「カールじいさんの空飛ぶ家」を観る2010/07/26

久しぶりにエドウィンショップに行くと、ミッキー&ミニーの新作が出ていました。

 
ジーンズの生地で出来ているのがいいのです。スヌーピーとかキティちゃんよりキャラクターがデニムに合っているみたい。
 
映画になった時に評判がよかったのが「カールじいさんの空飛ぶ家」でした。見に行こうと思っていたのですが行けず、DVDを借りました。

映画の最初に、幼い頃、互いに冒険にあこがれる少年、少女として出会い、恋に落ち、結婚し、子供ができたのですが駄目になり、二人でずっと仲良く暮らしていた場面が続きます。ここでちょっとウルウルします。


愛する妻のエリーが病気になり、亡くなり、たった一人になったカールは家に引きこもり、誰とも接触をもたずに暮らしていました。

いつの間にか彼の家の周りは開発され、高層ビルが立ち並び、ポツンと彼の家だけが昔のままで残されていました。もちろん開発業者からは土地を売るようにとの圧力があります。それでも彼はエリーとの思い出のいっぱい詰まった家を手放すことはできませんでした。

彼とエリーの郵便受けが工事中に壊された時、カールは自分を制御できず、工事の人を殴ってしまい、開発業者の思う壺になってしまいます。
立ち退きをせざるえなくなり、老人ホームに行くことになるのです。

そういう彼の所にラッセルというボーイスカウトの少年がやってきます。彼はバッチを集めていて、後ひとつ、「老人の手伝いをする」という任務のバッチだけが残されているのです。彼はカールに手伝いをさせて欲しいといいますが、カールは相手にしません。

立ち退き前夜、エリーの作った「わたしの冒険ブック」を見ていたカールは決心します。エリーとの約束を守るために、風船をつけた家と共に冒険に出かけると。

ここまではとっても素敵な話だったのですが、風船をつけた家が空を飛ぶという奇抜さが、私には理解できませんでした。一晩でこんなにたくさん、風船を膨らませることができるはずないじゃん!

とにかく家が空を飛んでから、しばらくすると、ドアにノックが。誰かと思うとボーイスカウトのラッセル君です。床下に鳥(名前を忘れた)を探しに行っていたそうです。

嵐が来て、どうなるのか・・・と思っていたら、いつのまにか南アフリカに。(早すぎる!)
そして、エリーと行こうと言っていた滝が目の前に。
ラッセルに家まで帰るようにとカールは言い(アフリカなのにバスかよといいたくなる)、高度を下げるのですが、下げすぎたのか、家を引っ張りながら歩いて滝まで行かなければならなくなります。
そこに変な鳥が現れ、何故かラッセルのことを気に入ってしまいます。
そして、その鳥を追う人間の言葉が話せる犬軍団が・・・。

犬がとってもかわいいです。ボールを投げると、自分たちが何をやっているのか忘れて飛びつくなんて、やっぱり犬は犬。

この後はあまり子供用とは思えない悪人が出てきて、もちろんカールじいさんたちは勝つんだけれどすっきりとはせず。
最初の10分間のジーンと来る場面を思うと、この悪人と戦う場面があまり好きではありません。
つっこみがいのある場面が多すぎです。
でも最後はまたしんみりさせてくれます。

冒険から戻ってきたカールじいさんにとって、家を捨てた時から、エリーのいなくなった世界が新たなる冒険になったのです。
愛する人と別れた時に、新たなる冒険に出られるかどうか…。人は人との関係で生きていけるんだなと思った映画です。