時代小説シリーズ、三冊を読む2021/06/18

昨日YouTubeを見ていると、スーザン・ボイルのを見つけました。
彼女が2009年にイギリスの「Britain's Got Talent」で注目され、世に出てからもう10年が経ったのですね。
「America's Got Talent」に出て「Wild Horses」を歌っていますが、10年経っても歌声は変わっていません。いえ、深みが出ている感じです。
変な人たちに騙されていないかと心配でしたが、大丈夫そうですね。

同じイギリスのオーディション番組の「The X Factor」で18歳で亡くなった友人に捧げて「Jealous」を歌ったジョシュ・ダニエル君の歌がすごくよかったです。(歌が終わった後も見てくださいね)
元歌のLabrinthよりも心に染みました。

2つの番組の審査員たちのコメントが優しくていいです。

日本の歌では、ハナレグミとか米津玄師、あいみょん、King Gnuとかいいです。流行っている方ばかりですが。
この頃特に気にいっているのが、藤井風君です。
いつもパジャマみたいな服を着てますが、本当にパジャマ姿で寝転がってキーボードを弾き歌っていました、笑。
彼の歌詞が好きです。
「おっと 罪の香り 抜き足差し足忍び足」とか「あなたの心 わたし泳ぐだけ」とか色々。「青春病」の「青春はどどめ色」ってどんな色じゃと思いました。
日本タイトルだけ大賞」に曲のタイトル部門があれば、ノミネートされてもいいと思うのですが(冗談よ)。



佐伯泰英 『梅花下駄 照降町四季三』
文政の大火後、江戸市中は焼失した武家屋敷や町家の後片付けが始まっていました。
照降町も復興へ向けて歩みを始めました。
鼻緒屋の見習職人の八頭司周五郎は大店の宮田屋と若狭屋に頼りにされ、照降町復興のために奮闘していました。
しかし藩の派閥争いから逃れ、藩を離れ、八頭司家とは縁を切ったつもりなのですが、兄も父もほっておいてくれません。
一方、佳乃は花魁・梅花から「花魁道中で履く三枚歯下駄」の制作を託されていました。
佳乃はこの下駄を大火で命を落とした人々の鎮魂のために使えないかと考えます。

人気があるという佐伯さんの作品を読んでみようと思って読み始めたのですが、残念ながらこのシリーズでは佐伯さんの魅力がわかりません。普通の時代物って感じです。
他のシリーズを読んでみた方がいいかしら?

風野真知雄 『わるじい慈剣帖 六 おっとっと』
わるじいこと元目付の愛坂桃太郎は困っています。
というのも、珠子の後輩芸者の蟹丸から好かれ迫られているのです。
悪い気はしませんが、年齢差がありすぎです。何しろ桃太郎は57歳、蟹丸は17歳ですから。
いつものように珠子のところで稽古をして帰った蟹丸がまたやって来ました。
どうしたのかと思ったら、次兄が殺されたというのです。
蟹丸のため、桃太郎、遊び人に扮して賭場に潜入します。

他に三話ありますが、相変わらず桃太郎は冴えています。
爺馬鹿ぶりもね、笑。
うどん屋の女将に48歳に見えると言われ、その気になって派手な着物を着る桃太郎。やはり蟹丸が気になるようです。
ホント、何歳になっても男ってもんは…。

和田はつ子 『料理人季蔵捕物控 焼き天ぷら』
流行風邪も落ち着き、江戸にも賑わいが戻りつつあります。
そんな頃、塩梅屋に北町奉行の烏谷がやってきて、季蔵に新しい任務を与えます。
呉服問屋の跡取り息子を連れ戻して欲しいというのです。
八王子まで行く季蔵。

腑に落ちないことはあっても、呉服問屋の件はなんとか片がついた所に、今度は商人たちが競争相手を潰すために仕置き稼業の者を雇っているという噂が…。
この半年で米屋と味噌屋が殺されています。
廻船問屋の長崎屋の五平も命が狙われますが、間違って彼の後輩の若い噺家が殺されます。
その後、薬種問屋の艾屋仁五郎が殺され、捕まったのが五平でした。
五平は自分の身代わりとなった噺家の仇を討ちたいと公言しており、艾屋がどうも仕置きの元締めだったらしい上に、五平が持っていた鎮海魂神社のお札が骸から見つかったのです。
仕置き稼業を探ると同時に五平の無実も証明しなければならない季蔵でしたが、店に松次の連れてきた得たいのしれない、色気たっぷりのお鍋という女を預かることにもなり、忙しくてなかなか瑠璃にも会えません。

このシリーズでは季蔵の作る料理も楽しみです。
今回は押し寿司や鱚の天ぷら三昧、鯛尽くしなど美味しそうな料理が出てきます。
天ぷらは1年以上も食べていないので、そろそろ食べに行きたいわ。



パソコンに向かっていると、「ママちゃん、早く遊びましょうよ」と弟が呼んでいます。
兄は諦めが早いので、遊んでもらえないとわかったら、グースカ寝ています。
でも食べ物の袋のガサゴソした音が聞こえると、すぐに起きて来ます。
兄は食いしん坊で弟は遊び人です。

「ギリーは幸せになる」を観る2020/12/23

明日はいよいよクリスマスイブ。
暗いことばかりの今年なので、ここで少しは楽しみましょう。
ブログを書きながらクリスマスの歌を流していますが、お勧めを載せますね。

昨日紹介したOnly Boys AloudのVirtual Christmas Concertの中から先生方が歌うのだけが観られるようになっていました。
"Let It Snow"     Aloud Staff, Choir Leaders, Trustees and Community 
                        Leaders
真ん中の赤い箱のようなものの中から頭を出している女性が気になります。
なんの仮装なのかしら?

