そんな彼に気づいたペットショップの店長の洋子は佐久本をバイトで雇ってくれる。
バイトは上手くいくが、書く方は…。
そんな佐久本に洋子は彼のデビュー作を読んだ、子どもの頃から猫が好きだったのねという。
なんと佐久本は猫のことを書いたことなどすっかり忘れていたのだ。
そんなところに十和田がやって来る。
彼女が佐久本に告げたことは…。
この映画の原作は人気ゲームアプリなのだそうです。
猫が沢山出てきて、癒やされます。
設定が野良猫のわりに綺麗な猫ばかりですけどね。
彼みたいに家や庭を改造しちゃったら、大家さんに怒られそう。
ようするにスランプに落ち込んでいた作家が猫と接するうちにいつしか再生していくというお話です。
猫も飼いたいのですが、残念ながらうちのマンションは犬か猫、二匹しか飼えません。映画を観て、飼ったつもりになりますわ、笑。
佐久本のようにスランプに落ち込んでいるあなた、観るといいですよ。勇気づけられます。
ただの猫好きも、可愛い猫たちに癒やされますよ。
ただし、猫が嫌いな人は観ないように。
猫好き限定の映画です。
小西マサテル 『名探偵じゃなくても』 ― 2024/01/10
第21回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した『名探偵のままでいて』の続編。
小学校教師の楓の祖父は元小学校の校長で、「まどふき先生」と呼ばれ、子どもたちに愛されていた。
彼はレビー小体型認知症を患っていて、幻視や記憶障害などがあるが、話を聞いただけで謎を解いてしまうという安楽椅子探偵なのだ。
第一章:サンタクロースを見た男
楓の同僚教師、岩田は小学生の時にサンタクロースを見たことがある。
あるクリスマス・イブの夜、目覚めるとサンタクロースがいて、サンタクロースを追いかけてベランダに行くと、彼は跡形もなく消えていたのだ。
消えたサンタクロースの謎を割烹居酒屋『はる乃』で岩田が楓と四季に話していると、紳士然とした男が話しかけてきた。彼は楓の祖父の教え子だと言う。
第二章:死を繰る男
楓は美咲から連続自殺未遂の話を聞く。
フランソワという若い俳優が自殺し、彼のファンの二人の女性が後追い自殺をしたが、彼らはみな不思議な状態で、不確実な服毒自殺をしていたというのだ。
次なる犠牲者がでないうちにと思った楓は、居酒屋で出会ったK県警の刑事、我妻に連絡する。
第三章:泣いていた男
ある日、我妻は自宅の近くで起った殺人事件に呼び出される。
殺されたのはK県警二課に所属する刑事で、不思議なことが二つあった。
遺体の彼が泣いていたことと、ステンレス製のビールジョッキを手にしていたということ。ダイイングメッセージなのか?
第四章:消えた男、現れた男
この頃、四季の行動がおかしい。連絡がつかないのだ。
ある日、楓と美咲、そして岩田でY基地主催の国際フェスティバルへ行く。
そこで楓は、かつて母のストーカーとなり彼女を殺し、その二十七年後に今度は楓のストーカーになり、拉致しようとした、”親バカさん”こと九鬼を見かける。
彼は無実になり、釈放されていたのだ。
九鬼は楓に「私と楓の邪魔をする男はひとりずつ消していきますからね」と告げる。
終章:時間旅行をした男
美咲から楓はすずという少女に起った”学校の七不思議”を相談され、クリスマス・イブの昼間に祖父のところにすずを連れて行くことにする。
レビー小体型認知症(DLB)のことはよく知りませんが、楓の祖父の主治医がいいことを言っています。
DLBは「あらゆる病気の中で、唯一、時間旅行が可能な病気」で、怖い幻視や苦しい幻視じゃなく、「美しい過去へと旅行できる」限りはいいことなのではないかと。
どうなんでしょうね。少なくとも楓のおじいちゃんは幻視を見ている時は微笑んでいますものね。
登場人物たちにはそれぞれに悲しい過去や現実がありますが、このお話は暗いものではありません。
元小学校教師だったおじいちゃんのキャラクターがそうさせているのではないでしょうか。彼にとって登場人物たちは皆教え子のような、慈しみ、育てていく対象なのですから。
彼が我妻に言った言葉がいいです。
「人生はいつもままならない。それでも前を向き、ハッピーエンドを目指すべきだ。いや、目指さなければならないんだ」
今回は主にヒッチコック作品と古典的なミステリ作品が色々と出てきますので、興味を持ったら読んだり、見たりするといいでしょう。
