ロイヤル・バレエ 「シルヴィア」を観る2008/07/04

なんともはつらつとしたバレエでした。
東京バレエ団の時は、体格的にいろいろでしたが、今回はみんなすらっとして、足も長く、見とれました。
特にエロスの人はいい身体をしてますねぇ。
素人の意見ですが、後ろのコールドそろっていないような感じでした。
そうそう、リフトをしながら、舞台袖から出てきたのにはびっくり。
男性は腰悪くしそうです。

シルヴィア:マリアネラ・ヌニェス
アミンタ:デヴィッド・マッカテリ
オリオン:ティアゴ・ソアレス
エロス:マーティン・ハーヴェイ
ディアナ:マーラ・ガレアッツィ

(第一幕)女神ディアナに使えるニンフのシルヴィアに恋している羊飼いのアミンタが、陰からシルヴィアを見ていると、見つかってしまいます。
シルヴィアに愛を打ち明けるのですが、愛を放棄することを誓っているたシルヴィアは激怒し、エロス像に矢を放ちます。
その矢は、エロスをかばおうとしたアミンタの心臓に当たってしまいます。
エロスは像のはずなのに、何故か弓を引いてシルヴィアに応酬し、今度はエロスの矢がシルヴィアの胸に当たります。
アミンタは死んでしまいますが、シルヴィアはエロスの矢が当たったため、アミンタを愛していることに気づき、悲嘆に暮れます。
そこに、シルヴィアに横恋慕しているオリオンがやって来て、シルヴィアを捕らえ、自分の住む島に連れて行きます。
農民がアミンタの亡骸を見つけ、涙に暮れていたとき、マントをまとった男(実はエロス。変な踊りをします)がやって来て、花びらをアミンタの唇に押しつけると、なんとアミンタは生き返ります。
見知らぬ男はアミンタにシルヴィアがさらわれたことを言い、探しに行かせます。

(第二幕)オリオンの島にさらわれたシルヴィアは、美しい宝石や洋服で誘惑されますが、うんと言いません。
言い寄られるのが面倒なので、踊り続け、オリオンを酔わせます。
そこに、エロスが現れ、シルヴィアを助け、アミンタの所まで連れて行きます。

(第三幕)アミンタとシルヴィアは再会します。が、オリオンが現れ(しつこいぞ!)、シルヴィアをさらおうとします。
シルヴィアは神殿に隠れます。
オリオンが神殿に押し入ろうとしたところ、怒ったダイアナが現れ、オリオンを殺してしまいます。
その上、シルヴィアとアミンタが結ばれることを禁じようとします。
しかし、エロスはダイアナにかつて羊飼いのエンデュミオンに夢中になったことを思い出させ、二人を許すようにします。

や~、単純な話でいいですね。
舞台や衣装が綺麗で、それだけで私は嬉しいです。
「ル・パルク」のパリ・オペラ座はスタイリッシュでモダンだったのですが、「シルヴィア」のロイヤル・バレエは若々しく、かわいらしいですね。

来週は『眠りの森の美女』です。楽しみです♪