ポール・ギャリコ 『トマシーナ』2013/01/26



ぶたぶた図書館』で取り上げられていた『トマシーナ』をやっと読みました。
絵本ではなくてファンタジーですので300ページ以上ありますが、サクサクと読めます。

獣医をしているのに動物に愛情を感じられないマクデューイ氏の娘メアリ・ルーはトマシーナという猫を飼っていました。
マクデューイ氏は医者になりたかったのですが、獣医をしている父親に無理やり後を継がされた上に、妻は動物から病気を移されて亡くなってしまいます。
そのため彼は娘以外に愛情を感じられなくなっていたのです。

ある日、トマシーナが病気になります。
メアリ・ルーは父親に診てもらおうと、禁じられていた動物病院にトマシーナを連れて行きます。
しかし、ちょうどその時、目の見えない年よりの目の代わりになっていた犬が車に轢かれ、その犬を助けるために難しい手術を行わなければならなくなります。
マクデューイ氏はトマシーナを一応診るのですが、彼女の病気は治らないからと安楽死を申し渡します。

メアリ・ルーの友人たちはトマシーナのために盛大なお葬式をしてくれました。
メアリ・ルーの心はトマシーナと共に死んでしまいました。
マクデューイ氏がそれに気づいた時、メアリ・ルーは衰弱しており、彼女の命は風前の灯火でした。

しかし、奇跡は起こります。


昔、萩尾望都の『トーマの心臓』を読んだ時に自分に息子が生まれたら冬馬という名前にしようかと思ったことを思い出しました。
トーマは男名でトマシーナが女名なんですね。

犬用本でいい本があったら、どなたか教えてくださいませ。
ミステリーでは頭のいい猫、シャム猫ココとかトラ猫ミセス・マーフィとかが出てくるのですが、犬は思い当たりません。
犬って愛想がよくて人間に懐き過ぎて、頭がよさそうに見えないからなのでしょうね。

さて、うちの犬ですが、40分ぐらい散歩したのですが、まったく疲れを見せません。散歩の最期までグイグイとリードを引っ張っていました。
ちゃんとお散歩しているように見えるやり方を覚えました。
簡単です。リードを短く持つことです。そうするとリードを引っ張れないので、ちゃんとお散歩しているように見えます。
不思議なのは風に吹かれて飛んでいる葉っぱを追いかけて咥えることです。
散歩中、ずっと葉っぱを咥えています。
途中で出会うどの犬を見ても葉っぱなんて咥えていません。
家の犬だけ特別なんでしょうか?

私にかまってもらえない時はベッドで遊んでいます。


「コラ!」と声をあげると・・・。


「僕、何にも悪いことしてないもん」という顔でこちらを見ます。


普通にしているとかわいいのにね。

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