和田はつ子 『雛の鮨』2013/01/06

あの・・・、私、別にハルキ文庫の回し者じゃござんせん。
実は、このシリーズもハルキ文庫なんです。


主人公は元侍で今は料理人であるけれど、闇の仕事を請け負う隠れ者でもある季蔵です。

季蔵は許嫁を奪われ出奔し困っているところを、日本橋にある料理屋「塩梅屋」の先代に拾われ、料理人の修業を積みました。
先代が亡くなったため、先代の愛娘のおき玖と下働きの三吉と三人で「塩梅屋」を切り盛りしています。
季節ごとに、頼まれた相手によっても先代の覚書を参考に献立を考えるという季蔵の料理の腕には脱帽です。
意外と江戸時代には美味しいものがあったんですね。

季蔵が先代から継いだのは料理屋だけではありません。
先代の長次郎は北町奉行所の烏谷椋十郎の下で、「江戸の闇深くに潜む悪を見つけ出し、時には成敗する」という隠れ物だったのです。
季蔵の人となりを知っている烏谷は、強引に季蔵にこのお役目を引き継がせました。
流石元武士だけあって物おじせずに悪に立ち向かいます。
格好いいぜ、季蔵。
彼を巡る女性たちもいて、ひょとしてこれもドラマ化か?
(この頃本からのドラマ化が多くないですか?「みをつくし料理帖」シリーズもドラマになったらしいですが、見た方、どうでした?)

こういうシリーズ物はついつい続けて読んでしまいます。
「立場茶屋おりき」シリーズと同じように毎月新刊がでるようです。
今月も買ってしまいそうです。


犬の話題もそろそろ終わりになります。(たぶん・・・)
本格的に仕事が始まると、なかなか写真は撮れません。
小さな時に、もっと写真を撮っておけばよかったと後悔しています。

犬用の福袋を見つけました。
おやつがいっぱい入っています。並べてみると、わんこがクンクン匂いをかぎにやってきました。


今あるおやつがなくなってからあげるからね。
「今、食べたいなぁ~」

そういえばわんこに2通、年賀はがきが来ていました。
犬にも年賀はがきなんて、すごいですね。

おもちゃと遊んでいる時に鞠みたいに丸まっているのがおもしろいです。



明日から金曜日までのお留守番、大丈夫かしら。
心配です。


「僕も」