私の覚え書きとして載せておきますが、抜けているものがあっても許してねww。
ミステリ本:
『サンタクロース殺人事件』 ピエール・ヴェリー
『真珠色のコーヒーカップ』 赤川次郎
『僧正殺人事件』 S・S・ヴァン・ダイン
『そして誰もいなくなった』 アガサ・クリスティ
『ヒルダよ眠れ』 アンドリュウ・ガーヴ
『夏への扉』、『輪廻の蛇』、『時の門』 ロバート・A・ハインライン
『ローマ帽子の謎』 エラリー・クイーン
『Xの悲劇』、『ジャム双子の謎』、『顔』、『間違いの悲劇』
エラリー・クイーン
『コーマ、昏睡』 ロビン・クック
『緊急の場合は』、『ジェラシック・パーク』、『アンドロメダ病原体』
マイケル・クライトン
『大鴉』 E・A・ポー
『10月はたそがれの国』 レイ・ブラッドベリ
『J・ハバクック・ジェフソンの証言』 アーサー・コナン・ドイル
『シンデレラの罠』 セバスチアン・ジャプリゾ
『たんぽぽ娘』 ロバート・F・ヤング
アルフレッド・ヒッチコック監督作品:
『舞台恐怖症』、『私は告白する』、『汚名』、『断崖』、『めまい』、『疑惑の影』、『フレンジー』、『ダイヤルMを廻せ!』、『サイコ』、『ロープ』、『裏窓』、『第3逃亡者』、『救命艇』、『鳥』、『知りすぎていた男』、『暗殺者の家』、『スミス夫妻』、『見知らぬ乗客』、『北北西に進路を取れ』
ドラマ:『刑事コロンボ』
絵本:『あのね、サンタの国ではね…』 嘉納淳子作 黒井健絵
読んでいない本や映画が沢山ありますわ(恥)。
小西さんは全部読んで、見ているのですね。すごいわぁ。
「刑事コロンボ」は見ていたけど、「CAT」が出てきたかどうか、記憶がないです。セリフで「うちのネコが」って言っていたら、猫の名がネコってわからないわよね。
今回も全く謎を解けませんでした。すずちゃんだけわかったかな。
楓が岩田先生と四季のどちらを選ぶのか、思わせぶりで終わっています。
私はどうでもいいのですが、楓のどっちつかずが嫌ですわ。いい加減に決めろよと言いたい。
とにかくおじいちゃんが長生きしてくれれば、それでいいです。
三作目でまた「まどふき先生」に会えるのを楽しみにしています。
明けましておめでとうございます。 ― 2024/01/01
わんこたちからの御挨拶です。
今年、兄、12歳、弟、10歳になるシニア犬です。
病気もせずに元気に過ごしています。
昨年、弟にはおもちゃ、兄には洋服をクリスマスプレゼントにしました。
おもちゃは紹介したので、洋服をお見せしましょう。
セールで白いのを買おうと思ったのですが、ノロノロしていたら売り切れてしまいましたwww。
黄緑色、似合っていますね(親バカ)。
兄だけでは弟が怒るので、弟もおめかしをしてみました。(一昨年買ったのだけど)
弟だけの写真を撮ろうとしたのに、兄がどきません。
タテガミが見事です。
洋服の後ろが可愛いので、後ろ姿を撮ろうとしましたが、顔を向けるので、こうなってしまいましたww。おちゃらけヨーキーに合わせてミッキーです。
犬に洋服を着せることに疑問な方がいるとは思いますが、犬も人間と同様に寒さに弱いのですよ。お散歩に行く時に喜んで着ています。
今年もドッグフレンドリールームがあるホテルを探し、彼らと一緒に色々なところに行きたいと思います。
辰年なので、龍の置物を買ってみました。
右側のかわいい龍は秩父今宮神社のおみくじのです。可愛いので飾っておきます。
さて、恒例の昨年読んだ本の中から面白かったものや考えさせられたものをご紹介いたしましょう。
<日本ミステリ>
『未明の砦』 太田愛
『四日間家族』 川瀬七緖
『看守の流儀』&『看守の信念』 城山真一
<日本文学>
『逆ソクラテス』 伊坂幸太郎
『正欲』 朝井リョウ
『永遠と横道世之介』 吉田修一
<歴史・時代小説> 今後の活躍を期待して
『写楽女』&『おくり絵師』 森明日香
<外国ミステリ>
『卒業生には向かない真実』 ホリー・ジャクソン
シリーズ三部作の最終話で、驚愕の最後です。是非『自由研究には向かない殺人』と『優等生は探偵に向かない』を読んでから読んでください。
女性警部フルダ・シリーズ
『闇という名の娘』
『喪われた少女』
『閉じ込められた女』 ラグナル・ヨナソン
刑事ヴァランダー・シリーズ ヘニング・マンケル
グレーンス警部・シリーズ アンデシュ・ルースルンド&ペリエ
