暑くなりましたね2023/04/06

日差しも強くなり、お散歩したママは汗をたっぷりかいています。
このままでいくと、夏にはどうなるのかしら…。
そうそう、ダイエットは進んでいません。
「Improved health」というワークアウトをしてから、胸郭出口症候群が悪くなり、運動を控えているのとおやつが増えているからかもしれません。
糖分はダイエットによくないですね。

お散歩中のわんこの写真はあきらめたとはいえ撮りたくなります。
前を見ていなくてもいいかなと思って、お花と一緒に、パチリ。


弟は大丈夫かと思って撮ろうとすると…。


なかなか前を向いてくれません。お家でおもちゃを追いかけている時はちゃんと前を向いてくれるのに。
わんこたちにとって、家の外は縄張りではないので落ち着かないのかもしれませんね。

この頃知っている有名人が次々と亡くなっています。
坂本龍一さんの、あまり取り上げられていませんが、「シェルタリング・スカイ」を聞くと、映画の場面が鮮やかに甦ってきました。

今日はムツゴロウこと畑正憲さんがお亡くなりになられたそうです。
動物と触れ合うことの楽しさを教えてくれたのは彼でした。

ご冥福をお祈りいたします。

読んだシリーズ物2023/03/10

久しぶりにこの頃聴いている歌を紹介しましょう。
藤井風は…ちょっとあっち(?)に行ってしまった感じなのでww、この頃気にいっているのは、日本のアーティストでは優理。
「ドライフラワー」や「ベテルギウス」、「レオ」などいい歌があります。
レオ」は犬のことで、聴くと泣きますよ。
この歌に批判があることを知り、びっくりしています。
海外のアーティストでは日本国籍を持ち、イギリスで活躍しているリナ・サワヤマ。先月かな、来日していましたね。
2年前の「Chosen Family」ではエルトン・ジョンとデュエットしています。
この歌をOne Voice Children's Choirのこどもたちが歌っているのが可愛いいですよ。



安田依央 『出張料亭おりおり堂 あつあつ鍋焼きうどんと二人の船出』
特にこのシリーズがいいというわけではないのですが、一応最終巻なので、一番最初に紹介してみました。
老舗旅館に招かれて料理をしに行き、とんでもない事件に巻き込まれた仁と山田。
旅館の開かずの間は仁兄弟の過去が関係していた。
なんとかすべてが明らかになり、落ち着いたところで仁と山田は…。

や~、話が大きくなってびっくり。
R国やら文化財やら、なんたらかんたら…。ただの美味しい料理が出てくるお話だと思って読んでいたのに。
最後はすべて上手く行き、ゾンビの山田も普通の人間になり、幸せを手に入れましたとさ、笑。

喜多みどり 『弁当屋さんのおもてなし 新米夫婦と羽ばたくお子様ランチ』
このシリーズは終わったと思っていました。
今回はユウと千春の婚約時代から宅配サービスを始めるまでのことが描かれています。
何度でも言いますが、こんなお弁当屋さんがあったら、週に一回は食べたいです。

望月麻衣 『京都寺町三条のホームズ 19 拝み屋さんと鑑定士』
拝み屋さんとくれば、望月さんの他のシリーズも読んでいる人にはすぐにわかりますよね。
二月のある日、小松探偵事務所に賀茂澪人が二つの仕事を依頼しに現れる。
一つは清貴への鑑定の仕事で、もう一つは小松探偵事務所への調査の仕事だった。

これは何故19巻も続いているのか不思議なシリーズです。
私は前にも書きましたが、京都のガイドブックとして読んでいます、笑。

志賀内泰弘 『京都祇園もも吉庵のあまから帖6』
京都ガイドブックの二冊目。といってもこちらは元芸妓で甘味処「もも吉庵」の女将であるもも吉が、年の功といいましょうか、いい味出してます。
今回のお話は全体的にいいかも。
猫のおジャコちゃんのことがわかりますよ。

おすすめは『弁当屋さんのおもてなし』と『京都祇園もも吉庵のあまから帖』です。
『弁当屋さんのおもてなし』は1巻から、『京都祇園もも吉庵のあまから帖』はどこから読んでも大丈夫です。

ヨルン・リーエル・ホルスト 『警部ヴィスティング 鍵穴 』2022/06/10

先週イギリスはエリザベス女王の戴冠70周年で賑わっていたようですね。
華やかな服装がお似合いで、エリザベス女王は何歳になっても素敵です。
私はコンサートの方に興味があったので、YouTubeで見てみました。

Platinum Jubilee Pageantではエド・シーランが「Perfect」を歌っていました。
エリザベス女王が好きな歌だったりして。
王室の方々がバルコニーから引っ込んだ後に、驚いたことにABBAがが出てきて
「Dancing Queen」を歌いました。
こういう粋なことは、日本では考えられないことですね。

