「米田知子展―終わりは始まり」 at 原美術館2008/10/12

週間文春で「夫婦でデートに訪れたい美術館」という特集をやっていました。
一位は地中美術館(香川県)、二位は金沢21世紀美術館、三位に原美術館が入っていました。
「都会のオアシスのような美術館」「モダンな雰囲気のなかで最新のアートに触れられます」等書いてあったので、行ってみました。

品川駅のプリンスホテル側に出て左に曲がり、ずっと行くと10分ぐらいで美術館に着きます。
入り口は狭く、そっけないのですが、階段などはしっかりした作りです。
東京国立博物館や和光ビルを設計した渡辺仁により設計され、1938年に邸宅として建造されたそうです。
この美術館は主に1959年代以降の現代美術作品を収集しています。

米田知子さんは1965年生まれのロンドン在住の写真家です。
彼女の写真はたぶん初めて見たと思います。
なんの変哲もない壁紙や一見すると平和な街角、観光スポット、海辺、野原などが写っています。
しかし、題を読むと、その風景に意味が与えられます。
ノルマンディー上陸作戦の海岸、国際諜報団密会場所、血の日曜日事件現場、北アイルランド、エストニア、サイパン島、地雷原、サラエボ…。
美しいものの中に刻印された悲惨な記憶。
解説によると「見えないものを見る」視線が彼女の写真の特徴だそうです。
「炭鉱―南満州鉄道の重要財源になった露天石炭、撫順」の煙った風景が印象的でした。

庭を見ながら、カフェダールでお茶をしました。
展覧会にあわせてオリジナルケーキを出しているというので、そのイメージケーキを頼んでみました。
杏仁豆腐の上に胡麻のクリームが丸くもってあるものでした。
若いカップルと家族が多く、子供が芝生の上を駆け回っています。
ゆったりとした時間を過ごせました。(写真は二階の屋上から見たカフェ)

帰りにつばめグリルに寄りました。
お腹の調子の悪い私は、ハンブルグステーキではなく、ロールキャベツ ポトフ仕立てを食べました。
お腹いっぱいになり、安くてお勧めの店です。
が、お客は60歳以上の人が多いです。若者向きではないのかしら?

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