「天国に誓う白球」を観る2009/07/20

asahi.comを見ていると、20代の若者の海外旅行ばなれが進んでいることが書いてありました。
「安定した職に就けない若者が増える一方、正社員も収入や休暇が減っている。
就職氷河期を経験した「ロストジェネレーション」の余裕のない暮らしぶりが海外旅行需要にも表れている」などと書いてありますが、就職をした人達はそうかもしれませんが、大学生など海外へ行こうという気持ちが薄いような気がします。
重いバックパックを持ってアジアなどを放浪するなどということは、今のファッショナブルな大学生にはダサいことなのではないでしょうか。
それよりも、彼女や彼氏とハワイやグアムなど南国に行く方が多いような気がします。
相棒に聞いてみると、大学時代に海外に行こうなどと思ったこともないそうです。(こういう人がいることが不思議でしたが・・・)
そういう若者が増えているのかもしれませんね。

話は変わって、昨日遊びに行く前に見たTV番組を紹介します。
私は昔から高校野球は嫌いでした。
近頃、北海道の高校も甲子園に出るほどになってから、少し興味を持ちましたが。
高畠導宏さんのことは、もちろんこのドキュメンタリーを見るまで知りませんでした。
高畠さんはプロ野球五球団を渡り歩いた、伝説の打撃コーチで、アメリカで活躍しているあのイチローや田口を教えたそうです。

50歳を過ぎてから、コーチ業の参考になればと大学の通信教育で心理学を学び、学んでいるうちに教職を志すようになりました。
五年をかけて教員免許を取ったそうで、この頑張りには驚きます。
彼が教壇に立ったのは、なんと59歳。
九州の大宰府市にある私立筑紫台高で社会を教えることになったのです。
アマチュア規定というのがあって、プロ野球で働いていた人は2年間アマチュア選手を教えられないそうで、高校で社会を教えながら、野球部の監督になる日を本人も、そして生徒も待っていたのです。
しかし、1年後にガンが彼を襲い、60歳で亡くなります。

彼の好きな言葉は「気力」。
「気力」があれば、何でもできる。「意識すれば気力は出る」。「自分で決めたら、最後まで諦めるな」。「コーチは教えないこと」。

彼の意思を継ぎ、30歳の若い監督が頑張っています。が、なかなか甲子園への道は遠いようです。(今年は三回戦まで行っています)

彼の一生を見ていて思ったのは、いくつになっても「気力」さえあれば、不可能はないということです。
やりたいことがあったら、躊躇せずにやるということが大事なんですね。
躊躇していると、彼のように志半ばで亡くなるということがあるかもしれませんから。

最後に彼の言葉を載せておきます。

「人生そのものので大切な伸びる人たちの共通点」
1.素直であること
2.好奇心旺盛であること
3.忍耐力があり、あきらめないこと
4.準備を怠らないこと
5.几帳面であること
6.気配りができること
7.夢を持ち、目標を高く設定することができること

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