若竹七海 『まぐさ桶の犬』2025/03/09



昨日とは別の道でお散歩をすると、神社に河津桜が咲いていました。


意外とどこでも見られるようになったのですね。


吉祥寺のミステリ専門書店<MURDER BEAR BOOKSHOP>のアルバイト兼<白熊探偵社>の調査員である葉村晶は、ご近所さんの奥山香苗の娘に無理やり頼み込まれて、香苗の父方の叔母の三十三回忌の法要に、香苗のボディガードとして参加することになる。
香苗は身近な人間にはワガママを通すのに、親戚たちにはいい顔をしたがる。
どうも親戚連中はそれにつけこんでいるようだ。

法要がおわったので、しつこい親戚連中から逃れて帰ろうとする葉村たちは白いワゴン車の事故に巻き込まれる。
香苗はかすり傷ひとつ負わなかったが、葉村は額を強打し、たんこぶができた上に、乗っていった<MURDER BEAR BOOKSHOP>のワゴン車は潰れてしまう。
実質七時間働いたのに、「ボディガード料」はたった二万円という安さ。
店長の冨山泰之から「葉村はヤキが回ったんじゃないか」と言われる始末。
法要の間に香苗の屋敷に窃盗団が浸入し、家財道具を盗もうとしていたというオチがあったが、何かおかしいと思った葉村は前もってセキュリティー会社に注意喚起をしていたので、未然に防げたのは幸いだった。

この後、香苗から呼び出され、一応謝られたが、本題は国分寺の叔父様が葉村に頼みたいことがあるということだった。
国分寺の叔父様こと乾嚴は魁星学園の創始者・乾聡哲の孫で、学園で教鞭を取る傍ら理事もしていたという。
現在は世田谷の介護付きシルバーマンションに入っている。
彼から葉村は秘密厳守で稲本和子という元養護教諭の女性を探して欲しいと頼まれる。

コロナ禍で三年ぶりに調査の仕事をする葉村晶だったが、一筋縄ではいかない関係者たちの間で翻弄される。
そしてまた満身創痍という、誠についていない葉村晶だった。

葉村晶も五十代に突入し、老眼が進み、「保湿剤や日焼け止めの量が増え、目薬、皮膚炎、湿布薬の消費が激しく」なり、「痛む膝をかばうためのサポーターや、歩きやすい靴に動きやすい服、ヘアマニキュアから白髪染め。いずれ補聴器や入れ歯、場合によっては人工関節なんてものまで必要になるかもしれないが、わたしはその費用を捻出できるんだろうか」なんて書いてあるので、笑ってしまいました。
ホント、笑い事ではないですねぇ。明日は我が身ですわwww。
それなのに、葉村晶は頑張ります。
なんとかならないのでしょうか、若竹さん。
毎回、痛い目にあうなんて、かわいそすぎますよ。

とにかく出てくる人が多過ぎて、途中でわけがわからなくなるので、気をつけて下さい。
私のような人は、最初から家系図を書いてみるといいでしょう。
私は読み終わってから書いてみましたが、後からじゃ意味がなかったです、笑。

「まぐさ桶の犬」って初めて聞きました。
本の中では、「自分には役に立たないが、誰かがそれでいい思いをするのは絶対にイヤだ、とその「役に立たないもの」を手放さずに意地悪や嫌がらせをし続けるひとを「秣桶の犬」と呼ぶ」そうです。
イソップ物語が出典のようです。

何故か葉村晶の周りには、人の話を聞かないで、仕事を押し付けるワガママな人ばかりです。
何ででしょうね。
毎回楽しませてくれる葉村晶シリーズです。

シリーズの順番
④『暗い越流
⑨『まぐさ桶の犬』(本書)

川崎工場夜景を見に行く2024/12/29

この前の旅行に行く途中で工場を見て、夜景を見たいと思ったので、早速、バスツアーを申し込みました。
前に参加したのは夜景クルーズでしたが、バスの方が身近に工場を見られると思ったのです。
人気があるのか、満席でした。若者からお年寄りまで、満遍なくいました。

