村上春樹 『1Q84 BOOK3』2010/04/19

 
『1Q84 BOOK3』が発売されるというので、発売日、仕事帰りに書店に行ってみました。な~んだ、本が山積みではないですか。
ニュースでは書店に人が並んでいる様子が写っていましたが、一体どこの書店の話なんですか?


BOOK1&2は、それほど好きではありませんでしたので、それほど期待せずに読み始めました。
BOOK3、気に入りました。
文が美しいんのです。
夜空に冴え冴えと浮かぶ月を見たくなりました。
村上春樹の文を美しいと思って読んだことはありませんが、BOOK3はなにやら今の私に心地よかったようです。
文学論など私にはできません。何がよかったの?と聞かれても、なんと言ったらいのかわかりません。
孤独な魂と魂が引き合い、紡いでいく話が、この上もなく美しく感じたと言えばいいのでしょうか?
 
BOOK2の終わりに、「さきがけ」のリーダーを殺した青豆は、BOOK3では身を隠しています。
公園の滑り台の上にいる天吾を見て以来、彼女の願いはなんとしても天吾と会うことになりました。
そして、気づいたのは、自分が妊娠しているということです。それも、天吾の子を。

「さきがけ」は弁護士の牛河を使い、青豆の行方を捜させます。
牛河は天吾と青豆の接点を探りあて、天吾を見張り始めます。
天吾は、NHKの集金人をしていた父親が、千葉県にある療養所に入院していることを聞き、会いにいきます。
父親は意識不明になっており、その枕元で天吾は本を読み続けます。
天吾もまた、青豆に会えることを願っていました。

青豆と天吾は会えるのでしょうか。
リトルピープルとは?空気さなぎとは?
謎はまだ解けません。

BOOK4で、どんな展開になることか、楽しみです。

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