2012年と古いのですが、ロッド・スチゥワートのも好きです。昔と変わらぬ歌声を聞かせてくれます。

これも2014年と古いのですが、サムの声が素敵です。

初めて聞いたのですが、素敵なハーモニーのトリオです。
"O Holy Night"     GENTRI

The Shows Must Go On では昔ながらのクリスマスの歌が聴けます。



クリスマス気分が台無しになる映画を観ました、笑。


主人公のギリーは小さい頃から里親の間を転々としていました。
どの家庭に行ってもわざと嫌われるような反抗的な態度を取っているからです。
福祉事務所のエリスから、とうとうこれが最後のチャンスで、駄目なら施設に入らなければならないと言われてしまいます。
彼女を受け入れてくれたのはトロッターさん。彼女は今まで沢山の子どもの里親をやってきました。
トロッターさんのところにはwe(ウィリアム)という男の子がギリーよりも先に里子として来ていました。
彼は辛い人生を送っていたのだから、見下したり、いじめたりしないでとトロッターさんはギリーに釘を刺します。
トロッターさんの家に来てからもギリーの態度は変わりません。
彼女の望みは、いつか母が迎えに来て一緒に暮らすということなのです。
そんな彼女でしたが、トロッターさんのところに夕食を食べに来るランドルフさんに対しては素直なところがあります。彼は目が見えないので、ギリーが彼を家に連れてこなければなりません。トロッターさんの思いつきで、ギリーは本の好きなランドルフさんに本を読んであげることになります。

ギリーは学校でも同じように振る舞います。
話しかけてきたアグネスにはあっちへ行けと言い、バスケットボールが転がってきたら、返さなかったので喧嘩になってしまいます。
数学の勉強を手伝ってくれるラジームには悪態をつき、テストでは白紙を出して先生を怒らせようとします。
ハリス先生はギリーよりも上手で、ギリーの悪巧みには乗りません。頭にきたギリーは先生を怒らせる別の手を考えますが・・・。
(ハリス先生、素敵です。こんなに生徒のことを考え、自分を正直に出す人なんてなかなかいません)

トロッターさんもハリス先生もギリーの思い通りにならないので、ギリーは母に会いにサンフランシスコに行くことにしますが、お金が足りません。ランドルフさんの本棚にお金が入った缶があるのを見たギリーはそこからお金を抜きます。
ランドルフさんの息子がやってきた時に、自分の盗みがバレると思い、急いでサンフランシスコに行くことにし、玄関に置いてあったトロッターさんの財布からお金を盗ります。バスターミナルまで行きますが、不審に思った切符売り場の人が通報したため、ギリーは警察に捕まってしまいます。
施設に戻されるかと思ったら、トロッターさんが強行に反対し、とりあえずギリーは感謝祭まではトロッターさんのところにいられることになります。

(ここからが不思議なのですが、急にギリーが良い子になっちゃうんです。
映画ですから、ギリーが少しずつ変化していく様子を描くのが難しいのでしょうが、それでも急すぎて、気持ちが悪いぐらいです)

ギリーがトロッターさんの家に馴染み始めた頃、ギリーの祖母だという女性が現れます。実はサンフランシスコへ家出する前に、ギリーは母親にトロッターさんのことで嘘をでっち上げた手紙を送っていたのです。祖母はギリーの母のコートニーとは仲が悪く、13年前から音信不通だったのに急に便りが来て、そこにギリーのことが書いてあったのでやって来たのです。
ちょうどその時、運の悪いことにギリー以外のみんながインフルエンザに罹って寝ていて、部屋はメチャクチャでした。そのため祖母はギリーが辛い思いをしていると勘違いをして帰っていきます。

それからしばらくして、福祉事務所から祖母のエリスがギリーを引き取りたい、母のコートニーもそれを望んでいると言ってきます。
何もかもが嘘の手紙のせいでした。手紙で虐待があることや家の環境が悪いことを告発していたので、weまでもが別の里親のところに移らなければならなくなったのです。
自分のやったことを悔いるギリーですが、後の祭りです。
ギリーは自分はどうなってもいいからと、福祉事務所のエリスにトロッターさんとweのことを頼みます。

ギリーは祖母の家に行くことになりますが・・・。

トロッターさんとハリス先生には頭が下がります。
ギリーのような可愛くない子は自分の子ではないんだから、ほっておいていいのです。
どういう経緯なのかわかりませんが、ギリーの母親は不幸な人生を送りそうですね。
一方、ギリーの人生はトロッターさんとランドルフさん、そして祖母のエリスとの出会いで、いい方向へ変わりそうです。大人は皆、人に言えない悲しみを抱えて生きているのですもの。それをギリーは感じてくれたかしら?
ギリーに「人生は思い通りにならないし、辛いものである。ハッピーエンドなんてこの世に存在しない」と語ったトロッターさんの人生には辛いことが多かったのかもしれませんね。
「辛い仕事を達成してこそ人は幸せになる」
肝に銘じておきます。