まず、東京駅丸の内南口から30分ぐらいで夕食の場所であるキングスカイフロントにある東急REIホテルに到着。
キングススカイフロントは「川崎市殿町地区(羽田空港の南西、多摩川の対岸)に位置する、世界最高水準の研究開発から新産業を創出するオープンイノベーション拠点」なんだそうです。
「国家戦略特区・国際戦略総合特区・特定都市再生緊急整備地域に指定されているエリア」で、「日本の成長戦略の一翼」を担っているんだとか。
知りませんでした。
川崎市は私の中では川崎大師とか川崎病の町としか認識していませんでしたが、これからは最先端なエリアになるんですね。


倉庫跡なのか、倉庫のようにしているのかわかりませんが、素敵なホテルです。
羽田空港まで10分ぐらいだというのでとても便利ですね。


五階のレストランで、サラダ、スープ、パン、ステーキ、デザートとコーヒーの食事でした。
サラダがしなびていなくて、シャキシャキだったので、嬉しかったです。
ステーキのソースが私には塩辛かったです。ソースを別にして出してくれるといいのですけど、ツアーですから、手間がかかるのでやらないでしょうね。
レストランから飛行機の発着が見えます。


時間があったので、ホテル内を少し散策してみました。
そうするとカフェのところに車が置いてありました。
なかなか素敵なインテリアです。
犬連れが泊まれないかと調べてみると、ダメでした。
その代わり、カフェのテラス席はOKで、近くに公園があるようなので、次回はワンコたちを連れて来ようと思います。

18時からツアーの開始です。
まず、千鳥町エリアに行きます。


根本造船所の敷地をお借りして、旭化成などの工場を見ます。


造船所なので、船が置いてあります。


向こう岸に工場が見えます。煙のようなものは水蒸気です。
白い光は人が作業をしているところに使われているそうです。
オレンジの光のあるところは倉庫などの人気のないところだそうですが、だんだんと安価なLED照明に変わっていて、そのうち白い光だけになってしまうそうです。


携帯で撮ったので、あまりいい写真はありません。ゴメンナサイm(__)m
次に行ったのが、市営埠頭です。


日本触媒の工場。こういう工場を沢山見たかったです。


神奈川臨海鉄道のレールがあります。
ここから東扇島エリアにある川崎マリエン展望室に行きますが、川崎港海底トンネルを通りました。
日本で一番長い人道トンネルだそうです。

川崎マリエンは「市民と川崎港の交流を深めるため川崎市によって造られてコミュニティー施設」で、「マリエン」は「”世界に拡がる海の玄関”をイメージした「マリン」と「エントランス」の造語」だそうです。
夜の9時までやっているようです。
入り口にホオジロザメの剥製がありました。


水谷豊さんが何回も来ているようで、サインがいくつもありました。
「相棒」のロケ地なんですね。会議や廊下の会話で使われているそうです。

展望室は10階にあります。
エレベーターに貼ってあったポスターで、日本夜景遺産などというのがあるのを知りました。
川崎マリエンも日本夜景遺産の中に入っているようです。


川崎港のジオラマ。


SUBARUの新車が沢山停まっています。これから左奥の船(オレンジに光っている)に乗せて運ぶようです。


テニスコートがあり、夜なのに、全部使われていました。
マリエンの側は工場ではなく、倉庫が沢山あるようです。

最後は東扇島エリアです。
東扇島東公園に行きました。
公園には人工海浜やドッグラン、バーベキュー施設、ヘリポートなどがあります。


海側にウッドデッキがあります。
この公園は東京臨海広域防災公園で、東京湾海部基幹的広域防災拠点の東扇島地区として整備されたもので、災害非常時には緊急物資輸送拠点として機能するとのことです。


対岸の工場の夜景を見ます。


望遠鏡を持ってこないとハッキリとは見えません。


わんわん広場にはドッグランがあります。中・大型犬用と小型犬用に分れていますが、とても広いです。登録していないと使えません。
川崎市は意外と東京から近いので、一度、うちのワンコたちを連れてこようかと思います。(私、地理に疎いんですw)