ボッシュ&バラード・シリーズ マイケル・コナリー
ヘニング・マンケルさんはお亡くなりになっていますので、ヴァランダー・シリーズは途中で終了しています。
グレーンス警部とボッシュはまだ続きますが、最後(最期?)までいけるかしら。
北欧ミステリは今年も続けて読んで行きます。
<TV番組> Amazon Prime Videoで鑑賞
「ホームカミング シーズン1」
「ボッシュ:受け継がれるもの シーズン2」
「占いタクシー」
「天狗の台所」
<この頃好きなVlog> YouTubeで見られます
「英国暮らし」 mikazuki
「北欧暮らし」 Karu&Siiri
バックグランドミュージックと映像が素敵です。イギリスやフィンランドに住みたくなります。
今年1年でブログに紹介した本はおよそ250冊です。
読書はストレス解消や認知症予防になるといいますので、気になる本があったら、是非図書館へ行って手に取ってください。
私と趣味が合わなくて、面白くなかったら、読むのを止めればいいんですから。
昨年、沢山の方々がブログを読みに来て下さったようです。
というのも、この頃、アサブロのランキングがおかしいのです。
年末最後に3位、今朝は5位ということで、驚いています。
「ママ、それは僕たちのおかげです」
お散歩から帰って来たわんこたちがおやつを求めて五月蠅いので、御挨拶をして終わりましょうね。
「皆様、今年もよろしくお願いしますワン」
「天狗の台所 第一話~第六話」を観る ― 2023/11/17
なんか具合がパッとよくなりません。
熱は一日で終わったのですが、胃の辺りにくすぶっている感じです。
軽いからといってもインフルエンザは普通の風邪よりもたちが悪いですね。
世間でも流行っているようで、今週末に遊びにくるはずだった子どもたちの保育園では半数以上がインフルエンザで休んでいるそうです。
子どもたちが熱を出さないかとヒヤヒヤしていたら、なんとママさんがコロナになっちゃっいました。
普通の日常生活が戻ったといっても、感染症はなくなっていませんから、気をつけて過ごさなくてはいけませんね。
私が具合が悪い時に観ていたのが「天狗の台所」というドラマです。
イケメン二人にガキンチョ一人がメインの出演者です。
このドラマ、景色も音楽もとてもよくて、観ていると心地よくて、しばらくすると寝ています、笑。
こういう所にしばらく滞在したいなと思うのは、疲れているからかもしれませんね。
ドラマではこの三人は天狗の末裔という設定なんです。
天狗の家系には14歳の一年間に世俗を離れて隠遁生活を送るというしきたりがあります。
物語は写真の右端の男の子、オンが14歳になって初めて自分が天狗の末裔であることを知らされ、ニューヨークから兄、飯綱基(中央)のいる日本にやって来たところから始まります。
基も14歳の時に日本に来て隠遁生活を送りましたが、15歳になる一ヶ月前に高熱を出し、背中に羽が生えました。今や羽のある天狗なんて皆無。
天狗会連盟ってのがあって、彼らが基を保護しようとしますが、先代の当代、(祖母か?)式子が断固として断り、それ以来基は式子の跡継ぎとして日本で暮らしています。
彼はとんでもないほどの食いしん坊で、趣味が素朴な生活と食といってもよく、毎日田畑を耕し、収穫し、美味しいものを作り食べることに生きがいを感じて暮らしています。仕事はしていないみたい。
地域の人々とも馴染んでいて、田植えや稲刈りなどの時には手伝ってもらっています。
オンは明るい現代っ子で、当初は田舎暮らしに不平不満をもらしていましたが、だんだんと慣れてきています。
犬のむぎの言葉がわかりますが、この力も15歳になったらなくなると聞き、残念に思っています。
基のように羽が生えるといいなと思い期待していますが、どうでしょうね。
一番左にいるのが基の友人で同じく天狗の末裔の愛宕有意。
彼の祖父が天狗会連盟の会長です。
基が機械音痴なので、オンのためにWi-Fiを設置したのが彼のようです。
東京のIT企業に勤めているのですが、週末によく基たちの様子を見にやって来ます。
景色が美しいといいましたが、その他に食べ物を作る様子も見所です。
田畑でとれた食物を丁寧に扱い、作るお料理はなんて事のないものですが美味しそう。
唐揚げのおにぎりとか水餃子、うどん、春雨の入った鍋、柚子のケーキ…etc.