コンサートの前にはエリザベス女王がパディントンとお茶をするビデオが写され、女王の茶目っ気のある顔がよかったです。
〇〇〇からマーマレードのサンドイッチが出てくるとは思いませんでしたwww。
コンサートにはクイーン+アダム・ランバートやロッド・スチュワート、デュランデュラン、エルトン・ジョン、アンドルー・ロイド・ウェバー、ダイアナ・ロスなど往年の大スターが出ていました。
久しぶりに見たロッドやダイアナに年を感じてしまいました。

宮殿の前では誰もマスクをしていないし、ものすごい人混みで、コロナは大丈夫かと心配になりました。
イギリスではコロナはもう過去のことになっているようですね。



『カタリーナ・コード』に続く「未解決事件四部作」の二作目。

ラルヴィック警察の主任警部ヴィリアム・ヴィスティングは検事総長に呼び出される。
引退した元国会議員で、複数の労働党政権で官僚を経験したバーナール・クラウセンが心臓発作で急逝したので、労働党幹事長が機密文書の有無を確認するためにクラウセンの別荘を訪ねたところ、大金のつまった段ボールを見つけたと言うのだ。
ヴィスティングは極秘に少数精鋭のチームを集めて、この金の出所を探るように命じられる。

ヴィスティングは鑑識員のエスペン・モルテンセンと共に別荘に行き、金を調べ、その金を自分の家に運ぶ。
その翌日、別荘が放火される。
火災現場でヴィスティングは検事総長から伝えそびれたと言って、ある手紙のコピーを渡される。
それは2003年にイェルショ湖付近で22歳の若者が行方不明になった事件にクラウセンの関与をほのめかす手紙だった。

ヴィスティングはモルテンセンの他に大手タブロイド紙≪VG≫を退職し、フリーのジャーナリストとなった娘のリーネも手伝わせることにする。
イェルショ湖事件の捜査資料がクリポスのCCG(未解決事件班)に送られていたため、不本意ながらアドリアン・スティレルも捜査に加わわることになる。

捜査していくと、金にまつわる思いがけない事件が浮かび上がってくる…。

『猟犬』では停職処分を受けていたヴィスティングなのに、今度は検事総長の直々の呼び出しです。
ヴィスティングの捜査能力はそれなりに認められているということですね。
スティレルとは敵対関係になるかと思っていたら、なりませんでした。
スティレルは純粋に未解決事件を解決したいので、解決するためには手段を選ばないだけでした。利用される方はたまったもんじゃないですけどね。
娘のリーネはこれからも事件に関係していくのでしょうが、何やら危うい感じがします。彼女は父親とは違い見境なく突っ走るタイプらしいので、危ない目に遭いそうです。

最後にカーチェイスがあり、今までと雰囲気がちょっと変わりました。
あくまでも私の思い込みですが、派手なアクションはなくて、地道な聞きこみなどしかやらないと思っていたのです。
聞きこみだけじゃ読んでる人たちがあきるのかな。私は好きですが。

小学館では「未解決事件四部作」として『カタリーナ・コード』、『鍵穴』、『悪意』、そしてもう一冊を出版するようです。
できれば残りの作品も翻訳してくださいませ。お願いします。


クリスマスの映画「エルフ~サンタの国からやってきた~」を観る2021/12/23

昨年のクリスマスはマイケル・ボールとアルフィー・ボーのクリスマスアルバムを聴きましたが、今年はノラ・ジョーンズのクリスマスアルバム「I Dream Of 
Christmas」がよさそうです。
アルバムから「Christmas Calling」という歌がYouTubeにあったので、聞いてみてください。
昨年から注目している少年コーラス隊のOnly Boys Aloudは「2021 Virtual
Christmas Concert」を開催してくれました。
まだみんなで一緒に歌えないのが悲しいですね。
Welsh of the West Endは「All I Want for Christmas is You」を歌っています。
クリスマスになるとイギリス人は”ugly Christmas jumpers”(醜いクリスマスのセーター)を着ます。
歌を聞きながら、どんなジャンパーを着ているのか見るのも楽しいですね。

クリスマスの映画は「エルフ」を観ました。


あるクリスマスの夜、プレゼントを配っていたサンタはある孤児院からサンタの袋に迷い込んだ赤ちゃんを北極に持ち帰ってしまい、子どものいないエルフがその赤ちゃんんを育てることになります。

赤ちゃんはすくすくと育ち、エルフたちよりも大きくなっていきます。
30年経ち、赤ちゃんは立派な青年になり、バディと名づけられました。
エルフたちと比べると身体は大きく、手先が不器用で、プレゼント作りも遅く、そんな自分に落ち込むバディでしたが、他のエルフたちは彼のことをやさしく見守ってくれていました。