鳴海章 『相勤者 浅草機動捜査隊』2020/12/22

イギリス、ウエールズのコーラス・グループ「Only Boys Aloud」がVirtual
Christmas ConcertをYouTubeにアップしました。
みんなで集まって歌えませんので、今回新しく録音したものと今年のロックダウン中に録音したもの両方を取りそろえています。
興味のある方は聞いてみてください。

≪プログラム≫
1. ”The Little Drummer Boy”     Only Boys Aloud
2. Clement Clarke Moore     " 'Twas the night before Christmas"      
                                              Callum Howells朗読
3.” River of Dreams”   Only Boys Aloud &Tom Hier
4.” You'll Be Found”      Only Boys Aloud
5.” Somewhere Over The Rainbow”   Only Boys Aloud & Sophie Evans
6. ”The Prayer”       Only Boys Aloud Academi
7. Dylan Thomas "A Child's Christmas in Wales"      Matthew Rhvs朗読
8. ”Let It Snow”      Leaders & Staff
9. ”Adeste Fideles”      Only Boys Aloud Academi & Rebecca Evans

歌の合間に元Only Boys Aloudメンバーのトム君や設立者のティムさんのお話が挟まっています。ティムさんはどこにいるのかしら?
新しく録音されたOnly Boys Aloud Academiの”The Prayer"とスタッフたちの楽しい"Let It Snow"がお勧めです。クリスマス用のセーターが欲しくなりました、笑。

今年はクリスマスイルミネーションを見に行かないので、歌を聴いてクリスマス気分になっています。



『浅草機動捜査隊』シリーズの最終巻です。

辰見悟郎は退職後、任用延長制度によりふたたび警察官になり、八王子警察署地域課に勤務した後、機動捜査隊浅草分駐所に戻り、稲田小町の班に属しています。

小町は警部への昇任試験を受けるかどうか迷っていました。
自分と辰見とは違うのです。辰見にとって刑事は生きざまであり在りようなのです。
それにいつまでも辰見と働けるわけではないのです。
自分が異動を命じられるかもしれないし、辰見の任用期間もあと一年半ほどですから。

赤木慧一郎は向島の暴力団の構成員で、今は東雲興行社の看板を掲げた先々代篠田東蔵の介護しています。
赤木は15歳で岡山から家出をして上京し、六本木で絡まれているところを篠田東一郎に助けられ、その縁で彼と兄弟盃を交しましたが、東一郎は若くでなくなってしまいます。
いまの社長の沢口智運は先々代の孫、二代目の三男で、東大を出てITベンチャーを起業し、東雲興行社をその傘下に加えていますが、東雲興行社は風前の灯火です。
智運は東雲興行社の社屋や赤木の住んでいるアパートなどを潰し、土地を一つにまとめてマンションでも建てようと考え、先々代を浦安にある老人介護施設に移そうとしていました。

辰見が東向島の銭湯のサウナに入っていると、赤木がやってきます。
彼と赤木は初顔合わせから二十年は経っていますが、話したことはありませんでした。昔のよしみで一緒にラーメン屋に行って親交を温めます。

辰見の相勤者の本橋が、昔の事件で知り合った磯部アイリーンから相談があると呼び出されます。辰見と一緒に会うと、彼女が家政婦紹介所で派遣されている向島の篠田という寝たきりのお爺さんのことを話しだし、『親分が殺されちゃいます』と言います。そのお爺さんとは赤木が介護している東蔵のことでした。
東蔵の自宅が売却され、浦安にある老人介護施設に移ることになったのですが、その施設の評判が悪く、そこに入れられると誰も出てこないという噂があるらしいのです。
犯罪性はないし、千葉県警の管轄のため辰見たちには手の出しようがありません。
たまたまその施設から出てきた女性に話しを聞くことができ、辰見には何かがあるという勘がします。管轄外ですが、独自に捜査をすることにします。

稲田は赤木のことを辰見から聞き、前に浅草機動捜査隊にいて今は六本木中央署の組織犯罪対策課に勤務している坂口に問い合わせると、智運が近々介護ビジネスに進出するという話があり、どうもマネーロンダリングに関係しているようだと言うのです。
稲田は辰見のために相勤者を組み替えます。

最後だからか古巣ネタが多かったです。
稲田の辰見に対する気持ちが成就すればいいなぁと思っていましたが・・・。
もっと違う最期がなかったのでしょうかねぇ。
男の美学ですかぁ?

