アンジェラ・アキ 「手紙~拝啓 十五の君へ~」2008/09/25

たまに買う週間文春にアンジェラ・アキさんの記事が載っていました。
NHK全国学校音楽コンクールの課題曲としてアンジェラ・アキさんの書き下ろした曲が使われたそうです。
その歌は、彼女の三十歳の誕生日に、母親が送ってきた手紙がきっかけで生まれました。
手紙は彼女が十代の時に三十歳になった自分へ向けて書いたものでした。
アンジェラ・アキさんをテレビで見て知ってはいましたが、歌をじっくり聞いたことがありませんでした。
ただいつもTシャツとジーンズを着ている彼女を見て、飾らない人だなと思っていました。
この私の印象が、「手紙~拝啓 十五の君へ~」を聞いて、間違っていなかったことがわかりました。
彼女は言います。

「大人でもない彼らの悩みは、私の歌を聞いたって、いくらポジティブな言葉をかけられても消えない」「唯一言ってあげられるのは、その苦しみや悲しみにも絶対意味があるし、その意味をわかる日がくるということ。そのメッセージがあれば、痛みや苦しみも耐えられるものに変わると思ったのです」
「誰の言葉を信じ歩けばいいの?」という問いかけに 「自分の声を信じて歩けばいいの」と返す。

十五歳の自分が何を悩み、何を考えていたのでしょう。
大人になった今、振り返ってみると、常にボーとして生きていた私は、全く思い出せません。
思い出せないような本当に些細なことに悩み、苦しんでいたのでしょうね。
でも、その時はそれが大きなことに思えていたのです。
大人は子供を通り越してきたのですよね。
それを忘れて、みんな今という日常に埋没してしまっています。
そんなことを、思わせられる歌です。
この歌はyoutubeで聞けますので、聞いてみて下さい。
特に歌詞が素敵です。

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