ある日、パパエルフはバディに、彼はエルフではなく人間の子であることを告げ、実の父親を探しに人間界に行かせます。
父親の唯一の手がかりはスノードームの中に入っているエンパイア・ステート・ビルディング。
そこでバディは出版社に勤める父親のウォルターに無事に会うことができたのですが、ウォルターはバディの姿に驚き、追い出します。
追い出されたバディは目の前にあったデパートに入っていき、着ていた服からクリスマスイベントの臨時社員だと間違われ、働くことになります。
バディは一緒に働くジョヴィーに恋をします。

ウォルターは昔つきあっていた女性が別れた後子どもを産み、その後亡くなり、施設に預けられた赤ちゃんが行方不明になったことを知ります。
親子鑑定をしてみるとバディが自分の子であることがわかり、自分の家に引き取ることにします。妻のエミリーは暖かく迎えてくれますが、息子のマイケルは引き気味です。
日中家に置いておくわけにもいかず、バディはウォルターの職場でお手伝いをすることになります。
ウォルターは仕事が上手く行っておらず、バディに八つ当たりをするばかり…。
バディはすぐに友だちが出来ました。

クリスマスがやってきました。
子ども達のサンタを信じる心が足りず、サンタのソリはパワー不足で公園に落下。
バディが気づいて修理しますが、飛べません。
しかし、そこに救いの手が…。

なんとバディ役のウィル・フェレルは身長が190㎝以上もあるらしいです。
何しろ姿がおじさんでやることが子どもですから、そのアンバランスさが笑いを誘います。
それだけではなく、もちろん最後はクリスマスらしくハートウォーミング。
家族で観ることができる面白いクリスマス映画だと思います。
ちなみにイギリスのウィリアム王子が毎年鑑賞するのがこの映画だそうです。

おやつください。2021/12/11

この前はパパの誕生日で、ママはごちそうを作っていました。
パパへのプレゼントを買い忘れたからだってさ。
パパはいいなぁ、僕たちはいつも同じご飯なのに。


「ママ、おやつください」と階段の上に座ってママにねだります。


弟のやろうは「ママ、遊びましょ」とうるさいなぁ。


おやつが先なのに、ママは弟と遊びます。


カモシカくんが可哀想。


もう音がしなくなった。


弟が部屋に入っていったので、やっとおやつの時間。
バカだなぁ、待っていればおやつがもらえたのに。


クンクン。ここにありそうだ。
あったぞ!


おやつ探しは楽しいなぁ…。


お兄ちゃんは前よりもおやつを見つける率が上がっています。
犬も学ぶんですね。この頃はアッという間に食べてしまいます。
小さい時にはご飯を食べなくて困っていたのに、中年になると食い意地がはってきました。
冷蔵庫の野菜庫を開けると、寝ていてもすぐに起きてやって来ます。
野菜庫に果物があるのを知っているのですね。


<今週のおやつ>


ふきよせクリスマス缶。


右下でひっくり返っているのがピンクのサンタさんです。
気づかずに撮っていました。
サンタさんは最初に食べてしまったので、このまま載せました、笑。
サンタさんも星も美味しくなかったです。食べちゃ駄目だったのかな?

今年のクリスマスの歌はエド・シーランが作り、エルトン・ジョンと歌っている「Merry  Christmas」です。

「Yeah, there's been pain this year, but it's time to let it go
   Next year, you never know, but for now, Merry Christmas」

という歌詞がコロナ禍の今を感じさせますね。
ビデオではエドがサンタの赤い服を着てお尻を振っている姿がキュートですww。
彼のおみ足が拝めますよ。
スノーマン(ジャニーズじゃないよ)も登場しています。
エルトンはお年なので、ただ座って歌っているだけですが。
YouTubeで見てください。昔のクリスマス・ソングのミュージック・ビデオやクリスマス映画のシーンをオマージュした内容です。
楽しい撮影風景歌詞のビデオもあります。

時代小説シリーズ、三冊を読む2021/06/18

昨日YouTubeを見ていると、スーザン・ボイルのを見つけました。
彼女が2009年にイギリスの「Britain's Got Talent」で注目され、世に出てからもう10年が経ったのですね。
「America's Got Talent」に出て「Wild Horses」を歌っていますが、10年経っても歌声は変わっていません。いえ、深みが出ている感じです。
変な人たちに騙されていないかと心配でしたが、大丈夫そうですね。

同じイギリスのオーディション番組の「The X Factor」で18歳で亡くなった友人に捧げて「Jealous」を歌ったジョシュ・ダニエル君の歌がすごくよかったです。(歌が終わった後も見てくださいね)
元歌のLabrinthよりも心に染みました。