見てるだけで涎が…。
どれもオンが「うまっ」というのがわかります。
一年でオンがどれだけ成長するのか、楽しみです。
基役は誰かと調べると、駒木根葵汰(こまぎねきいた)と言う人だそうです。
ドラマなど滅多に見ないので、知らない方ですが、羽がよくお似合いですww。
なんでいつも黒パンに白シャツなんでしょうね。作業しずらいと思うのですが。
実はこのドラマには原作があります。
田中相さんの描いた『天狗の台所 ①~③』です。
もちろん読みましたが、ドラマはそれほど原作と違いがありませんので、安心して観ていけます。
でもドラマの方が先に終わりそうですね。
これから天狗会連盟と何やらありそうな雰囲気ですし、オンは一年が過ぎたらどうするんでしょうね。NYに帰るのでしょうか。
私は基と一緒に日本で暮らすような気がします。
そうそう犬のむぎは何歳なんでしょうね。大昔から生きているようです。
ドラマのむぎ役はホワイトシェパードで、一話撮影時には生後七ヶ月で、大和君とスピカちゃんのWキャストだそうです。
大きい犬は小型犬ほどチョコマカしていなくていいですね。
「ママ、ぼくたちをディするのは止めてください」
トリミングから一週間なのに、何故か汚らしいわんこたちです。
「だから…」
わんこたちが五月蠅いので、ここら辺で失礼いたします。
ドラマも漫画も面白いので、特に日常生活に疲れている方は是非みてみて下さい。
「占いタクシー・あなたの人生占います」を観る ― 2023/10/28
ボッシュの後に何を見ようかと「あなたが興味のありそうなTV番組」を見ていると、変な題名が目に入りました。
アメリカ人って占い好きとは知りませんでしたわ。
まあ、一回試しに観てみようかと思って見出すと、面白いこと。
それにしても題名が合っていません。
日本で言う占い系ではなく、美輪明宏さん系じゃないですか。
この番組の題名は「SEATBELT PSYCHIC」で、主役はトーマス・ジョン。
彼は自分のことを「psychic medium」と言い、有名人を顧客に持つプロの霊媒師で、生まれた時から幽霊が見えていたようです。
このトーマスがタクシー運転手に扮して、タクシーに乗ってくる人たちにまつわる死者の言葉、メッセージを伝えるというのがこの番組の趣旨です。
やらせではないかという噂もありますが、どうなんでしょうね。
彼のタクシーに乗ってくる人は知らずに乗るのか、番組の趣旨を知らされて乗るのか?
彼が霊媒師と名乗った時の乗客の反応を見ると、乗ってから知ったように見えますが。
そんなことよりも私が気になったのが、死者の声を聞きながら運転していて事故を起こさないかということです。
トーマスがちゃんと前を見ていないようなこともありますから、笑。
番組では幽霊を見た人を見抜いたり、葬儀社で働いている女性に何百体もの霊がついているので、事故を起こしたらいけないから降りてくれと乗車拒否したりしています。
そういうのを見ると、本当に彼は見える人だと思えますが、どうなんでしょう。
乗客は様々な人がいて、死者も様々です。
例えば病気で子どもを亡くした夫婦や、911で父親を亡くした母と子、ペットを亡くした女性、ゲイの息子に批判的だった父親などなど。
日本とは違うのは、犯罪で殺されたり、麻薬で亡くなったりする人がいることです。
死者に対する思いは共通で、どうして死んでしまったのとか、こうしてあげればよかった、自分はもっと何かできなかったのかなどと悔いたり、自分を責めたり、罪悪感を持ったりしています。
トーマスはそういう人たちに寄り添い、具体的に、優しい言葉を選んで、死者の言葉を伝えています。
一番印象的だったのが、霊媒師に懐疑的だと言った牧師が、トーマスから亡くなった妻のことを聞き、涙を流す場面です。
牧師であろうがなかろうが、肉親の死による悲しみはなかなか癒えないものなのだなと思わせられました。
20分のエピソードの中に乗客が4、5組出てくるのですが、彼らとトーマスの話を聞きながら、気づくと私も一緒に涙を流していました。
最後にタクシーから降りた人たちが癒やされ、前に向かって人生を歩んでいける様子にホッとさせられます。
信じるも信じないもあなた次第。
見始めるとそんなことが気にならなくなり、最後は自分もこのタクシーに乗り、死んだあの人の言葉を聞きたいと思うでしょう。
