Lucy Maud Montgomery "Anne of Green Gables"2008/07/08

英語版『赤毛のアン』は無事読み終わりました。(といっても、先々週ぐらいで終わっていたのですが)
『赤毛のアン』の出版百周年だそうで、そんなに古い本だったんですね。
今は"The Jane Austen Book Club"を読んでいるんですが、英語に関して言えばアンの方が読みずらいですね。
古い英語だからでしょうか。
昔は子供用に書き直した物を読んだため、いろいろな出来事が印象的でしたが、大人になって読むと全然違った印象を持ちました。
意外と事件のことなどはあっさりと書かれているんです。
マリラがそのことについて話している場面では、あんたが悪いじゃないのと突っ込みたくもなることが多いですね。
ですから本の大部分は仕方なく読んでいるという感じになってしまいました。
ところが最後の方のアンがクィーン学院に行く辺りから俄然とおもしろくなりました。
あの偏屈なマリラがアンの成長していくことに誇りと同時に悲しみを覚えたり、お転婆なアンが幼年時代との別れを意識したり、マシューが死んだ後のマリラの様子、アンとギルバートの仲直りなど、心に訴える場面がいろいろとありました。
自分が若い頃に読んだ本をもう一度読みなおすと、違った所に感動したりして、おもしろいものです。