2つの番組の審査員たちのコメントが優しくていいです。

日本の歌では、ハナレグミとか米津玄師、あいみょん、King Gnuとかいいです。流行っている方ばかりですが。
この頃特に気にいっているのが、藤井風君です。
いつもパジャマみたいな服を着てますが、本当にパジャマ姿で寝転がってキーボードを弾き歌っていました、笑。
彼の歌詞が好きです。
「おっと 罪の香り 抜き足差し足忍び足」とか「あなたの心 わたし泳ぐだけ」とか色々。「青春病」の「青春はどどめ色」ってどんな色じゃと思いました。
日本タイトルだけ大賞」に曲のタイトル部門があれば、ノミネートされてもいいと思うのですが(冗談よ)。



佐伯泰英 『梅花下駄 照降町四季三』
文政の大火後、江戸市中は焼失した武家屋敷や町家の後片付けが始まっていました。
照降町も復興へ向けて歩みを始めました。
鼻緒屋の見習職人の八頭司周五郎は大店の宮田屋と若狭屋に頼りにされ、照降町復興のために奮闘していました。
しかし藩の派閥争いから逃れ、藩を離れ、八頭司家とは縁を切ったつもりなのですが、兄も父もほっておいてくれません。
一方、佳乃は花魁・梅花から「花魁道中で履く三枚歯下駄」の制作を託されていました。
佳乃はこの下駄を大火で命を落とした人々の鎮魂のために使えないかと考えます。

人気があるという佐伯さんの作品を読んでみようと思って読み始めたのですが、残念ながらこのシリーズでは佐伯さんの魅力がわかりません。普通の時代物って感じです。
他のシリーズを読んでみた方がいいかしら?

風野真知雄 『わるじい慈剣帖 六 おっとっと』
わるじいこと元目付の愛坂桃太郎は困っています。
というのも、珠子の後輩芸者の蟹丸から好かれ迫られているのです。
悪い気はしませんが、年齢差がありすぎです。何しろ桃太郎は57歳、蟹丸は17歳ですから。
いつものように珠子のところで稽古をして帰った蟹丸がまたやって来ました。
どうしたのかと思ったら、次兄が殺されたというのです。
蟹丸のため、桃太郎、遊び人に扮して賭場に潜入します。

他に三話ありますが、相変わらず桃太郎は冴えています。
爺馬鹿ぶりもね、笑。
うどん屋の女将に48歳に見えると言われ、その気になって派手な着物を着る桃太郎。やはり蟹丸が気になるようです。
ホント、何歳になっても男ってもんは…。

和田はつ子 『料理人季蔵捕物控 焼き天ぷら』
流行風邪も落ち着き、江戸にも賑わいが戻りつつあります。
そんな頃、塩梅屋に北町奉行の烏谷がやってきて、季蔵に新しい任務を与えます。
呉服問屋の跡取り息子を連れ戻して欲しいというのです。
八王子まで行く季蔵。

腑に落ちないことはあっても、呉服問屋の件はなんとか片がついた所に、今度は商人たちが競争相手を潰すために仕置き稼業の者を雇っているという噂が…。
この半年で米屋と味噌屋が殺されています。
廻船問屋の長崎屋の五平も命が狙われますが、間違って彼の後輩の若い噺家が殺されます。
その後、薬種問屋の艾屋仁五郎が殺され、捕まったのが五平でした。
五平は自分の身代わりとなった噺家の仇を討ちたいと公言しており、艾屋がどうも仕置きの元締めだったらしい上に、五平が持っていた鎮海魂神社のお札が骸から見つかったのです。
仕置き稼業を探ると同時に五平の無実も証明しなければならない季蔵でしたが、店に松次の連れてきた得たいのしれない、色気たっぷりのお鍋という女を預かることにもなり、忙しくてなかなか瑠璃にも会えません。

このシリーズでは季蔵の作る料理も楽しみです。
今回は押し寿司や鱚の天ぷら三昧、鯛尽くしなど美味しそうな料理が出てきます。
天ぷらは1年以上も食べていないので、そろそろ食べに行きたいわ。



パソコンに向かっていると、「ママちゃん、早く遊びましょうよ」と弟が呼んでいます。
兄は諦めが早いので、遊んでもらえないとわかったら、グースカ寝ています。
でも食べ物の袋のガサゴソした音が聞こえると、すぐに起きて来ます。
兄は食いしん坊で弟は遊び人です。

「ギリーは幸せになる」を観る2020/12/23

明日はいよいよクリスマスイブ。
暗いことばかりの今年なので、ここで少しは楽しみましょう。
ブログを書きながらクリスマスの歌を流していますが、お勧めを載せますね。

昨日紹介したOnly Boys AloudのVirtual Christmas Concertの中から先生方が歌うのだけが観られるようになっていました。
"Let It Snow"     Aloud Staff, Choir Leaders, Trustees and Community 
                        Leaders
真ん中の赤い箱のようなものの中から頭を出している女性が気になります。
なんの仮装なのかしら?

