紅葉を見に奥多摩へ2009/11/28

相棒の知り合いが奥多摩にいい宿があるからと紹介してくれたので行って来ました。西武線で用事があったため、西武線で拝島まで行き、青梅でJRに乗り換え御岳で下車しました。


どこにも寄らずに、遊歩道を歩いて宿に行きました。


旅館はゆずを使った料理で有名で、お風呂はゆず湯だそうです。この辺りにはゆずの木が植えてあります。


紫式部もありました。


宿は川の側にあり、古い木造で新館も20年は経っているそうです。
着いてから夕食まで時間があったので、ゆず湯に入りに行きました。
微かにゆずの香りがします。湯船の中のゆずを数えてみると37個ありました。(夕食後には34個に減っていましたが、何故でしょう?)



楽しみだった夕食ですが、料理全体にゆずが使われていますが、味は…。
量も少なく、相棒はお腹がすきそうだと心配していました。
私達みたいな大食いには少なすぎたみたいです。
まあ、宿代も今まで泊まったところに比べると大分安いので、仕方ないのでしょう。
夕食後にもう一度ゆず湯に入りにいきました。 
布団を敷きにきてくれたおじさんと話をしました。奥多摩の紅葉は少ないそうです。何故かというと、紅葉する木が少なく、山には杉の木ばかり生えているのだそうです。林業の衰退のため、山の手入れをすることがなくなったので、山の持ち主が杉を切らないでほってあるということです。
スギ花粉のことがテレビなどで取り上げられていますが、奥多摩に住んでいる人はスギ花粉に慣れているのであまり花粉症の人がいないとのことです。(本当かな?)

翌日の朝食は普通の家のような簡素なものでした。(この宿は食事を期待しないほうがいいようです)   
宿を出て、遊歩道を歩いて軍畑(いくさばた)まで行くことにしました。いい天気なので、汗が出てきます。
途中にシニア世代の人のグループに三組ぐらい会いました。10人ぐらいの人がグループで歩くなんて、私には信じられません。山登りやハイキングはせいぜい5~6人ぐらいのグループが一番いいと思うのですがね。

ゆずが道端で売られていました。


喫茶店らしきところに猫がいました。この猫、とっても人なれしているらしく、写真を取ろうとすると、突進してきました。
 

川ではカヌーの練習をしています。
大学生の時に多摩川で川くだりをしたことがあります。カヌーではなく、ゴムボートでしたが、結構おもしろかったです。残念ながら私は泳げないので、カヌーはできませんね。


大きくて、素敵な木があったので、抱きついてみました。何かの本に木に触るといいと書いてあったので、いい木があるといつもやるようにしています。(ただし、人のいない時に)木から元気をもらえます。


川のせせらぎの音は耳に心地のよいものですね。久しぶりの命の洗濯でした。


 軍畑の駅の案内板のところで、シニア世代夫婦の妻が、「お父さん、どこに行くのよ。いっぱいコースがあってどれがいいかわからないじゃない」などと言っていました。
ひょっとすると、退職してから暇なので山歩きをやり始め、よく下調べもしないで来たのかしら?だからシニア世代の遭難が増えている?この夫婦、心配です。

しばらくすると、立川方面行きの電車が来るというアナウンスがありました。急いでホームに出ると、なんと止まりません。リュックを担いだおじさんが食べかけのカップ麺を持ちながら走ってきました。
「なんだよ。電車が来ると言ったので、急いで来たのによ」
 
天気のよい、いい日でした。