クリスマスの歌・絵本・映画2020/12/04

早いもので、もう12月です。
今年は特に何をしたということがなく、過ぎていきました。
来年はワクチンと治療薬ができ、普通の暮らしができるようになるといいのですが。
そういう期待を込めて、年末は少し派手に(?)行事をしてみましょうか。

クリスチャンではないのですが、まずはクリスマス。
新しいクリスマス・アルバムを買います。
イギリスでMichael Ball & Alfie Boeのクリスマス・アルバム「Together 
At Christmas」がBTSを抜いてチャート1位だそうです。


YouTubeに色々とアップされていたので、興味のある方は聞いてみてください。
オーソドックスな、しっとりした大人のクリスマスソングです。
アルフィーの声がマイケルよりも大きくて迫力がありますけど(笑)。

Michael Ball, Alfie Boe - Together At Christmas Medley
                                   O Holy Night
                                   Silent Night 
                                  
アマゾンでCDを頼みました。
    
  
甥に昨年双子が生まれたので、リクエストされたクリスマス・ツリーと私の趣味の絵本をプレゼントすることにしました。


まだ一歳には早いですが、買ってしまったので、送ります。
小学校低学年までの子ども向けですね。
一番のお勧めは『とのさまサンタ』です。お殿様がクリスマスのことを知り、家来達にプレゼントを用意させ、サンタになって配るという話で、意外性があって子どもに大うけします。
『サンタクロースと50ぴきのトナカイ』は太ってしまったサンタさんとトナカイさんがダイエットをするというのが可愛いです。
『100にんのサンタクロース』は子どもと一緒に100人いるのか数えてみるといいでしょう。色んなサンタさんがいますよ。
他にもいいクリスマスのお話がありますが、今年はこの5冊にしました。



映画は『サンタクロースになった少年』です。
何年か前までクリスマスが近付くと、『ホーム・アローン』や『シザーハンズ』を見ていたのですが、今年はこの映画を観てみました。

クリスマスの夜に家族を失った少年・ニコラスが、村の家族と1年ごとに暮らすことになります。
6年目になり、早霜が畑を覆いつくし、湖から魚が消え、誰もニコラスを引き取れる状態ではありませんでした。
家具職人で子ども嫌いのイーサッキがニコラスの器用さを見込んで、引き取ってくれることになります。
ニコラスは一生懸命働き、夜にはお世話になった村の子ども達のために玩具を作り、クリスマスイブの夜に村の家の前にプレゼントを置いていこうとします。
それを知ったイーサッキも手伝ってくれるようになります。
次のクリスマスの日、他の家族の元へ行こうとしたニコラスにイーサッキはこれからも一緒に暮らしていこうと言います。
それから何年か経ち、老いたイーサッキは実の息子と暮らすと告げ、ニコラスに実の息子のように愛していた、家と貯めた全財産をニコラスに譲ると言って去っていきます。
ニコラスはイーサッキの財産を使い、子ども達に玩具を送ることを生涯の仕事とすることにします。

フィンランド語の響きがいいですね。
82分と短い映画ですが、フィンランドの冬の厳しさがよくわかります。
特に湖が神秘的で、湖は死んだ両親と妹のお墓でもあるんですね。
まあ、大人だと色々と言いたくもなることがあるかもしれませんが、フィンランドのお伽噺だと思って観てください。

クリスマスツリーでも飾ろうかと思ったら、夫から拒否されました。
小さいツリーでも買って、こっそりと飾っておこうかしら・笑。

「しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」を観る2020/11/20

イギリス、ウエールズの少年たちのコーラス・グループ、Only Boys Aloudが同じくウエールズ出身のウエストエンドのスター、Sophie Evansさんと「オズの魔法使い」から「Somewhere Over the Rainbow」を歌っています。
前回はOnly Boys Aloud出身のトムと一緒に歌っていましたが、今回の歌の方が難しかったかな?
WHOは2020年を「The International Year of the Nurse and Midwife」に指定したようです。


カナダの画家、モード・ルイスの半生を描いた作品。
(ネタバレあり)

モードはアイダおばさんの家で暮らしていました。
モードは小さい時からリュウマチを患っており、手足が不自由です。
アイダは口やかましく、お金をもらってモードの面倒をみているのに、彼女を邪険に扱い、家事手伝いをさせていました。
たまに息抜きにモードがクラブに行くと、嫌みを言います。
ある日、兄のチャールズがやってきて、生家を売ったと言います。売らないで欲しいというモードの意見は無視されました。
ジャズクラブを経営しているチャールズは借金まみれなので、お金が必要だったのでしょうね。
アイダはモードの面倒はみきれないとチャールズに言いますが、チャールズはお金を渡しているのだからと言って帰っていきました。
買い物に行った先で、モードは一人の男が家政婦募集の張り紙をするのを見て、張り紙を持ち帰ります。

モードは張り紙の主、エベレットの家まで歩いて行きます。
エベレットは孤児院出身で、魚の行商と孤児院で雑用をして生計をたてていました。忙しくて家事まで手が回らないので、人を雇おうと思ったのです。
エベレットは彼女に障害があるのを見て、一端は断りますが、孤児院の教師から希望する人がいれば雇った方がいいと助言され、試しに雇うことにします。
モードは荷物をまとめ、アイダに別れを告げますが、彼女を一族の恥さらし、出て行くのならこれっきりだと冷たく言うだけでした。

初めて仕事をするモードは何をすればいいのかわからず、エベレットに指示してくれと頼みますが、エベレットから自分で何をしたらいのか考えろと怒鳴られます。
エベレットは孤児院で育ち、生きるのに精一杯の生活をしてきたため、粗野でぶっきらぼうで、何かというと嫌なら出て行け、ここは俺の家で、ボスは俺だと怒鳴りつけ、時には暴力をふるいました。
家の順位は、俺(エベレット)>犬>鳥>モードです(笑)。
絵を描くのが好きなモードは絵の具を持ち出し、棚を塗り始めます。

