J.D.ロブ 『過去からの来訪者』2010/05/27

イヴ&ローク・シリーズの23作目。


やっと二人が結婚してから2度目のクリスマスになりました。
友人のメイヴィスが妊娠して、かれこれ三冊目(だと思う)ぐらいになるのに、今だに子供は生まれていません。伸ばし過ぎ!

イヴのところに昔の里親の女性が会いに来ます。
昔のことを思い出し、イヴは混乱し、取り乱してしまい、彼女を追い出してしまいました。
その女性はトルーディ・ロンバードといい、イヴのような里子の女の子たちを精神的に虐待していました。
ロンバードの目的はイヴを昔のことで恐喝するということでした。
イヴに追い出されたロンバードは怒り、ロークに会いに行き、イヴの過去を知られたくなかったら、お金を出すようにと言います。
もちろんロークは断ります。
イヴはきちんとロンバードに会って話をつけようとします。
ところが、イヴがホテルに行くと、ロンバードは何者かに殺されていたのです。
ロンバードは息子とその嫁と一緒にニューヨークに来ていました。
調べてみると、他の里子たちも恐喝していたようです。
一体誰がロンバードを殺したのでしょうか。

イヴの家のクリスマスパーティの様子とロークのプレゼントがとっても豪華でうらやましくなります。
ロークのプレゼントは、くすんだ黄緑色で裾の長いカシミアの部屋着、拡大鏡、耳から下げるタイプのダイヤモンドのイヤリングなどの宝石。
一方イヴのは、「ロークの世界」というゲームとイヴが警察のアカデミーに入った頃の写真です。
そういえば、ずっとプレゼントなんてもらってないわ。
日本の男性ってケチですねぇ。

イヴ&ローク・シリーズの次作は、きっとメイヴィスに子供が生まれるでしょう。
一体何巻まで続くんでしょうね。「
世界最長の小説シリーズ」、ペリーローダン・シリーズのようになるとすごいのですが。
ちなみにペリーローダン・シリーズは5月現在で377巻まで発行されているそうです。
私は中学校の時にSFファンの友人がいたので、最初の方は読んだはずです。
内容は忘れちゃったけど。