この後は浮島エリアを通り、東京湾岸エリアから銀座を通って東京駅まで行きます。
このツアーで一番よかったのが、最後の首都高川崎線、東扇島インターから大師インターまでのルートでした。
はじめの方に左側に工場群が見えるのですが、私は右側の席で、よく見えず。(座席が指定されているので、勝手に好きなところに座れません)
その後は街の夜景です。
しゃれた音楽も聞えてきました。
ディズニーランドの花火が見え、レインボーブリッジのライトアップがこの時期だけのものでした。


バスから撮った写真はボケボケだったので、見たい方はツアーに参加してください。(なんとかレインボーブリッジは見せても良いかな、という感じだったので載せておきます)


新年を迎える準備をしている歌舞伎座。

ツアーで廻ったのは、わかりずらいですが、下の地図の真ん中から下のエリアです。

       (川崎市港湾局の「PORT OF KAWASAKI」より)

お食事もまあまあ良かったし、次にワンコ連れで行く公園の下見ができてよかったです。
工場の夜景は…、残念ながら私の見たい夜景ではなく、物足りなかったです。
これならバスよりもクルーズの方が良かったかも。
もっと工場が間近で見られるツアーだったら良かったのですが、あまりにも工場が遠すぎて、萌えまで行きませんでした、笑。

馬橋稲荷神社に行く2024/02/13

今年は辰年なので、龍のいる神社が流行っています。
東京ではどこかにないかと探していたら、前に一度行ったことのある馬橋稲荷神社がネットに紹介されていたので、近くに行く用事があったので、行って来ました。

神社の後ろにある細い道から入ったのですが、正面まで行きました。


ここが神社の参道の入り口です。
二の鳥居に龍がいます。


ハッキリ見えませんが、両方の柱に龍が巻き付いています。


左側の龍。


右側の龍。


三の鳥居。


手水舎にも龍がいます。


随神門。


社殿。
左側に厳島神社(水神社)があります。
水のある神社は気がよさそうです。
おみくじや「願かけ狐」が可愛いみたいですが、人がいたので、今回は見送りました。次は授与してもらいますわ。

三連休の最終日にふぐを食べに行きました。
コロナ禍以前はほぼ毎年食べに行っていたので、やっと解禁です。
ふぐの日とかで、別のふぐ屋では予約が取れず、いつものところになりました。


まず湯引きとてっさ。
そして、ふぐの唐揚げ。


てっちり。


雑炊。
最後のデザートはナッツアイス。

今年は年内にもう一回は食べたいものです。

川越散歩2023/11/24

ほしおさなえさんの菓子屋横丁月光荘シリーズや活版印刷三日月堂シリーズの舞台である川越にいつか行ってみたいと思っていました。
実は川越には小学校の時に一度行ったことがあります。
その時、今は亡き叔母が喜多院に連れて行ってくれ、その後に鰻をご馳走してくれたことを覚えています。
夫に鰻のことを言うと、喜んで付き合ってくれました、笑。
わんこたちはお留守番です。

まず最初に鰻ですwww。
車を川越市共同駐車場に置き、歩くことにしました。

市内観光用駐車場の横にあぐれっしゅ川越というJAいるま野の直売所があり、そこの川越市共同駐車場は9時から開いていて観光客も駐められるみたいです。横にある市内観光用駐車場は9時半から利用できるようです。
10時過ぎに着いたのですが、みなさんあぐれっしゅ川越の方の駐車場を使っているようでした。

まず目指すは川越いちのや本店。
途中に川越市立博物館と美術館があり、その向かい側一帯ににお城があったそうです。


本丸御殿。


休館で中は見られませんでした。


しばらく歩くと中ノ門堀跡があります。
市役所の所の道を左に曲がり歩いて行くと、鰻のお店があります。
だいたい20分弱で着きます。
人気があるのか、11時開店ですが、沢山の人たちが待っています。
どうも10時半ごろから紙に名前と人数を書いていくようです。


個室のようなところで鰻を食べられます。
うな重は特製(大)うな重と特製うな重(菊)の二種類です。
大は鰻が三枚のっているようですが、多すぎるので、菊にしました。
甘すぎず、あっさりとした味のタレです。
お店が広そうなので、11時までに来ればそんなに待たずに食べられそうでした。