2012年と古いのですが、ロッド・スチゥワートのも好きです。昔と変わらぬ歌声を聞かせてくれます。

これも2014年と古いのですが、サムの声が素敵です。

初めて聞いたのですが、素敵なハーモニーのトリオです。
"O Holy Night"     GENTRI

The Shows Must Go On では昔ながらのクリスマスの歌が聴けます。



クリスマス気分が台無しになる映画を観ました、笑。


主人公のギリーは小さい頃から里親の間を転々としていました。
どの家庭に行ってもわざと嫌われるような反抗的な態度を取っているからです。
福祉事務所のエリスから、とうとうこれが最後のチャンスで、駄目なら施設に入らなければならないと言われてしまいます。
彼女を受け入れてくれたのはトロッターさん。彼女は今まで沢山の子どもの里親をやってきました。
トロッターさんのところにはwe(ウィリアム)という男の子がギリーよりも先に里子として来ていました。
彼は辛い人生を送っていたのだから、見下したり、いじめたりしないでとトロッターさんはギリーに釘を刺します。
トロッターさんの家に来てからもギリーの態度は変わりません。
彼女の望みは、いつか母が迎えに来て一緒に暮らすということなのです。
そんな彼女でしたが、トロッターさんのところに夕食を食べに来るランドルフさんに対しては素直なところがあります。彼は目が見えないので、ギリーが彼を家に連れてこなければなりません。トロッターさんの思いつきで、ギリーは本の好きなランドルフさんに本を読んであげることになります。

ギリーは学校でも同じように振る舞います。
話しかけてきたアグネスにはあっちへ行けと言い、バスケットボールが転がってきたら、返さなかったので喧嘩になってしまいます。
数学の勉強を手伝ってくれるラジームには悪態をつき、テストでは白紙を出して先生を怒らせようとします。
ハリス先生はギリーよりも上手で、ギリーの悪巧みには乗りません。頭にきたギリーは先生を怒らせる別の手を考えますが・・・。
(ハリス先生、素敵です。こんなに生徒のことを考え、自分を正直に出す人なんてなかなかいません)

トロッターさんもハリス先生もギリーの思い通りにならないので、ギリーは母に会いにサンフランシスコに行くことにしますが、お金が足りません。ランドルフさんの本棚にお金が入った缶があるのを見たギリーはそこからお金を抜きます。
ランドルフさんの息子がやってきた時に、自分の盗みがバレると思い、急いでサンフランシスコに行くことにし、玄関に置いてあったトロッターさんの財布からお金を盗ります。バスターミナルまで行きますが、不審に思った切符売り場の人が通報したため、ギリーは警察に捕まってしまいます。
施設に戻されるかと思ったら、トロッターさんが強行に反対し、とりあえずギリーは感謝祭まではトロッターさんのところにいられることになります。

(ここからが不思議なのですが、急にギリーが良い子になっちゃうんです。
映画ですから、ギリーが少しずつ変化していく様子を描くのが難しいのでしょうが、それでも急すぎて、気持ちが悪いぐらいです)

ギリーがトロッターさんの家に馴染み始めた頃、ギリーの祖母だという女性が現れます。実はサンフランシスコへ家出する前に、ギリーは母親にトロッターさんのことで嘘をでっち上げた手紙を送っていたのです。祖母はギリーの母のコートニーとは仲が悪く、13年前から音信不通だったのに急に便りが来て、そこにギリーのことが書いてあったのでやって来たのです。
ちょうどその時、運の悪いことにギリー以外のみんながインフルエンザに罹って寝ていて、部屋はメチャクチャでした。そのため祖母はギリーが辛い思いをしていると勘違いをして帰っていきます。

それからしばらくして、福祉事務所から祖母のエリスがギリーを引き取りたい、母のコートニーもそれを望んでいると言ってきます。
何もかもが嘘の手紙のせいでした。手紙で虐待があることや家の環境が悪いことを告発していたので、weまでもが別の里親のところに移らなければならなくなったのです。
自分のやったことを悔いるギリーですが、後の祭りです。
ギリーは自分はどうなってもいいからと、福祉事務所のエリスにトロッターさんとweのことを頼みます。

ギリーは祖母の家に行くことになりますが・・・。

トロッターさんとハリス先生には頭が下がります。
ギリーのような可愛くない子は自分の子ではないんだから、ほっておいていいのです。
どういう経緯なのかわかりませんが、ギリーの母親は不幸な人生を送りそうですね。
一方、ギリーの人生はトロッターさんとランドルフさん、そして祖母のエリスとの出会いで、いい方向へ変わりそうです。大人は皆、人に言えない悲しみを抱えて生きているのですもの。それをギリーは感じてくれたかしら?
ギリーに「人生は思い通りにならないし、辛いものである。ハッピーエンドなんてこの世に存在しない」と語ったトロッターさんの人生には辛いことが多かったのかもしれませんね。
「辛い仕事を達成してこそ人は幸せになる」
肝に銘じておきます。