買い物に行って、階段に座ってタバコを吸っているとアイダがやってきます。
「遊びに来て」というモードに彼女は、「エベレットの慰み者になったという噂よ。死んでも遊びに行かないわ」と吐き捨てるように言って去って行きます。

気難しいエベレットと暮らしていると、様々な争い事がありますが、モードはエベレットのところに留まっていました。
壁に絵を描くことが唯一の彼女の心の拠り所なのです。
いつものように絵を描いていると、サンドラという女性がやってきました。
NYから休暇を過ごすために来たようで、エベレットに注文した魚が届かないというのです。
サンドラはモードの絵を見て、興味を持ったようです。
モードはエベレットのためにメモを取ることにします。
サンドラのところに魚を持って行くと、絵が描かれたカードを買うからもっと描いて欲しいと言われます。
カードは一枚10セントで売れました。

夜、寝ているとエベレットがモードに手を出してきます。
モードは結婚してくれ、それじゃなければ嫌だと断り、子供を身ごもったことがあり、その子供には障害があり、死産だったという過去をエベレットに話しました。
それからしばらくして、彼らはひっそりと結婚します。
夜、ダンスをする二人が可愛らしいですね。特に照れたエベレットが。

再度、避暑にサンドラがやってきます。
大きい絵を見たいと言い、絵を描いたらNYまで送ってくれと前金を置いていきます。
彼らは「絵を売っています」という看板を出し、絵を売ることにしました。
沢山の人が絵を買いにくるようになりました。
新聞にも載り、このことを聞きつけたチャールズが現れ、ずうずうしくお金の管理をする人間が必要だとうと言い出しますが、早々にお引き取り願いました、笑。

絵が売れ出して、変わったのがエベレットです。
ジャガイモの皮を剥いたり、掃除をしたりと、家事をやるようになったのです。
その側でモードは絵を描いています。
やっと幸せになったモードです。
すごいことに、ニクソン副大統領から絵が欲しいという手紙が来たり、テレビ局が取材に来たりするようにまでなったのです。

ある日、店でエベレットはアイダと偶然出会います。
病気のアイダはエベレットのことを色々と批判したにもかかわらず、モードに自分のところに来るように言うように言付けます。
気を悪くしたエベレットはモードを連れていこうとはしませんでした。
仕方なくモードは歩いてアイダのところまで行きます。
アイダはモードに、「一族の中で幸せになったのはお前だけだ」、「赤ちゃんを抱かせてあげればよかった。赤ちゃんに障害はなく、死んではいない。お前に赤ちゃんの世話は無理だと思ったので、チャールズが裕福な夫婦に売った」と告白します。
帰り道にエベレットは車で迎えに来ていました。
アイダや子供の話をしようとするモードにエベレットは「この生活にうんざりだ。お前が来てから面倒ばかりだ・・・」と言い出したため、モードはショックを受け、サンドラのところに身を寄せます。

サンドラに絵を教えて欲しいと言われ、モードは言います。
ただ描きたいように描くだけでいい。自分は記憶を頼りに描き、デザインは自己流。絵筆が目の前にあるだけで満足・・・。

やがてエベレットはモードを迎えに来ます。
駄目な亭主だと言うエベレットにモードは、「違うわ。あなたと暮らせて幸せよ」と答えるのでした。
その後、エベレットはモードをある場所に連れて行きます・・・。

彼女の絵はこんな感じです。


色使いが綺麗ですね。稚拙と言ってもいいかもしれませんが、生き物に対する愛が感じられる絵です。

絵が売れてからも夫婦はガスも水道も電気もない4メートル四方の小さな家で暮らし続けていたといいます。欲がないのですね。
最初はイーサン・ホークが演じるエベレットが怒鳴るので苦手でしたが、終わりには彼が可愛く思えました。
エベレットはモードが亡くなってから、どうやって暮らしていったのか気になりました。

アンソニー・ホロヴィッツ 『その裁きは死』2020/10/19

The Shows Must Go On!」でアルフィー・ボーの「Bring Him Home」コンサートが配信されていました。
アルフィーさんはコロナ・ロックダウンの影響か、離婚をしてしまったようです。
出会い系アプリで恋人募集をしているとか、コッツウォルズの家を売り出し中だとか言われています。
このコンサートでは「レ・ミゼラブル」の35周年コンサートにも出ていたマット・ルーカスが出てきて、お茶目な姿を見せてくれます。
彼のことが気になっていたので調べてみると、6歳の時に脱毛症ですべての毛を失ったのだそうで、小さい頃から苦労しているのですね。
何故かトム・フレッチャーが出てきて、二人の共通点が見えませんでした。

これからも「The Shows Must Go On!」で色々と配信してくれるようです。
次はどのミュージカルでしょうね。
見逃さないようにしなくてはと思います。



元刑事で探偵のホーソーン・シリーズの二作目。

ホロヴィッツのいる『刑事フォイル』の撮影現場にやって来たホーソーン。
彼が今回捜査するのは、離婚専門の弁護士殺害事件です。
殺害にはワインボトルが使われ、現場の壁にはペンキで「182」という数字が書かれていました。

容疑者として真っ先に上がったのはアキラ・アンノという小説家で詩人でもある、著名なフェミニスト作家。
殺された弁護士のリチャード・プライスは彼女の元夫の弁護士で、衆人環視の中、彼女はレストランのど真ん中でプライスにワインをぶっかけ、ワインのボトルでぶん殴ってやると脅したというのです。
この女が犯人か?
調べていくと、もう一つ事件がありました。