目的の鰻は食べたので、少し観光をしてみることにしました。
近くに喜多院があるので、行ってみました。


三代将軍家光公の誕生の間や春日局化粧の間、五百羅漢などが拝観できます。


多宝塔。


手水舎の龍。来年は辰年なので、ちょうどいいですね。

大正浪漫通りに行き、熊野神社に寄りました。
参道の横に足つぼ用の石がある不思議な神社です。
人がいなけりゃ試してみるかもしれませんが、こんなに多いとやる人もいないみたいです。


熊野神社の中にあった神社。何の神社か忘れてしまいました。
大正浪漫通りから蔵造りの街並みに入ります。


歩道が狭く、人が多くて危ない感じです。


時の鐘の周りはごった返しています。
菓子屋横丁の方へ行ってみました。


マップを見ると、食べ物屋さんが多く、人も多そうなので、中に入るのは止めました。

川越は食べ物屋さんが沢山あります。
歩きながら買い食いするのが好きな人ならいいのでしょうが、私も夫もあまり好きじゃないので、早々に帰ることにしました。
とにかく狭い歩道に人がウジャウジャいるという感じです。
本で読んだのとは全く雰囲気が違いました。
前に行った佐原の方がよかったなぁと思いました。


川越市のマンホール。

買って来たお菓子は、川越なので薩摩芋のお菓子です。


ほうじ茶餅は違いますが、笑。選んだのは夫です。
彼は川越が薩摩芋で有名だとは知りませんでした。
これにCOEDOビールとあぐれっしゅ川越で野菜を買って来ました。
干し芋が欲しかったのですが、見つけられませんでした。
川越は思った以上に都会で、とにかく狭いところに観光客が沢山います。
いつ行くと、人がいないのでしょうか。
休日には蔵造りの街並み付近は歩行者天国になっているのかしら?
人混みに疲れた一日でした。
歩数は軽く一万歩を越していました。

秋祭りの季節2023/09/10

いつもは平日に一人で行っていたのですが、用事があったので、久しぶりに夫と一緒に吉祥寺まで行ってきました。
さすが、人気の街。休日はとても人が多いです。
用事を済ませて、路地を歩いていると、御神輿に出会いました。


女性も参加していて、楽しそうです。
そういえば、私の住んでいるところでも祭りをやっているはずです。
ここで神輿を見たので地元はパスということでwww。

さて、せっかく吉祥寺に来たのだからと、イタリアンを食べて帰ることにしました。


サラダと魚介類の前菜、パスタ、ピザを食べました。
ピザはオイル仕立てだったので、不味くはなかったのですが、私はあまり好きではなかったです。トマト系かチーズたっぷりがよかったみたい。
最後にデザートも食べてしまい、お腹がいっぱいになりました。
自分で作るより、作って貰った方が美味しくていいですね。
これを機会に、月に2、3回は夜に外食をしたいです。
レストランのお兄さんが一生懸命お料理の説明をしてくれたのですが、そんなにしなくていいんですけど、笑。

パンを買って帰りました。
今回はシティベーカリーのでしたが、チョコクロワッサンは温めて食べると、皮がパリパリしていて美味しかったです。
次はリベルテのを食べたいです。

コロナはまだなくなっていないので、気をつけながら、外食を楽しみたいです。

ヒトツバタゴの木?2023/04/25

散歩していると、歩道橋の上で高齢者の二人連れが写真を撮っていました。
この木は特別な木なのかと思い、釣られて写真を撮りました。
家に帰って調べてみると、ヒトツバタゴ(別名なんじゃもんじゃの木)のようです。色々と謂れがあるようなので、興味がある方はこちらをご覧下さい。


もう枯れかけているようです。もっと早く気づけばよかったわ。
どなたか木に詳しい方、間違っていたら教えて下さいませ。
何回もこの木の下を通っていたのに、気がつきませんでした。
いつも下ばかり見て歩いているようです、笑。