鳴海章 『相勤者 浅草機動捜査隊』2020/12/22

イギリス、ウエールズのコーラス・グループ「Only Boys Aloud」がVirtual
Christmas ConcertをYouTubeにアップしました。
みんなで集まって歌えませんので、今回新しく録音したものと今年のロックダウン中に録音したもの両方を取りそろえています。
興味のある方は聞いてみてください。

≪プログラム≫
1. ”The Little Drummer Boy”     Only Boys Aloud
2. Clement Clarke Moore     " 'Twas the night before Christmas"      
                                              Callum Howells朗読
3.” River of Dreams”   Only Boys Aloud &Tom Hier
4.” You'll Be Found”      Only Boys Aloud
5.” Somewhere Over The Rainbow”   Only Boys Aloud & Sophie Evans
6. ”The Prayer”       Only Boys Aloud Academi
7. Dylan Thomas "A Child's Christmas in Wales"      Matthew Rhvs朗読
8. ”Let It Snow”      Leaders & Staff
9. ”Adeste Fideles”      Only Boys Aloud Academi & Rebecca Evans

歌の合間に元Only Boys Aloudメンバーのトム君や設立者のティムさんのお話が挟まっています。ティムさんはどこにいるのかしら?
新しく録音されたOnly Boys Aloud Academiの”The Prayer"とスタッフたちの楽しい"Let It Snow"がお勧めです。クリスマス用のセーターが欲しくなりました、笑。

今年はクリスマスイルミネーションを見に行かないので、歌を聴いてクリスマス気分になっています。



『浅草機動捜査隊』シリーズの最終巻です。

辰見悟郎は退職後、任用延長制度によりふたたび警察官になり、八王子警察署地域課に勤務した後、機動捜査隊浅草分駐所に戻り、稲田小町の班に属しています。

小町は警部への昇任試験を受けるかどうか迷っていました。
自分と辰見とは違うのです。辰見にとって刑事は生きざまであり在りようなのです。
それにいつまでも辰見と働けるわけではないのです。
自分が異動を命じられるかもしれないし、辰見の任用期間もあと一年半ほどですから。

赤木慧一郎は向島の暴力団の構成員で、今は東雲興行社の看板を掲げた先々代篠田東蔵の介護しています。
赤木は15歳で岡山から家出をして上京し、六本木で絡まれているところを篠田東一郎に助けられ、その縁で彼と兄弟盃を交しましたが、東一郎は若くでなくなってしまいます。
いまの社長の沢口智運は先々代の孫、二代目の三男で、東大を出てITベンチャーを起業し、東雲興行社をその傘下に加えていますが、東雲興行社は風前の灯火です。
智運は東雲興行社の社屋や赤木の住んでいるアパートなどを潰し、土地を一つにまとめてマンションでも建てようと考え、先々代を浦安にある老人介護施設に移そうとしていました。

辰見が東向島の銭湯のサウナに入っていると、赤木がやってきます。
彼と赤木は初顔合わせから二十年は経っていますが、話したことはありませんでした。昔のよしみで一緒にラーメン屋に行って親交を温めます。

辰見の相勤者の本橋が、昔の事件で知り合った磯部アイリーンから相談があると呼び出されます。辰見と一緒に会うと、彼女が家政婦紹介所で派遣されている向島の篠田という寝たきりのお爺さんのことを話しだし、『親分が殺されちゃいます』と言います。そのお爺さんとは赤木が介護している東蔵のことでした。
東蔵の自宅が売却され、浦安にある老人介護施設に移ることになったのですが、その施設の評判が悪く、そこに入れられると誰も出てこないという噂があるらしいのです。
犯罪性はないし、千葉県警の管轄のため辰見たちには手の出しようがありません。
たまたまその施設から出てきた女性に話しを聞くことができ、辰見には何かがあるという勘がします。管轄外ですが、独自に捜査をすることにします。

稲田は赤木のことを辰見から聞き、前に浅草機動捜査隊にいて今は六本木中央署の組織犯罪対策課に勤務している坂口に問い合わせると、智運が近々介護ビジネスに進出するという話があり、どうもマネーロンダリングに関係しているようだと言うのです。
稲田は辰見のために相勤者を組み替えます。

最後だからか古巣ネタが多かったです。
稲田の辰見に対する気持ちが成就すればいいなぁと思っていましたが・・・。
もっと違う最期がなかったのでしょうかねぇ。
男の美学ですかぁ?