美輪さんがタクシー運転手に扮してくれるなら、是非お願いしたいですが、無理よねwww。
「ボッシュ:受け継がれるもの シーズン2 エピソード1~4」を観る ― 2023/10/23
Amazon Prime Videoで「ヒロシのぼっちキャンプ」のシーズン6が配信されたので観てみました。
まあこれは他のことをしていて見逃しても、それほど影響がないのでいいのですが、構成が少し変わってきたようです。
以前は一つのキャンプ場を前編と後編に分けていましたが、シーズン6ではヒロシさんが地元の人と触れ合うことが多くなり、一つのエピソード全部が地元の人とのことなんてのがあります。
宿場町で出会った老婦人とか渋川市の骨董品集めが趣味のおじさんとのやり取りなんか面白かったのですが、純粋にキャンプしている姿を見たい方には評判が悪いですね。
そんな方はテレビで観ないで、Prime Videoとかで観ると、飛ばせるからいいですよ。
私としてはヒロシさんのしゃべりを少なくして、キャンプ地の風景を多くしていただけたら文句ないです、笑。
今はシーズン8が放送されているようですが、未だ人気があるんですね。
さて、「ボッシュ:受け継がれるもの」のシーズン2が配信されました。
シーズン1はマディがレイプ犯に拉致されたところで終わっています。
さて、マディはどうなるのか?
シーズン1同様に見出すと止らなくなります。
「ボッシュ:受け継がれるもの」シーズン2
<エピソード1・拉致>
ボッシュはマディが拉致される前に、チャンドラーから何度か電話があったこと知り、チャンドラーに会いに行く。
チャンドラーは拉致の前日にマディと彼女のアパートで会っており、中庭に煙草を吸っている男性を見かけたと言う。
ボッシュはそれが犯人だと確信し、似顔絵を描かせる。
この似顔絵から犯人が特定される。
令状を待てないボッシュは犯人の家に行くが、逃げられる。
逮捕を免れないと知った犯人はハリウッド署に出頭し、弁護士が来るまでは何も話さないと言う。
<エピソード2・悪魔の砂時計>
犯人は全面不起訴を要求するが、地方判事は突っぱね、マディの居場所を話せば、終身刑は求刑しないとする。
しかし犯人は主導権はこちらにある、時間が大事だ、何度でも全面不起訴が条件だと繰り返せと弁護士に強いる。
そうしているうちに監禁されたマディの様子がライブ配信される。
ボッシュは警察署に侵入し、犯人を脅すが、エドガーに止められる。
ボッシュはエドガーから聞いた犯人の家にあったマットの分析結果と犯人の証言、マディが送ったヒント、弁護士の書類からマディの居場所の見当をつける。
ボッシュとチャンドラーはヘリコプターで現地に飛ぶ。
<エピソード3・癒えない傷>
市政管理官補のレクシー・パークスが自宅のベッドルームで殺害されているのを保安官補の夫が見つける。
その四ヶ月後、チャンドラーの知り合いのデビッド・フォスターがパークス殺害容疑で逮捕され、チャンドラーが弁護することになる。
数ヶ月前、ロジャースとケーディングの遺体がホーチミンに陸揚げされたコンテナから見つかる。
コンテナの出発地はロングビーチ港で、携帯の基地局データからチャンドラーとボッシュの二人がコンテナ付近にいたことがわかり、FBIはチャンドラーとボッシュに召喚状を出す。
チャンドラーはボッシュにフォスターの事件を依頼し、FBI対策を練る口実にする。
調査の結果、事務所の助手・マシュー・ラミレスがFBIに内通していることがわかり、二人は彼に偽情報を流し、FBIに罠をかけることにする。
<エピソード4・追う者と追われる者>
フォスターのアリバイ証人の男はハリウッドで絞殺死体として見つかる。
ボッシュとチャンドラーを二人の男が見張っている。
チャンドラーは飲酒運転だと偽りの通報をされ、呼気検査を拒否したため警察署に連行される。
男たちはチャンドラーの車をあさり、フォスター事件の書類を盗み見る。
FBIはサイモン・ウェイクフィールドの殺害とチャンドラーの関わりを知る。
シーズン2はシーズン1と同様にエピソードが10まであるようです。
FBIとボッシュの戦いを、どうやってボッシュたちは勝つのでしょうか。
早く続きが見たいです。
最近のコメント