パリ・オペラ座バレエ団 「ジゼル」2010/03/24

北海道に行っていたので、時間が経ってしまい、記憶もあやふやですので、簡単に書きます。(途中、よくあるのですが、書いたものが消えてしまいました。
Window 7買おうかどうか、悩むこの頃です)

3月20日(土) 13時半開演 東京文化会館

ジゼル:アニエス・ルテステュ
アルブレヒト:ジョゼ・マルティネス
ヒラリオン:ジョシュア・オファルト
ミルタ:マリ=アニエス・ジロー

《第一幕》


「ジゼル」は三回目です。ペレン、ニーナ、そしてアニエスと三者三様のジゼルです。
今思うと、ペレンのジゼルはあまり病弱な感じがしませんでした。アニエスは、見かけが私好みで、いかにも心臓が弱そうな雰囲気を出していました。
アルブレヒトに会えて、嬉しいんだけれど、照れてしまい顔を見られないという初心なジゼルです。
アルブレヒトが自分に嘘を言っていたと気づいた時、静かに狂乱に陥っていくところには、思わず涙が出てきました。
その一方、アルブレヒトは今まで以上にプレイボーイで、しつこくジゼルに迫ります。自分の身分がばれた時も、そ知らぬ顔を決め込んでいました。
しかし、ジゼルが徐々に壊れていく時、自分は関係ないと、視線をそらせながらも、良心の呵責に苦しんでいる様が伺えました。
ヒラリオンは、残念ながらそれほどジゼルを愛しているようにも思えませんでした。なんか、存在感が薄かったです。

《第二幕》
ジロー姉御に会えるのを楽しみにしていました。
ミルタということで、彼女にぴったりと思ったのですが、あまり硬質な感じがしません。アルブレヒトが懇願するのを拒絶し、顔を背ける時に、もっと毅然とした冷たさを出しても良かったのでは?

 
ウィリたちの踊りは、前のグルジアよりは良かったです。(当たり前か)
ついつい、ウィリが出てきたところで、ウトウトしそうになってしまいました。(これからボーと見ないようにしなければ・・・)
ウィリになったジゼルは、顔に表情がありませんでした。贅沢をいうと、もっと幽玄なところが欲しかったかも。
それでも、最後の場面にはジーンときました。

今まで見た中では一番の「ジゼル」でした。