<今日のわんこ>


今日の兄犬は朝の4時過ぎからママのベッドの上で珍しく大人しく眠っていました。
いつもはなかなか眠らず、本を読んでいるママの邪魔をします。


顔を突っ込んで何をしているかというと、シーツを舐めていたりするのです。
今日は寝ていたみたい。

弟はというと…。


おもちゃで楽しく遊びます。乱れ髪をお見せしたかったのですが、今日はそれほどではなかったですww。

兄はもう老犬ですが、昔のかわいい写真がありました。
「ママ、老犬、老犬って五月蠅いです、(`ヘ´) プンプン。」by 兄犬
「アラ、ごめんなさいね。(でも老犬なんですもの、と心の中で思うママ)」


こんな時があったのねぇ、とつくづくと思いました。

花見に行く2023/03/29

元同僚と吉祥寺で会う予定だったのですが都合が合わず、このままで行くと花見ができそうもなかったので、思い切って善福寺川緑地に行ってきました。(吉祥寺は人が多そうなんですもの)
近くに美味しいと評判のフランスパンのお店もあるので、ちょうどいい散歩になります。(実はパン屋の方が目当てです、笑)


携帯で撮ったので、暗くてあまりいい写真ではありませんね。
葉桜になりかけています。


左側に白い桜が咲いています。


近所の保育所のこどもたちが沢山来て遊んでいます。


大きなカッコいい犬がいました。こんな犬だったら飼いたいわ(左側の二匹)。


後ろから撮ったので、どんな犬かわかりませんねww。
この川沿いは犬のお散歩率が高いです。
うちの犬も連れてきたいのですが、兄犬が吠え、弟は知らない土地なので怖がりそうです。


フランスパンのお店は川沿いから歩いて4~5分ぐらいのところにあります。
お店の中で待っている人が2人、並んでいるのは私の前に1人で、近所の方みたいです。それほど待たずに買えました。


サンドイッチを2種類(生ハムとクリームチーズ、ももハムとゴーダチーズ)とフランスパンと雑穀フランスパンを買いました。
チーズはカマンベールでも美味しそう。


フランスパンはそんなに長くなくて30㎝ぐらいです。
皮がパリパリで中がモッチリ、置いてあった小麦粉は北海道の江別製粉みたいです。
フランス食パンもあるらしいので、次回はお昼頃お邪魔して買ってみたいです。
朝食を食べずに10時頃お店に行ってサンドイッチを買い、川沿いで食べるのがよさそうです。
明日の朝食にハムとカマンベールをはさんでみようかと思います。


<今週のおやつ>
お菓子を貰いました。この頃多摩地域のお菓子を貰うことが多いです。
アフターコロナになって、みんな多摩地域にお出かけしているのかな。


青梅の「青梅せんべい」。こういう煎餅の中で硬い方に入ります。
硬い物が苦手な方は気をつけて食べて下さいね。


これは吉祥寺のなかなか買えない羊羹で有名な「小ざさ」の最中。
白あんと黒あんの二種類です。
羊羹は朝から並ばないと買えないらしく、近所でもないので並ぶのはいやなので、食べたことがありませんが、美味しいのかしら?
誰か下さい…。


「ママ、人にもらおうなんて、いけません。ちゃんと自分で並んで買ってください」by 兄犬

ア~ラ、怒られちゃいました。
この前抱くとずっしりと重かったので、体重を測ると…3.65㎏もありました。
いつの間に増えたのよぉ~。
おやつを減らしますよ。

サラ・パレツキー 『ペインフル・ピアノ』2022/11/24



11月にしては20度ぐらいの暖かい日がちょこちょこありますが、イチョウはそろそろ終わりです。
お年になった犬たちが寒くないようにと、今年は散歩用の服を新調しました。
彼らは微妙な大きさで、Sでは大きく、XSでは小さく、大は小を兼ねると言うことでSを買っていますが、大きすぎないかしら…。
服はトリミングが終わったら、お披露目しますねww。


V・I・ウォーショースキー・シリーズの新刊。

ヴィクの泣き所は名づけ子のベルナディンヌ・フシャールことバーニー。
彼女は若さ故か、そういう性格なのか、無鉄砲で見境なく騒動に首を突っ込んでいきます。
今回もバーニーのせいで、ヴィクは大変な目に遭います。

