カミラ・レックバリ 『氷姫』 ― 2010/04/06
スウェーデン・ミステリーの『氷姫』。ちょっと題名がダサいですね。
スウェーデンというと、イケアなどの白木の家具が有名で、なんとなく明るいイメージですが、本を読んでみると、港町独特の暗く狭い人間社会が出てきます。

両親の急死のため、故郷の小さな港町、フィエルバッカに戻り、後片付けをしていたエリカは、偶然、子供時代に仲良しだったアレクサンドラ・ヴィークネルの死体を見つけます。
アレクサンドラは浴室で血の海に浸かっていました。
あんなに仲がよかったのに、アレクサンドラは何も言わずにエリカの前からいなくなってしまっていたのでした。
アレクサンドラは浴室で血の海に浸かっていました。
あんなに仲がよかったのに、アレクサンドラは何も言わずにエリカの前からいなくなってしまっていたのでした。
彼女は誰でも羨む美人で、ギャラリーを経営し、夫は資産家という裕福な生活をしていました。
一方、エリカは今だ未婚で、女流作家の伝記本を書く作家です。
エリカはアレクサンドラの死にかかわったことから、彼女のことを本にしたいと思い始めます。
最初は自殺かと思われていたのですが、アレクサンドラは殺されたことがわかり、事件を担当したのが、エリカの幼馴染でターヌムスヘーデ警察署刑事のパトリックでした。
エリカとパトリックは一緒に協力してアレクサンドラの事件を解決しあうことにより、いつしか愛し合うことになります。
エリカとパトリックは一緒に協力してアレクサンドラの事件を解決しあうことにより、いつしか愛し合うことになります。
アレクサンドラの過去には一体どんなことがあったのでしょうか。
どんな国にも、小さな地方都市では同じような雰囲気があるんですねぇ。
町の人々はお互いに知り合いで、他の家庭のことは詳しく知っていて、自分の子供に起こったことは他人から隠そうとし、そのことが不幸を招くんです。
DV夫が出てきたりして、スウェーデンであれ、どこであれ、同じような問題があるんですねぇ。
不思議な魅力のある本です。次回作が楽しみです。
どんな国にも、小さな地方都市では同じような雰囲気があるんですねぇ。
町の人々はお互いに知り合いで、他の家庭のことは詳しく知っていて、自分の子供に起こったことは他人から隠そうとし、そのことが不幸を招くんです。
DV夫が出てきたりして、スウェーデンであれ、どこであれ、同じような問題があるんですねぇ。
不思議な魅力のある本です。次回作が楽しみです。
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