「ER 第1シーズン 第一話~七話」を観る2010/04/29

「ER」を借りてみました。
NHKで夜中にやっていたのを何回か見ています。
調べてみると、なんと第15シーズンまであるんですね。すごい。

 
第1シーズンは、ジョン・カーター(写真中央左の男の子)がインターンとしてERにやって来た日から始まります。
カーターの指導教官のベントンがレジデント2年目だということで、手術もできるものとできないものがあり、心臓外科部長に手術を引き継ぐことがあります。
こんなんで指導教官ができるのですね。

アメリカの医者の階級はどうなっているのでしょう。
メディカルスクールを出たら、インターンシップを一年間やり、各科を回ります。
インターンシップの後に各科ごとに期間の違うレジデンシーに進み、3年~6年研修し、認定試験に受かれば「一般内科医」や「一般外科医」になれるそうです。
そして、フェローシップという専門医研修があり、各科3年~10年の研修の後、専門科認定試験に合格すると、「○○科専門医」になり、高度な医療行為を行えるのです。

カーター君はこれから何年も研修を受けないと、専門医になれないのですね。

左上の男性がマーク・グリーン。
彼には弁護士試験のために勉強している妻と娘が一人います。
ER勤務のため、なかなか家にも帰れず、妻は妻で勉強に忙しく、すれ違いの生活をしていました。
しかし、やっと妻が弁護士試験に合格し、ミルウォーキーに職を得ます。
奥さんが合格を知らせに病院に来て、二人で病院の部屋に篭り○○○をしている時に、ブザーを押してしまい、病院の看護師と医師が急いでやってくるという場面にはふきだしてしまいました。
誠実で頼りになる彼も、こういうことをしちゃうんですね。
彼は妻と子のために病院を替わるかどうか、悩んでいます。

右上の男性は、そう、あのジョージ・クルーニーです。
映画俳優として有名になる前の彼は若々しいですね。
小児科医としては信念があり、尊敬できるのですが、いかんせん、女癖が悪く、真ん中の看護師、キャロル・ハサウェイと前に付き合っていました。
彼女が自殺未遂をしたことで、自責の念に駆られ、また付き合ってくれと迫りますが、キャロルは断ります。
 
右端の男性はカーターの指導教官、ピーター・ベントンです。
第1シーズンでは奨学金をもらうために、頑張っています。

左端の女性はスーザン・ルイス。奔放な姉に困らされています。彼女のせいで、精神科医の彼とも上手くいかなくなります。
 
この6人の主要メンバーの他に、看護師や受付などのスタッフがいます。

一番心に残ったのは、やはり人が亡くなる話です。
老夫婦の妻が運ばれてきます。だんだんと呼吸ができなくなるので、呼吸器をつけるかどうか夫に聞きます。夫は妻が亡くなることに耐えられず、つけてくれと答えます。しかし、妻は断ります。死に行く妻に歌を歌う夫の姿は、なんとも言えませんでした。

心臓病の男性の話もよかったです。
その男性は長年心臓病をわずらっており、後は心臓移植しかないと言われていました。しかし、移植する心臓が見つからず、これ以上もたないという状態になります。
彼と同じように妻と子のいるグリーンは心臓を捜し奔走しますが・・・。
 
DVDを見ながら、医者って大変な仕事なんだなとつくづく思いました。
頭だけではなく、体力も必要なのですから。
それだけにやりがいもあるのでしょうがね。