「きみに読む物語」を観る2007/07/28

湖の側にある老人ホームに住んでいる老紳士は、毎日老婦人に、ノートに書かれている物語を朗読しています。
その物語はある男女の愛の物語です。
映画が進むにつれ、この二人は夫婦で、夫は心臓病に妻はアルツハイマーにかかっていることがわかります。
そして、この物語は彼らの話なのだと。
夫、ノアは妻、アリーに思い出して欲しいから、自分たちの物語を毎日語り続けるのです。
たった5分間でも正気に戻ることがあるならと、そのために何度も何度も語り続けるのです。

アリーは金持ちの娘、ノアは材木置き場に務め、40セントの給料で働く少年。
どうみても釣り合わない二人です。
無理矢理引き裂かれ、彼は彼女に毎日365日手紙を書き続けました。
しかし、その手紙は母親の手によって握りつぶされていたのです。(ここで、疑問。何故アリーの方は手紙を書かないのか?)
アリーから返事が来ないので、諦めた彼は戦争に行きます。やがて戦争が終わり生きて戻って来た時、父親(サム・シェパードが素敵です)は家を売ったから、このお金とノアの持っているお金を合わせ、ある屋敷を買おうといいます。
その屋敷はノアとアリーの思い出がいっぱいある屋敷でした。
ノアは廃墟になりつつあった屋敷をきれいに改装し、そのことが新聞に載ります。

アリーはやがてノアのことを忘れ、ボランティアをしていた病院で知りあった男性、ロンと婚約をします。
彼は弁護士で南部のお金持ちの息子でした。
結婚衣装を合わせているとき、アリーはノアがあの屋敷の前でポーズを取っている写真を見てしまいます。
アリーは自分の気持ちを確かめるために、ノアのところに行きます…。

前に原書、"The NOTEBOOK"を買っていたことを思い出しました。
探すとすぐに見つかったので、読み始めました。
英語は思ったよりも簡単です。
内容は映画を観ていたので、ここが違うという風に違うところを探す楽しみがあるので、読めますが、この本だけを読めと言われると、途中でつまんなくなってしまいそうです。(だから途中で止めたのです、たぶん)
映画とはだいぶ違っています。
映画では10代の頃のデート場面をずいぶん長く描いていますが、小説は10代の頃のことは書いてありません。
その代わりに、二人が再び出会う場面が大部分を占めています。
細部もだいぶ違います。
例えばノアは手紙を毎日書かなかったとか、お金を手に入れたきっかけが違うとか…。
半分まで読んだのですが、出会った次の日、湖に行って雨に降られてしまい、ずぶ濡れでノアの家に戻ったところです。
ニコラス・スパークスの本って主婦層に受けそうですね。
ハーレクインばりですから。

映画を読んだ後に、原作を読むことを進めます。
原作だけでは、辛いものがあります。
ラブロマンスがお好きなら別ですが、笑。

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