クリスマスの歌・絵本・映画2020/12/04

早いもので、もう12月です。
今年は特に何をしたということがなく、過ぎていきました。
来年はワクチンと治療薬ができ、普通の暮らしができるようになるといいのですが。
そういう期待を込めて、年末は少し派手に(?)行事をしてみましょうか。

クリスチャンではないのですが、まずはクリスマス。
新しいクリスマス・アルバムを買います。
イギリスでMichael Ball & Alfie Boeのクリスマス・アルバム「Together 
At Christmas」がBTSを抜いてチャート1位だそうです。


YouTubeに色々とアップされていたので、興味のある方は聞いてみてください。
オーソドックスな、しっとりした大人のクリスマスソングです。
アルフィーの声がマイケルよりも大きくて迫力がありますけど(笑)。

Michael Ball, Alfie Boe - Together At Christmas Medley
                                   O Holy Night
                                   Silent Night 
                                  
アマゾンでCDを頼みました。
    
  
甥に昨年双子が生まれたので、リクエストされたクリスマス・ツリーと私の趣味の絵本をプレゼントすることにしました。


まだ一歳には早いですが、買ってしまったので、送ります。
小学校低学年までの子ども向けですね。
一番のお勧めは『とのさまサンタ』です。お殿様がクリスマスのことを知り、家来達にプレゼントを用意させ、サンタになって配るという話で、意外性があって子どもに大うけします。
『サンタクロースと50ぴきのトナカイ』は太ってしまったサンタさんとトナカイさんがダイエットをするというのが可愛いです。
『100にんのサンタクロース』は子どもと一緒に100人いるのか数えてみるといいでしょう。色んなサンタさんがいますよ。
他にもいいクリスマスのお話がありますが、今年はこの5冊にしました。



映画は『サンタクロースになった少年』です。
何年か前までクリスマスが近付くと、『ホーム・アローン』や『シザーハンズ』を見ていたのですが、今年はこの映画を観てみました。

クリスマスの夜に家族を失った少年・ニコラスが、村の家族と1年ごとに暮らすことになります。
6年目になり、早霜が畑を覆いつくし、湖から魚が消え、誰もニコラスを引き取れる状態ではありませんでした。
家具職人で子ども嫌いのイーサッキがニコラスの器用さを見込んで、引き取ってくれることになります。
ニコラスは一生懸命働き、夜にはお世話になった村の子ども達のために玩具を作り、クリスマスイブの夜に村の家の前にプレゼントを置いていこうとします。
それを知ったイーサッキも手伝ってくれるようになります。
次のクリスマスの日、他の家族の元へ行こうとしたニコラスにイーサッキはこれからも一緒に暮らしていこうと言います。
それから何年か経ち、老いたイーサッキは実の息子と暮らすと告げ、ニコラスに実の息子のように愛していた、家と貯めた全財産をニコラスに譲ると言って去っていきます。
ニコラスはイーサッキの財産を使い、子ども達に玩具を送ることを生涯の仕事とすることにします。

フィンランド語の響きがいいですね。
82分と短い映画ですが、フィンランドの冬の厳しさがよくわかります。
特に湖が神秘的で、湖は死んだ両親と妹のお墓でもあるんですね。
まあ、大人だと色々と言いたくもなることがあるかもしれませんが、フィンランドのお伽噺だと思って観てください。

クリスマスツリーでも飾ろうかと思ったら、夫から拒否されました。
小さいツリーでも買って、こっそりと飾っておこうかしら・笑。

「しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」を観る2020/11/20

イギリス、ウエールズの少年たちのコーラス・グループ、Only Boys Aloudが同じくウエールズ出身のウエストエンドのスター、Sophie Evansさんと「オズの魔法使い」から「Somewhere Over the Rainbow」を歌っています。
前回はOnly Boys Aloud出身のトムと一緒に歌っていましたが、今回の歌の方が難しかったかな?
WHOは2020年を「The International Year of the Nurse and Midwife」に指定したようです。


カナダの画家、モード・ルイスの半生を描いた作品。
(ネタバレあり)

モードはアイダおばさんの家で暮らしていました。
モードは小さい時からリュウマチを患っており、手足が不自由です。
アイダは口やかましく、お金をもらってモードの面倒をみているのに、彼女を邪険に扱い、家事手伝いをさせていました。
たまに息抜きにモードがクラブに行くと、嫌みを言います。
ある日、兄のチャールズがやってきて、生家を売ったと言います。売らないで欲しいというモードの意見は無視されました。
ジャズクラブを経営しているチャールズは借金まみれなので、お金が必要だったのでしょうね。
アイダはモードの面倒はみきれないとチャールズに言いますが、チャールズはお金を渡しているのだからと言って帰っていきました。
買い物に行った先で、モードは一人の男が家政婦募集の張り紙をするのを見て、張り紙を持ち帰ります。