今回の警察官は前以上に嫌な奴です。
ホロヴィッツに「逐一ホーソーンが何を調べ、何をやっているのか報告しろ」、「この話はホーソーンにはするな。そんなことをするとあんたの人生をめちゃくちゃにしてやるからな」、などと圧力をかけてきます。
書店では万引きの疑いまでかけられ、窮地に陥るホロヴィッツですが、ホーソーンは取り合いません。(ホロヴィッツ可哀想)

ホロヴィッツはホーソーンのことを知ろうとしますが、なかなか心を開いてくれません。
ホロヴィッツに頼まれ、読書会に行くのですが、読書会のメンバーたちも彼のことはよく知らないようです。
唯一わかったことは、ホーソーンが犯罪者同然の手法を駆使して、ホロヴィッツの私生活を調べていたということでした。

今回の謎解きでホーソーンがホロヴィッツに言ったことは、「あんたは事件全体の形を見る必要がある」です。

未だにこのシリーズの面白さがわかりません。
気をつけて読んでいき、犯人の目星は何となくつきましたが、意外性がなかったです。
どうもまだホーソーンの魅力がわかりません。
このシリーズは10作まで書くらしいので、そのうちにわかるのかもしれませんね。

中山七里 『隣はシリアルキラー』2020/10/13

『キャッツ』や『オペラ座の怪人』などを作曲したアンドルー・ロイド・ウェッバーが自宅待機中に「ComposerInIsolation(隔離中の作曲家)」というタイトルで自宅から演奏動画を配信していたようです。
72歳になるのですが、まだまだ現役です。
『オペラ座の怪人』のカーテンコールでサラ・ブライトマンを「my angel of 
music」と言っていましたが、お二人は結婚していたことがあるのですね。
『オペラ座の怪人』はサラのために書いたようです。
自身のピアノ演奏の他に視聴者が歌うビデオを募集して、編集して、紹介してたりしています。
大作曲家なのに気さくなおじいさんです。

中山七里デビュー10周年記念12ヶ月連続新作企画も残すは3冊となりました。
この『隣はシリアルキラー』は9月の本です。
私としては11月の『復讐の協奏曲』が一番楽しみです。早く読みたいわ。


<ニシムラ加工>でメッキ加工の酸浸漬工程で働いている神足友哉は、寮の隣に住んでいる中国人の技能実習生・徐浩然に頭にきていました。
夜中に帰って来て、浴室を使うのです。
それもシャワーの音だけならまだしも、死体を解体して洗い流しているような不気味な音を立てるのです。
思い切って壁を叩いて注意してみても駄目、朝会ったので文句を言っても暖簾に腕押し。
そのおかげでこの頃寝不足気味で、酸浸漬槽に落ちそうになり、仕事を教えてくれたトレーナーで友人でもある矢口正樹に助けられました。
心配した矢口に寝不足の理由を聞かれ、徐のことを話しましたが、妄想大爆発だと言われてしまいました。

その頃、会社付近で女性の死体の一部が発見されます。
徐が犯人ではないかと思った神足は夜中に出かけた徐の後をつけます。
徐は<ニシムラ加工>の近くにある工場に入っていき、廃棄槽に何かを放り込んでいました。
神足が確かめてみると、それは人の手でした。
驚いた神足はとにかく寮に帰ろうと道を引き返していると、なんと徐と出会ってしまいます。
一緒に帰ろうと誘う徐を振り切り、神足は一人で寮まで帰りました。
次の日、矢口に昨夜の話をし、匿名で警察に通報しすることにしました。
警察が来て捜査をしますが、何も見つかりません。
しかし、別の工場の廃棄槽から腕が見つかります。

徐のことを疑いながらも神足は警察とは関わりをもとうとはしません。
そのうち仲の良い(まだ恋人未満の)紗穂里が、徐に後をつけられていることがわかりますが、神足は警察には言わずに、矢口の助けを借りることにします。

とっても軽い読み物です。
シリアルキラーという割にそんなに怖くないですから、怖いものが嫌いな人でも大丈夫です。
最後にどんなドンデン返しが来るのかと楽しみにしていましたが、それほどでもなかったです。別の人が犯人だったら驚いたかも。



またご飯を食べなくなった兄。
原因はわかっています。パパです。
ママが人用のご飯を作っているのでパパに犬用のご飯を任せたら、ご飯の上にちゅ~るをかけて食べさせていました。
そうすると兄はちゅ~るがないと食べなくなります。
弟はちゅ~るがあろうがなかろうが関係ありませんけどwww.
口が肥えてる兄です。

読んだマンガ2020/09/27

イギリスのウエストエンドに出演しているウエールズ人の青年たちの新しい歌がアップされていました。
ミュージカル、「ミス・サイゴン」の中から、「Bui Doi」です。
今回は男性8人が歌っていますが、迫力があっていいです。
私的にはステファン君の声が、泥臭いこの歌に合っていないなと思いました。


「Bui Doi」とはアメリカ人とベトナム人との間に生まれた子のことで、ベトナムでは酷い差別を受けていました。
そのため彼らは「Bui Doi」すなわち「ごみくず」と言われていたのです。
「ミス・サイゴン」はまだ観たことがありませんが、コロナがおさまったら、ブロードウェイかウエストエンドで観てみたいです。