バーニーはノースウェスタン大学でスポーツ・マネージメントを専攻し、ホッケーチームでプレイしている。
今年の夏にシカゴ公園管理局主催のユースキャンプでインターンをし、サッカーのコーチを務めている。
チームのスポンサーのサウス・レイクフロント改良委員会(SLICK)が試合の後で選手達の受賞式をしてくれるというので、自分の誕生日の日にヴィクは試合を見に行く。
SLICKの集会で四十七丁目のレイクフロント再開発プロジェクトのプレゼンが行われている最中に、男がプレゼンしている青年に文句をつけ始めたので、男は警官に会場から強引に連れ出される。青年はバーニーの友人だった。

帰り道のガード下でバーニーは、ホームレスの女性がおもちゃのピアノで弾いているのが<サベージ>というヒット曲だと言い出す。
<サベージ>はリディア・ザミーアという女性が作り、抗議デモなどで歌われている歌だ。
リディアは恋人とあちこち旅していろんな集会に出ていたが、四年前、カンザス州の野外で開かれたコンサートで銃乱射事件が起き、恋人のエクトル・パルルドが撃ち殺され、エクトルを追悼するコンサート以降、歌うのを止めたという。
バーニーとヴィクはホームレスの女性の力になれないかと思い話しかけたところに、SLICKの集会で追い出された男、クープが現れ、彼女を巡って言い合いになる。
埒が明かないので、言い合いを終わりにし、ヴィクはサルの店の前でバーニーと別れる。

しかし、その夜、ヴィクはバーニーの友人の電話に起こされる。
バーニーがふたたびガード下のホームレスの女性に会いに行ったところ、犬を連れたクープが現れ、二人はひどい口論を始め、やってきた警官が暴力を振るったバーニーを監房に入れたのだ。

次の日、クープのことが気になったヴィクはまたリディアと思われるホームレスの女性のところに行く。思った通り、クープはすぐに現れる。
クープは彼女はすでに三回ぶんぐらいの人生の苦しみを経験しているのだから、彼女を苦しめるようなお節介は止めろという。
ヴィクは彼とどうやったら連絡がとれるのかを教えて欲しいと言ったが無視される。

数日後、激怒したクープがヴィクのアパートメントに現れる。リディアのことが記事になっているというのだ。
なんとそこにはリディアがガード下でおもちゃのピアノを弾く写真が載っていた。
ヴィクはサルの店で<グローバル>に勤める記者のマリにリディアの話をしたことを思い出す。

この記事のおかげでマスコミがリディアのところに押しかけ、逃げ出した彼女は病院に運ばれるが、病院からいなくなってしまう。
リディアを探しだして支援をする必要があるというマリから頼まれ、ヴィクはリディアを探すことになる。

一方、バーニーはリディアに近付かないとは約束したが、レオがまた集会でプレゼンをやるので来て欲しいと言ってくる。
集会でレオは図面の何かが気になったようだった。
その集会後しばらくして、レオが公園で死んでいるとバーニーから電話が来る。
その夜、バーニーとレオは野生動物保護区になっている公園に行き、どんな動物が出没するのか見に行くことになっていたという。
痴話げんかでバーニーがレオを殺したのか。それともクープと何かあったのか。

いつしかヴィクはシカゴ経済を揺るがす事件へと足を踏み入れていくことになる。

いつも意図せず、駆けづり回ることになるヴィクがちょっと可哀想です。
誕生日だというけど、何歳になったのか、書いてあったっけ?
前もバーニーに振り回されていませんでした?
でも最後がいい感じで終わってよかったです。
そろそろお年なので、お体を大事にしてほしいと思いますが、ヴィクですから仕方ないのでしょう。今回も怪我しちゃいましたねww。
マリは以前とは変わって信用ならなくなってしまい、ヴィクはガッカリしていました。ファンとしてはヴィクが何歳になっても変わらないでいてくれると嬉しいですよね。

クープが飼っている犬のベアがとっても可愛いんです。
彼(だと思うけど)のような癒やし系の犬が欲しいわ。
うちのような犬づき合いが悪く、外でよく吠える犬(兄犬)とか、家でよく吠えるのに、外でチキンの犬(弟犬)とかじゃなくてね。