モードは張り紙の主、エベレットの家まで歩いて行きます。
エベレットは孤児院出身で、魚の行商と孤児院で雑用をして生計をたてていました。忙しくて家事まで手が回らないので、人を雇おうと思ったのです。
エベレットは彼女に障害があるのを見て、一端は断りますが、孤児院の教師から希望する人がいれば雇った方がいいと助言され、試しに雇うことにします。
モードは荷物をまとめ、アイダに別れを告げますが、彼女を一族の恥さらし、出て行くのならこれっきりだと冷たく言うだけでした。

初めて仕事をするモードは何をすればいいのかわからず、エベレットに指示してくれと頼みますが、エベレットから自分で何をしたらいのか考えろと怒鳴られます。
エベレットは孤児院で育ち、生きるのに精一杯の生活をしてきたため、粗野でぶっきらぼうで、何かというと嫌なら出て行け、ここは俺の家で、ボスは俺だと怒鳴りつけ、時には暴力をふるいました。
家の順位は、俺(エベレット)>犬>鳥>モードです(笑)。
絵を描くのが好きなモードは絵の具を持ち出し、棚を塗り始めます。

買い物に行って、階段に座ってタバコを吸っているとアイダがやってきます。
「遊びに来て」というモードに彼女は、「エベレットの慰み者になったという噂よ。死んでも遊びに行かないわ」と吐き捨てるように言って去って行きます。

気難しいエベレットと暮らしていると、様々な争い事がありますが、モードはエベレットのところに留まっていました。
壁に絵を描くことが唯一の彼女の心の拠り所なのです。
いつものように絵を描いていると、サンドラという女性がやってきました。
NYから休暇を過ごすために来たようで、エベレットに注文した魚が届かないというのです。
サンドラはモードの絵を見て、興味を持ったようです。
モードはエベレットのためにメモを取ることにします。
サンドラのところに魚を持って行くと、絵が描かれたカードを買うからもっと描いて欲しいと言われます。
カードは一枚10セントで売れました。

夜、寝ているとエベレットがモードに手を出してきます。
モードは結婚してくれ、それじゃなければ嫌だと断り、子供を身ごもったことがあり、その子供には障害があり、死産だったという過去をエベレットに話しました。
それからしばらくして、彼らはひっそりと結婚します。
夜、ダンスをする二人が可愛らしいですね。特に照れたエベレットが。

再度、避暑にサンドラがやってきます。
大きい絵を見たいと言い、絵を描いたらNYまで送ってくれと前金を置いていきます。
彼らは「絵を売っています」という看板を出し、絵を売ることにしました。
沢山の人が絵を買いにくるようになりました。
新聞にも載り、このことを聞きつけたチャールズが現れ、ずうずうしくお金の管理をする人間が必要だとうと言い出しますが、早々にお引き取り願いました、笑。

絵が売れ出して、変わったのがエベレットです。
ジャガイモの皮を剥いたり、掃除をしたりと、家事をやるようになったのです。
その側でモードは絵を描いています。
やっと幸せになったモードです。
すごいことに、ニクソン副大統領から絵が欲しいという手紙が来たり、テレビ局が取材に来たりするようにまでなったのです。

ある日、店でエベレットはアイダと偶然出会います。
病気のアイダはエベレットのことを色々と批判したにもかかわらず、モードに自分のところに来るように言うように言付けます。
気を悪くしたエベレットはモードを連れていこうとはしませんでした。
仕方なくモードは歩いてアイダのところまで行きます。
アイダはモードに、「一族の中で幸せになったのはお前だけだ」、「赤ちゃんを抱かせてあげればよかった。赤ちゃんに障害はなく、死んではいない。お前に赤ちゃんの世話は無理だと思ったので、チャールズが裕福な夫婦に売った」と告白します。
帰り道にエベレットは車で迎えに来ていました。
アイダや子供の話をしようとするモードにエベレットは「この生活にうんざりだ。お前が来てから面倒ばかりだ・・・」と言い出したため、モードはショックを受け、サンドラのところに身を寄せます。

サンドラに絵を教えて欲しいと言われ、モードは言います。
ただ描きたいように描くだけでいい。自分は記憶を頼りに描き、デザインは自己流。絵筆が目の前にあるだけで満足・・・。

やがてエベレットはモードを迎えに来ます。
駄目な亭主だと言うエベレットにモードは、「違うわ。あなたと暮らせて幸せよ」と答えるのでした。
その後、エベレットはモードをある場所に連れて行きます・・・。

彼女の絵はこんな感じです。


色使いが綺麗ですね。稚拙と言ってもいいかもしれませんが、生き物に対する愛が感じられる絵です。

絵が売れてからも夫婦はガスも水道も電気もない4メートル四方の小さな家で暮らし続けていたといいます。欲がないのですね。
最初はイーサン・ホークが演じるエベレットが怒鳴るので苦手でしたが、終わりには彼が可愛く思えました。
エベレットはモードが亡くなってから、どうやって暮らしていったのか気になりました。