小日向まるこ 『堀の中の美容室』
服役中に美容師の資格を取ることができることは知りませんでした。
このマンガでは女子刑務所内の美容院で一般客の髪を切っている小松原葉留が主人公です。
何があって彼女は罪を犯し、何故美容師となり、髪を切っているのでしょうか。

滝沢秀一・滝沢友紀 『ゴミ清掃員の日常』
秀一さんはお笑いをやりながらゴミ清掃員もやっている方だそうです。
収入は圧倒的に清掃員の方があるようですが。
そんな彼が清掃員をやりながら、経験したことやら思ったことやらをマンガにしたものです。
靴やらベルトを捨てようと思った時に、区からもらっているゴミの出し方の手引き書を見てびっくりしましたが、靴やベルトは可燃ゴミでいいんです。
結構知らないことがあります。一度「ごみ・資源の分け方」とかいうのを読んでみるといいですよ。
このマンガもゴミについて考えいるいい手引き書です。

七海仁月子 『Shrink~精神科医ヨワイ 3』
今回取り上げるのは、拒食症とPTSDです。
拒食症と言えば、カーペンターズのカレンさんのことを思い出します。
なかなか治らない病気のようで、命をなくすこともあるそうです。
興味のある方は読んでみてください。

二宮敦人 『最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常 3』
最初に出てくるブラジャーウーマンってホントにいるの?と思って検索したら、いっぱい画像が出てきました!
King Gnuは好きなバンドですが、なんとヴォーカルの井口さんって藝大出身だったのね。藝大時代の彼が登場して、これまたびっくり!
藝大って懐が深いのね。

Cuvie 『絢爛たるグランドセーヌ 16』
奏は英国ロイヤル・バレエ・スクールのロウアー・スクール10年生に編入留学をしました。英語や文化の違いなどに戸惑いながらも前に進む奏。
世界的なプリマになって欲しいです。

田村由美 『ミステリと言う勿れ 7』
久能整が墓地にお参りに行くと、お世話になった天達先生が来ていました。
その日は天達先生の妻・喜和の命日でした。
二人でいつもの甘味屋に入っていると、週末のバイトを頼まれます。
天達の友人が別荘で謎解きミステリー会を催すので、片付けと給仕などを手伝って欲しいというのです。
ミステリーナイトで出されたのは、実際に別荘の持ち主の妻の事件だったようです。
さて、整はどう推理していったのでしょうか。

田島列島 『水は海に向かって流れる 3』
26歳の榊は、母親のダブル不倫相手の息子・直達と一緒に母親に会いに行きます。母親は別の男性と家庭を持っていて、幸せそうでした。
海で直達は榊への思いを告げますが、榊は直達を自由にするために家を出て行くことにします。
二人の間はどうなるのでしょうか・・・。

清水玲子 『秘密 season0  9』
恐ろしい子、「光」を里子として引き取ってしまった青木。
青木は大丈夫かと、読むのが怖くなります。
このシリーズ、怖い物見たさで読んでしまいます。

他に『タラレバ娘 シーズン2 3』(もう読みません)とか、『青のオーケストラ 8』も読みました。

どのシリーズ(『タラレバ娘』以外ね)もおすすめです。

読んだ漫画2020/08/30

先週発表されたWelsh of the West Endの新曲は『Frozen』の中の「Let It Go」です。(Jadeさん、太った?髪型のせい?)
女性向きの歌なのか、男性があまり活躍できていないのが残念です。
聞いてみてください。


ヤマシタトモコ 『違国日記』
私、題名を「建国記念日」だと思っていました(恥)。よく見ていないのよねぇ。

小説家の高代槙生は勢いで死んだ姉夫婦の遺児の朝を引き取ることにします。
槙生は人見知りな性格故に、人の感情をさっせないし、人と同じ部屋にいるととても気詰まりで、誰かと一緒に暮らす生活には向いていないと思っていました。(ちょっと発達障害っぽいですね)
槙生は朝にそれを言い、朝の気持ちがわからないので、彼女に寄り添えないとはっきり言い渡します。
朝は淋しさから槙生の気持ちを確かめる行動を起しますが・・・。

槙生のような人、わかります。私も似たような傾向が少しありますから。
彼女の方が生き方に一貫性があり、格好良いですけどね。
これから朝がどのように育ち、槙生の元から飛だつのかしら。

よしながふみ 『きのう何食べた? 17』
今回は作りたくなるお料理はありませんでした。
ケンさんとシロさんの仲も変わらず。そういえば二人もそろそろ50代なのよねぇ。それなのにケンさん、いつもキャピキャピのギャルみたいねぇ(笑)。

板垣巴留 『BEASTARS 20』
レゴシとメロンの最終決戦目前。
なんか話が壮大になってきて、どう収まるのかしら?
学校にいた頃の悩むレゴシ君が好きですわ。

グレゴリ青山 『京都深堀さんぽ』
京都、大好きです。が、外国の方々が押しかけるようになってからは行っていません。昔の落ち着きのある京都に戻って欲しいです。
コロナ禍が落ち着いたら、ゆっくりとこの本に載っている所を回ってみたいです。

たかまつやよい 『流されて八丈島 いよいよ10年目!』
10年目にして、連載も終わりということです。
ひょんなことから住んで早10年。八丈島は暮らしやすいのでしょうね。
たまには八丈島の皆さんのことを描いて下さいね。
行けるようになったら、一度伺いますから。

二階堂ヒカル 『あおざくら 防衛大学校物語 17』
防衛医科大学の方はすぐに終わっちゃったのに、こちらの方は続いています。
いよいよ二学年に進級し、一年生が入学してきました。
去年の自分たちのことを思い出しつつ、先輩として頑張っています。
この分でいくと卒業まで描いていくのかしら?