「ママ、ひどいです。僕ってこんなに可愛いのに」by ヨーキーの弟

久しぶりの大田黒公園2022/11/10

家の周りの散歩と家での有酸素運動だけではつまらないので、ちょっと足を伸ばして、久しぶりに大田黒公園に行ってきました。
門を入ると、振り袖姿の女性たちが写真を撮っています。


業者ではなく、お友だち同士で撮っているみたいでした。
イチョウはまだ色づいていません。


池の方へ行きましたが、紅葉も今ひとつです。
しばらく来なかったので忘れていましたが、11月下旬じゃなければ紅葉しなかったのだったわ。


池の中に一匹、鷺のような鳥がいました。
望遠レンズがないので、真ん中に小さく写っています。
前は鴨がいたのですが、どこに行ってしまったのかしら?


冬が来るので、木に藁を巻いているようですが、これで何か木にいい影響があるのでしょうかね。


お休み処の裏では水が湧いています。
思ったよりも紅葉が進んでいなくて、ちょっと残念でした。

帰りにウロウロして、間違った道に行ってしまいました。
そうすると、数々の欧米の児童書の翻訳を手掛け、『ノンちゃん雲に乗る』を書いた石井桃子さんが地域のこどものために1958年に始めたと言う「かつら文庫」がありました。(写真が曲がってるwww)


こどもしか利用できないかと思っていたら、大人もできるのですね。
調べたら館内の見学ができるらしいので、次回に見学をしてみたいです。

迷いながら歩いたおかげで(笑)、一万歩以上になりました。
週に一回ぐらいは遠出して、人のいないところを歩きたいです。
次にどこに行こうかしら。

小路幸也 『<磯貝探偵事務所>からの御挨拶』2022/06/03



急にザーと大雨が降って、しばらくすると上がって、太陽が出てきました。
何やら変な天気です。
紫陽花は順調に咲いています。


『<銀の鰊亭>の御挨拶』の続編です。
『<銀の鰊亭>の御挨拶』を読んだかどうか記憶にないのに、何を血迷ったのか間違ってポチってしまったらしく、配信されちゃったので仕方なく読みましたww。

磯貝公太は小樽の高級料亭旅館<銀の鰊亭>で起こった火事を機に警察を辞め、私立探偵になり、札幌にある古いビルの一室を借りて事務所にした。
初めての依頼は元同僚の刑事、鈴元から紹介されたもので、入居したビルの一階にあるアート・ギャラリーの店長・勝木奈々が依頼人だ。
鈴元と奈々は高校の同級生だ。
一ヶ月前から奈々の夫でライトノベル作家の章が帰ってこないので、行方を捜して欲しいという依頼だ。
しかし奈々は親しい人に夫の失踪を知られたくないと言う。
どうすればいいのかと悩む磯貝。

桂沢光は<銀の鰊亭>で、火事の時から記憶消失になった叔母の文と暮らしている。
ある日、大学に行くと、正門の様子がおかしい。警備員の篠塚さんがいないのだ。
彼は芝生のところに一人の女子としゃがみ込んでいた。
いつも正門のところにいる猫の具合が悪いというのだ。
光が動物病院に連れて行くと言うと、そこにいた女子も一緒に行くという。
彼女は一年生の間宮ひかると言い、カメラ好きらしい。
同じ名前だと言うことで盛り上がり、その成り行きで、光と間宮は江別市にある鉄塔を見に行くが、光は鉄塔の写真を撮ることが間宮の目的ではないと気づく。

磯貝と光の話が交互に現れ、どういう風に展開していくのかと思ったら、意外なところで繋がっていきました。
ちょっとご都合主義ではないですかと言いたくなりましたが、笑。
ミステリーと言うと本格的ミステリー作品に悪いので、日本のコージー・ミステリーとしましょう。
北海道の町で起こる事件をみんなで仲良く解いていくなんて、いいじゃないですか。
しばらく北海道に行っていないので、久しぶりに北海道気分が味わえたので、私は満足です。