レニングラード国立バレエ 「新春特別バレエ」2009/01/03

ボリショイ・バレエがよかったので、二大巨頭といわれている片方のレニングラード・バレエもいいのだろうと、すごく期待をしていました。
今回は相棒(夫)も一緒。
彼はバレエ初体験なので、わかりやすいものをと思って、これにしたのですが、よかったのかどうか…。
とにかく地味に見えてしょうがなかったのです。
ボリショイのダイナミックさを知った今、何を見ても地味にしか見えないのかしら。

第1部「くるみ割り人形」より第2幕~おとぎの国~
マーシャ:イリーナ・ペレン
王子:アルチョム・プハチョフ

第2部「白鳥の湖」より第1幕2場~オデットと王子、湖畔の出会い~
オデット:イリーナ・コシェレワ
王子:ニコライ・コリパエフ

第3部「眠りの森の美女」より第3幕~オーロラ姫の結婚式~
オーロラ姫:サビーナ・ヤパーロフ
デジレ王子:アンドレイ・ヤフニョーク

レニングラードの「くるみ割り」は2007年12月に見ていますが、舞台は前の方がいいような。
スペイン人形のオリガさん以外はこれといってよくもなく悪くもなく…。
見てもいいかなと思えたのが「白鳥の湖」です。
レニングラードのは、最後にオーソドックスに二人が共に消えていく版のようです。
コールド・バレエがきれいそうです。
「眠り・・・」では、王様が白塗りで出てきてびっくり。
その上、オーロラとデジレはかつらをかぶっているんですよ。
地毛ではだめなのかしら?
衣装もかわいくないし…。
ボリショイの時も思いましたが、ファッションセンスが違うのかもね。
御伽噺の中の登場人物が出てくるんですが、なんか今一。
狼や長靴を履いた猫のみかけがかわいくないのです。
それに人食い鬼なんか出さなくてもいいんじゃないなどと思ってしまいました。
フロリナ姫と青い鳥のパ・ド・ドゥは好きなのですが、ちょっと華がありません。
一番のハイライトのオーロラとデジレ王子の踊りは何故か盛り上がりませんでした。
何故でしょうね。
サビーナさんにオーラが少ないのかしら?
オーケストラのテンポのせいかしら?観客のせい?
「眠り・・・」のチケットは買っていないので、よかったかも。
日本に来たばかりでしょうから、ダンサーも疲れているのかもしれませんね。
ひょっとして、レニングラード・バレエは「白鳥」とか「ジゼル」系のバレエが得意なのかもしれませんね。
次回に期待しましょう。

相棒にまた見たいかと聞くと、「見てもいいかも。なにか曲芸を見ているようだ。何かすごい技をすると、拍手をするんなら、マッスル・ミュージカルを見るほうがいいんじゃない」と言っていました。
これにはボリショイ・バレエの岩田さんが言っている言葉が関係しているのですが、詳しくは明日にでも書きます。