みやうち沙矢 『DOG SIGNAL 4』
犬を飼っている人必読の漫画です。
読みながら自分の飼い方を見直し、よりよい飼い主になるようにしようと思います。犬は飼い主のおもちゃではなく、生き物ですからね。
しつけをちゃんとしなければ・・・。

恵三朗 『フラジャイル 18』
壮望会に医療事故の申し立てが。それが何故か担当の医師にではなく、病理医の岸恭一郎に対するものでした。岸の医師免許剥奪が目的か!

今回の一押しは『違国日記』です。
シリーズ物も安定の面白さでした。

久しぶりのお兄ちゃんの寝姿です。


首がこんなに曲がっても犬は平気なのね。人間なら、次の日大変。
写真を撮っても気づかず、このままでした(笑)。
弟は潜り込むのが好きなので、こんな姿を見たことは一度しかありません。


Welsh of the West End2020/08/10

ロンドンのウエストエンドは、NYのブロードウェイです。
コロナ禍の今、まだ劇場は再開されていません。
そのため様々なスターたちがリモートで歌を配信してくれています。
何回か紹介してきましたが、私が今注目しているのは、Welsh of the West Endからのものです。
ステファン君が中心になって、若いウエールズ出身の若者達が集まって歌を歌っています。

ウエールズ人ってどんな人たちなのでしょう。
今までイングランド人やスコットランド人、アイルランド人などとの違いを特に気にしていませんでした。
調べてみると、ウエールズって「歌の国」で、男性合唱団のルーツなんですって。

ステファン君はオーディションを受け、2017年からウエールズの男性合唱団、
Only Men Aloudのメンバーになっています。
私の好きな「For Good」を一緒に歌っているトム君は、Only Men Aloudの設立者Tim Thys-Evansさんが2010年に設立した少年合唱団のOnly Boys Aloudのメンバーだったようです。
2012年、Only Boys Aloudは公開オーディション番組Britain's Got Talent で3位になっています。この時、トム君はソリストとして参加していました。
ちなみにOnly Boys Aloudは、団員が240名ほどで、ウエールズ各地に14の合唱団があります。
費用は無料で、11歳から19歳までのウエールズに住んでいる歌好きの少年なら誰でも参加できます。
「歌の国」ならではですね。日本ではたとえ無料でも200人も集まりませんよね。
トム君はこの少年合唱団からGuildford School of Actingで学び、卒業。
卒業した2015年にOnly Boys Aloud出身者として初めてOnly Men Aloudにリクルートされています。
歌うことよりActの方により興味があるようで、自分のことをActorと言っています。
Only Men Aloudの正式メンバーではないらしい(HPに名前が載っていない)のですが、たまに一緒に歌っているようです。

トム君が現在のOnly Boys Aloudと一緒に歌っているビデオがアップされていましたので、紹介しておきます。
歌はビリー・ジョエルの「River of Dreams」。
ステファン君はOnly Boys Aloudのキャプテンになっているので、右下の小さい画面でピアノを弾いて参加しています。
見ていると、真面目に歌っているのかしら?という子もいて、この合唱団がウエールズ社会で果たしている役割がわかります。

Welsh of the West Endの方では新しく「Welsh Musical Theatre Medley」がアップされています。
ウエールズ語の歌は歌詞が全くわかりませんが、ウエールズ語の響きがよくわかります。

近頃のステファン君と一緒に歌おうの方は、Siwan Hendersonさんとミュージカル「Dear Evan Hansen」から「Only Us」を歌っています。
良い歌なのですが、何か物足りないのです。
ブロードウェイの「Dear Evan Hansen」で主役をしていたBen Platt君とLaura 
Dreyfussさんの二人が「Only Us」を歌っているのを聞いてわかりました。
二人の間にはあるはずのエモーショナルな感情が感じられないのです。
ステファン君の笑顔も声も歌い方も素敵ですが、如何せん一本調子で、どの歌を聞いても同じように聞こえてしまいます。
ローラさんもそうなんですね。
何でトム君との歌が好きかというと、たぶんトム君とはOnly Men Aloudを通じてのお友達だから、友情を扱った歌が表現しやすかったんでしょうね。
二人のハーモニーが良く合っています。
「Only Us」は二人が恋心を告白し合う初々しい場面で歌われています。
トム君とローラさんの間には何もないことがわかりましたわ(笑)。
あくまでも私の感じたことですけど。

これらのウエールズ出身の若者たちの中から、次のスターが出てくるといいですね。
劇場が再開され、彼らが活躍出来る日を楽しみに待っています。

(YouTube画面をはめ込もうと思ったのですが、朝日ネットでは面倒なのでリンクだけにしてあります)