田丸公美子 『目からハム』2012/01/16



シモネッタのドラゴン姥桜』で息子さんが東大に入った顛末を書いたシモネッタさんですが、彼女、大学時代から35年間、イタリア語の通訳をしています。
もう超ベテランですね。

「目からハム」とは、日本語で「目から鱗」と同じ意味なのです。
何故ハムなのかしら?目にハムは大きすぎると思うのですが?

イタリアといえば、脱税がひどく、国民もいい加減に見えますが、とにかく人生を楽しんでいるという印象です。(あくまでも私の印象ですよ)
私などは自分の感情に素直に生きている姿が羨ましいです。日本人は感情を表すのを嫌いますから。
前の眼科の主治医から「イタリア人のように生きればいいんだよ」と言われました。緑内障が一番少ないのがイタリアだそうです。ストレスが少ない生き方をしているんですね。

そういえば、テレビ番組で女の人が「私の頬にキスして」という看板を持って町で立っていると、一時間で何人の人がキスしにやってくるかというのをやっていました。比べたのは日本と韓国とイタリアだったと思います。
日本と韓国は10人程度だったのですが、イタリアは老若男女は問わず、50人以上がキスしに来ていました。流石イタリア。特に中年以降の老年になりそうな男性が嬉しそうにキスしてました。頬にキスしてから、唇にもしたいとか言ってました。
日本だったら年甲斐もなく「いやらし~い」、なんて言われちゃいますよね。

シモネッタというあだ名がついているくらいですから、田丸さんは下ネタをよく書いているらしいのですが、この本にも満載です。でも、ちっとも嫌らしくありません。
それにしてもイタリア人の下ネタジョークにはびっくりしました。本当に言っているのかしら?
どういうものか知りたい人は本を読んでみてくださいね。

下ネタばかりが書いてあるかと思われると困るので、まともなところもあると強調しておきますね。
通訳になりたい人は是非とも読んでください。この本は通訳の楽しみから辛さまで、ユーモア交じりに書いてあります。下ネタよりもこっちの方が主です。
私は通訳にはなれないと思っていましたが、この本を読んで、なろうとは思わなくなりました。とてもじゃないけれどやれませんわ。

イタリア人のように「マンジャーレ、カンターレ、アマーレ(食べて、歌って、愛して)」を人生訓にしていこうと思います。
あ、私は「食べて、歩いて、悪態ついて」かもしれませんが。

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