休みに読んだミステリー2009/01/06

12月はシリーズ物がたくさん出版されていました。
その中の1冊目はクッキング・ママ・シリーズ、『クッキング・ママのクリスマス』。
ケータラーのゴルディ・シュルツが主人公ですから、おなじみの美味しそうな料理の数々が出てきます。
ケータリング料理ってそんなに美味しいと思ったことがないのですが、アメリカのは読んでいるだけで、本当に美味しそうです。
ミステリーとしては、ゴルディと離婚した、いけすかない暴力夫が、前作で死んでからトーンダウンです。
なにやらゴルディは危ない感じになってきました。
殺人事件を解決することに生きがいを感じているような、自ら進んで危ない目にあっている感じになっています。
シリーズとして続けていくのも大変なのでしょうね。
今回は古い地図にまつわる殺人ですが、死んだはずの女性が現れたりと、ゴルディーピンチ。

2冊目は女性検事補アレックス・シリーズ第十弾『焦熱』です。
マンハッタン地方検察庁性犯罪訴追課長アレグザンドラ・クーパーが、相棒のニューヨーク市警殺人課刑事、マイク・チャップマンと特殊被害者課刑事、マーサー・ウォーレスと共に性犯罪に挑みます。
ニューヨーク湾に浮かぶガバナーズ島が事件の舞台になります。
ガバナーズ島はバッテリー・パークからフェリーに乗って行けますが、かつては海軍施設があり、近年では海上警備施設として使用されていた島で、今は夏季に一般公開されているそうです。
前作ではマンハッタンの地下の様子が出てきて、今回はガバナーズ島。
ニューヨークの歴史の勉強になりますわ。

三冊目は転職・ミステリ・シリーズ第三弾『おかけになった犯行は』。
夫への慰謝料を払うのが嫌で逃げているヘレン・ホーソンは前回までブティックから本屋と職場を変え、今回は電話セールス会社に勤めています。
ヘレンはセールスの電話をかけているうちに、女性の断末魔の叫びを聞いてしまいます。
警察に殺人があったと電話しても、信じてくれません。
しかし、被害者の姉は信じてくれ、二人で事件を調べることになります。
となりの透明人間だった男性が現れて、ヘレンといい関係になったりと、ヘレンの生活にも変化が現れますが、三作目になるとマンネリかしら?

四冊目は本当にシリーズになってしまったガラーノ・シリーズ第二弾です。その名も『前線 捜査官ガラーノ』
また女地区検事、モニーク・ラモントから45年前に起きた事件の捜査を押し付けられます。
結構モニークに事件を押し付けられるのが快感だったりして。
彼女もいろいろとあるんですよ。
話は前回ほどスピード感がなく、凡庸ですね。
私は前回同様におばあちゃんにとっても興味があります。
というわけで、シリーズ物、今ひとつでした。

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